中国文学における「情」と「恋愛」 : その比較文化史的研究

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著者

    • 張, 競, 1953- チョウ, キョウ

書誌事項

タイトル

中国文学における「情」と「恋愛」 : その比較文化史的研究

著者名

張, 競, 1953-

著者別名

チョウ, キョウ

学位授与大学

東京大学

取得学位

博士 (学術)

学位授与番号

甲第9271号

学位授与年月日

1991-12-20

注記・抄録

博士論文

目次

  1. 目次 (3コマ目)
  2. 序論/p1 (8コマ目)
  3. 問題提起-西洋的恋愛の発見と衝撃-伝統の恋-恋愛の受容-研究目的-先行研究-論考の方法/p1 (8コマ目)
  4. 第一部 「情」の展開/p8 (15コマ目)
  5. 第一章 「情」という概念の変遷/p9 (16コマ目)
  6. 一 先秦時代の「情」の文化的意味について-『礼記』の記述を中心に/p9 (16コマ目)
  7. 二 情と欲との接点-『筍子』の中の「情」について/p31 (38コマ目)
  8. 第二章 恋の抒情の表現原型/p42 (49コマ目)
  9. 一 恋の情緒としての「情」/p43 (50コマ目)
  10. 二 恋の抒情の原型-思慕に集約された感情/p48 (55コマ目)
  11. 三 「恋」とされた夫婦の情/p53 (60コマ目)
  12. 四 漢代と六朝時代での継承/p56 (64コマ目)
  13. 五 情の指向性-女から男への情/p61 (69コマ目)
  14. 六 「怨情」-漢代の発見/p65 (73コマ目)
  15. 七 宮怨-自己へ向ける哀婉の「情」/p70 (78コマ目)
  16. 第三章 天上の「情」から地上の「情」へ-人神の恋と人怪の恋をめぐって/p79 (87コマ目)
  17. 一 文化現象としての恋/p79 (87コマ目)
  18. 二 『遊仙窟』にみる女性への恋の情熱/p84 (92コマ目)
  19. 三 恋と神権の加護/p90 (98コマ目)
  20. 四 人神の恋の流れ/p95 (103コマ目)
  21. 五 「情」の表現の迷彩/p101 (109コマ目)
  22. 六 人間と妖怪の間の恋情/p107 (116コマ目)
  23. 七 人間存在への視線/p111 (120コマ目)
  24. 第四章 三つの恋/p117 (126コマ目)
  25. 一 未婚男女のあいだの恋-『鶯鶯伝』の「恋」をめぐって/p118 (127コマ目)
  26. 二 遊里の恋-「霍小玉伝」をめぐって/p131 (140コマ目)
  27. 三 結婚の後の「恋」-「柳氏伝」をめぐって/p142 (151コマ目)
  28. 第五章 姦通の系譜-「情」と関係をめぐって/p153 (162コマ目)
  29. 一 史実としての姦通/p153 (162コマ目)
  30. 二 崇高な恋-『非煙伝』に見られる姦通/p160 (169コマ目)
  31. 三 才子から道化へ-宋代の文言小説/p168 (177コマ目)
  32. 四 堕落、宿命、因果応報-話本の場合/p174 (183コマ目)
  33. 五 女の罪-姦通の責任/p179 (188コマ目)
  34. 六 市井の色事-西門慶と潘金蓮/p181 (190コマ目)
  35. 七 主従の密通の種種相/p186 (195コマ目)
  36. 八 貴婦人との火遊び/p190 (199コマ目)
  37. 九 姦通と恋とその他/p194 (203コマ目)
  38. 第六章 辺境文化と新しい恋-『紅楼夢』をめぐって/p199 (208コマ目)
  39. 一 恋人像の変容/p200 (209コマ目)
  40. 二 第三者のいない恋/p204 (213コマ目)
  41. 三 戯れ、嫉妬、誤解-新しい恋の表現法/p208 (217コマ目)
  42. 四 満族文化の南下/p214 (223コマ目)
  43. 五 「真心」と先行小説/p221 (230コマ目)
  44. 六 元、明の戯曲の影響/p226 (235コマ目)
  45. 七 「純粋」になった「情」/p230 (239コマ目)
  46. 第二部 恋愛の発見/p236 (245コマ目)
  47. 第七章 交錯する視線-西洋的恋愛発見の序幕/p237 (247コマ目)
  48. 一 一八七〇年代の欧州で見た舞踏会の男女たち/p237 (247コマ目)
  49. 二 窓から見た風景-辛亥革命前後の西洋恋愛観/p254 (264コマ目)
  50. 第八章 『椿姫』の衝撃/p263 (273コマ目)
  51. 一 翻訳の前夜/p263 (273コマ目)
  52. 二 東西の接点-類似する娼婦像の作用/p267 (277コマ目)
  53. 三 「恋愛」との出会い-新たな「情」の発見/p271 (281コマ目)
  54. 四 『巴黎茶花女遺事』の波紋/p278 (288コマ目)
  55. 第九章 東の「西洋」からの風-与謝野晶子の貞操論をめぐって/p286 (296コマ目)
  56. 一 受容と文化基盤/p287 (297コマ目)
  57. 二 恋愛観と文化時差/p291 (301コマ目)
  58. 三 与謝野晶子の「貞操論」の前後/p294 (304コマ目)
  59. 四 なぜ「貞操論」なのか-翻訳の理由/p297 (307コマ目)
  60. 五 自由恋愛をめぐる攻防-「貞操論」発表後/p301 (311コマ目)
  61. 六 「貞操論」と恋愛観の変容/p307 (317コマ目)
  62. 第十章 『人形の家』の波紋-「家」と恋愛の対立構図/p311 (321コマ目)
  63. 一 『人形の家』の翻訳/p311 (321コマ目)
  64. 二 胡適の意識的な「誤解」/p315 (325コマ目)
  65. 三 旧い家を出る-「恋愛」との接点/p319 (329コマ目)
  66. 四 中国化したロマンティックな恋愛/p324 (334コマ目)
  67. 五 平行する課題-恋愛と自我の目覚め/p329 (339コマ目)
  68. 六 魯迅の見た『人形の家』/p333 (343コマ目)
  69. 七 戯画化された恋愛/p338 (348コマ目)
  70. 第十一章 模倣の苦しい歴程/p344 (354コマ目)
  71. 一 表層的な模倣-張資平の恋愛描写について/p344 (354コマ目)
  72. 二 「恋愛」の挫折と「世紀末」への逃避-郁達夫の「片恋」と「失恋」/p372 (382コマ目)
  73. 第十ニ章 排斥と吸収の両極/p403 (413コマ目)
  74. 一 ウェルテル式の情熱の行方-郭沫若の「カルメラ売り娘」をめぐって/p404 (414コマ目)
  75. 二 近代的恋愛の雛型-馮沅君の「旅行」/p423 (433コマ目)
  76. 結論/p436 (446コマ目)
  77. 解明された問題-論じられていないことについての説明-テクストの選択の基準-残された問題-今後の課題と展望/p436 (446コマ目)
  78. 別冊 注、参考文献/p1 (456コマ目)
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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    500000098387
  • NII著者ID(NRID)
    • 8000000953199
  • DOI(NDL)
  • NDL書誌ID
    • 000000262701
  • データ提供元
    • NDL ONLINE
    • NDLデジタルコレクション
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