玉虫厨子 : 飛鳥・白鳳美術様式史論
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著者
書誌事項
- タイトル
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玉虫厨子 : 飛鳥・白鳳美術様式史論
- 著者名
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上原, 和, 1924-2017
- 著者別名
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ウエハラ, カズ, 1924-2017
- 学位授与大学
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九州大学
- 取得学位
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博士 (文学)
- 学位授与番号
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乙第5253号
- 学位授与年月日
-
1992-10-15
注記・抄録
博士論文
資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト
コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文
目次
- 目次
- 序文 わが邂逅
- 例言
- 序篇 近代における玉虫厨子研究の濫觴
- 緒言
- 一 明治の国学者による玉虫厨子の研究
- 二 明治の美学者・美術史家による玉虫厨子の研究
- 三 明治の建築史家による玉虫厨子の研究
- 第一 玉虫厨子絵主題考
- 一 玉虫厨子絵の主題に関する疑義
- 二 宗教画における空間表現の問題―玉虫厨子絵に関する疑義をめぐって―
- 第二 玉虫厨子制作年代考
- 序に加えて―玉虫厨子制作年代論の問題点―
- 一 玉虫厨子の制作地
- 二 文献上より見た玉虫厨子の制作年代
- 三 建築的意匠より見た玉虫厨子の様式年代
- 四 玉虫厨子における錣葺と雲形斗栱の様式史的意味―村田治郎博士の疑義に答える―
- 五 玉虫厨子の建築様式年代を白鳳末期と見なすことはできない―村田治郎博士の御説に重ねて疑義を呈す―
- 六 仏龕形式より見た玉虫厨子の様式年代
- 七 中国上代仏龕史より見た玉虫厨子の様式年代
- 八 文様意匠より見た玉虫厨子の様式年代
- 九 絵画意匠より見た玉虫厨子の様式年代
- 十 再び玉虫厨子の制作地と千仏像について―先学の疑義に答える―
- 第三 法隆寺金堂と玉虫厨子
- 一 文献上より見た法隆寺金堂の天武朝再建
- 二 法隆寺金堂建築に見られる初唐様式の影響―金堂天蓋と統一新羅の舎利容器―
- 三 法隆寺金堂軒平瓦唐草文の祖型―玉虫厨子金銅透彫飾文の影響について―
- 四 法隆寺金堂の雲形斗栱について―法隆寺様式におけるバロック的なるもの―
- 五 法隆寺金堂と玉虫厨子とは様式上いずれが先行するか―建築細部の比較検証をとおして―
- 六 玉虫厨子と法起寺三重塔および海龍王寺五重小塔とはいずれが先行するか―村田治郎博士の白鳳末・天平初期説をめぐって―
- 第四 玉虫厨子問題の再検討
- 一 玉虫厨子の建築に見られる漢・魏的表現について―直線と虚の空間の支配―
- 二 新発見の高句麗壁画古墳と玉虫厨子
- 三 玉虫厨子絵における彩色と主題に関する新知見
- 終篇 中国・朝鮮における現地調査を通して見た玉虫厨子・法隆寺金堂の諸問題の検証
- 一 敦煌莫高窟壁画より見た玉虫厨子の様式年代(上)―北朝後期壁画に見られる錣葺式入母屋造の盛行と南朝との関係―
- 二 敦煌莫高窟壁画より見た玉虫厨子の様式年代(中)―莫高窟における「摩詞薩埵本生」図の諸相と玉虫厨子の「捨身飼虎」図―
- 三 敦煌莫高窟壁画より見た玉虫厨子の様式年代(下)―南北朝における〈捨身〉の思想と玉虫厨子の制作年代―
- 四 法隆寺金堂建築に見られる初唐様式の受容と和様化された飛鳥様式との混淆―天武朝下における統一新羅の影響と白鳳様式の成立―
- 跋文
- 初出一覧
- 図版目録
- 索引
- 英文目次
- 英文序言