幼児期から児童期にかけての認識発達における矛盾の意識化と解決に関する心理学的研究 : 「保存」概念の獲得を実験課題として
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- Title
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幼児期から児童期にかけての認識発達における矛盾の意識化と解決に関する心理学的研究 : 「保存」概念の獲得を実験課題として
- Author
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日下, 正一, 1950-
- Author(Another name)
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クサカ, ショウイチ
- University
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東北大学
- Types of degree
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博士 (教育学)
- Grant ID
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乙第6124号
- Degree year
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1993-07-14
Note and Description
博士論文
Table of Contents
- 目次 / (1) (15コマ目)
- 第1章 序論-問題の所在と仮説の提示-/p1 (18コマ目)
- 第1節 わが国における認識発達研究の概観と諸問題/p3 (20コマ目)
- 1.Piaget,J.の発生的認識論研究と認知・思考研究の隆盛/p3 (20コマ目)
- 2.Piagetの追試的確認研究とPiaget心理学の普及/p5 (22コマ目)
- 3.追試的確認研究から「訓練実験」研究への移行/p7 (24コマ目)
- 4.発達理論とくにPiaget認識理論と実験的研究との遊離/p10 (27コマ目)
- 5.「訓練実験」のゆきづまりとその原因/p13 (30コマ目)
- 6.1980年代以降の新たな動向/p15 (32コマ目)
- 第2節 認識発達における葛藤重視型の実験的研究の検討/p17 (34コマ目)
- 1.葛藤重視型の諸研究の検討/p18 (35コマ目)
- 2.葛藤重視型の研究の問題点/p21 (38コマ目)
- 3.「葛藤」概念の限界と「矛盾」概念の導入/p25 (42コマ目)
- 第3節 問題の展開と本研究の仮説の提示/p30 (47コマ目)
- 1.弁証法的発展に関する認識論からの示唆/p31 (48コマ目)
- 2.個体発生的な認識発達へのアプローチ/p35 (52コマ目)
- 3.本研究における「矛盾仮説」の提示/p43 (60コマ目)
- 第2章 本研究の立場と目的・方法・構成/p46 (63コマ目)
- 第1節 本研究の目的/p46 (63コマ目)
- 第2節 本研究の方法/p49 (66コマ目)
- 第3節 本研究における実験の構成/p51 (68コマ目)
- 第3章 実験I;「保存」概念とその発達に関する基礎的実験/p54 (71コマ目)
- 第1節 問題の所在/p54 (71コマ目)
- 第2節 横断的方法による保存概念とその発達に関する実験(実験I-1)/p58 (75コマ目)
- 第3節 縦断的方法による保存概念とその発達に関する実験(実験I-2)/p78 (95コマ目)
- 第4節 全体的考察・討論と要約/p88 (105コマ目)
- 第4章 実験II;矛盾事態での幼児・児童の判断と推理に関する実験/p99 (116コマ目)
- 第1節 問題の所在/p99 (116コマ目)
- 第2節 「反対暗示」による矛盾事態での長さ・物質量・液量の保存に関する判断と推理(実験II-1)/p102 (119コマ目)
- 第3節 「錯視」による矛盾事態での長さの保存に関する判断と推理(実験II-2)/p135 (152コマ目)
- 第4節 「反対事実」による矛盾事態での重さと液量の保存に関する判断と推理(実験II-3)/p151 (168コマ目)
- 第5節 全体的考察・討論と要約/p169 (186コマ目)
- 第5章 実験III;「否定」の生産・構成のための下位操作と保存との関係に関する実験/p179 (196コマ目)
- 第l節 問題の所在/p179 (196コマ目)
- 第2節 数の保存と下位操作に関する実験(実験III-1)/p183 (200コマ目)
- 第3節 長さの保存と下位操作に関する実験(実験III-2)/p192 (209コマ目)
- 第4節 物質量(粘土量)の保存と下位操作に関する実験(実験III-3)/p202 (219コマ目)
- 第5節 数の保存と下位諸操作に関する実験(実験III-4)/p211 (228コマ目)
- 第6節 全体的考察・討論と要約/p224 (241コマ目)
- 第6章 実験IV;知覚的遮蔽事態での判断・推理と「原初的同一性」のシェムに関する実験/p231 (248コマ目)
- 第l節 問題の所在/p231 (248コマ目)
- 第2節 知覚的遮蔽事態での数の保存の判断・推理に関する実験(実験IV-1)/p234 (251コマ目)
- 第3節 知覚的遮蔽事態での液量の保存の判断・推理に関する実験(実験IV-2)/p242 (259コマ目)
- 第4節 知覚的遮蔽事態での長さの保存の判断・推理に関する実験(実験IV-3)/p253 (270コマ目)
- 第5節 全体的考察・討論と要約/p261 (278コマ目)
- 第7章 実験V;訓練実験法による保存シェムの形成に関する実験/p268 (285コマ目)
- 第l節 問題の所在/p268 (285コマ目)
- 第2節 「原初的同一性」のシェムの形成・強化による液量の保存シェムの形成実験(実験V-1)/p273 (290コマ目)
- 第3節 下位操作の形成・強化と言語教示による数・長さ・重さ・面積の保存シェムの形成実験(実験V-2)/p291 (308コマ目)
- 第4節 下位操作の形成・強化と言語教示による長さの保存シェムの形成実験(実験V-3)/p318 (335コマ目)
- 第5節 下位操作の形成・強化と言語教示による物質量の保存シェムの形成実験(実験V-4)/p334 (351コマ目)
- 第6節 全体的考察・討論と要約/p350 (367コマ目)
- 第8章 仮説の検証と本研究の意義・今後の課題/p360 (377コマ目)
- 第1節 実験結果の要約と「矛盾仮説」の検証/p362 (379コマ目)
- 第2節 葛藤重視型の研究の再検討/p373 (390コマ目)
- 第3節 本研究の意義と今後の課題/p379 (396コマ目)
- 第9章 本研究の要約/p387 (404コマ目)
- 参考文献/p397 (414コマ目)
- 謝辞/p411 (428コマ目)