フランス革命と財産権 : フランス革命期における財産権論と自然権思想
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著者
書誌事項
- タイトル
-
フランス革命と財産権 : フランス革命期における財産権論と自然権思想
- 著者名
-
田村, 理, 1965-
- 著者別名
-
タムラ, オサム
- 学位授与大学
-
一橋大学
- 取得学位
-
博士 (法学)
- 学位授与番号
-
乙第123号
- 学位授与年月日
-
1994-02-09
注記・抄録
博士論文
目次
- 目次/p1 (3コマ目)
- 序論 問題の所在/p1 (9コマ目)
- I 問題状況と歴史的研究の意義/p3 (10コマ目)
- II 学説の批判的検討と問題提起/p8 (13コマ目)
- III フランス革命の全体像/p14 (16コマ目)
- IV 論文の構成/p19 (18コマ目)
- 第一部 革命前夜の財産をめぐる状況/p21 (19コマ目)
- 第一章 土地・農業/p23 (20コマ目)
- 第一節 土地の法的構成/p23 (20コマ目)
- 第二節 半封建的土地所有の変遷/p27 (22コマ目)
- 第三節 農村共同体/p32 (25コマ目)
- 第二章 穀物取引の規制-食糧供給政策と商業政策-/p36 (27コマ目)
- 第一節 穀物取引の規制/p36 (27コマ目)
- 第二節 「取引の自由」の試みと挫折/p38 (28コマ目)
- 第三章 絶対王政とフランス革命/p39 (28コマ目)
- 第一節 王権の対応/p39 (28コマ目)
- 第二節 フランス革命へ/p40 (29コマ目)
- 第二部 財産権思想/p41 (29コマ目)
- 第一章 ロックの財産権思想/p43 (30コマ目)
- 第一節 財産権正当化の理論/p43 (30コマ目)
- 第二節 財産権の不平等肯定論-「貨幣使用の同意」理論/p46 (32コマ目)
- 第三節 現状=財産の不平等の肯定/p48 (33コマ目)
- 第四節 社会・国家論/p49 (33コマ目)
- 第二章 ルソーの財産権思想/p53 (35コマ目)
- 第一節 財産権の起源論/p53 (35コマ目)
- 第二節 不平等な財産権への批判/p54 (36コマ目)
- 第三節 「現状肯定論」批判/p55 (36コマ目)
- 第四節 社会・国家論と財産権/p57 (37コマ目)
- 第三部 1789年宣言と財産権-「神聖不可侵」の財産権-/p61 (39コマ目)
- 第一章 1789年宣言の成立/p63 (40コマ目)
- 第一節 「権利宣言」要求の動き/p63 (40コマ目)
- 第二節 89年宣言制定作業の着手/p66 (42コマ目)
- 第三節 シエース7月草案/p68 (43コマ目)
- 第四節 その他の権利宣言案/p76 (47コマ目)
- 第五節 逐条審議の原案決定へ/p82 (50コマ目)
- 第六節 逐条審議と確定条項/p85 (51コマ目)
- 第七節 1791年憲法の成立と人権条項/p89 (53コマ目)
- 第二章 財産に関する諸立法/p94 (56コマ目)
- 第一節 土地・農業問題/p94 (56コマ目)
- 第二節 取引の自由、食糧をめぐる問題/p114 (66コマ目)
- 第三節 その他の問題/p119 (68コマ目)
- 第三章 1789年宣言における財産権の構造/p125 (71コマ目)
- 第一節 権利宣言第2条と第17条/p125 (71コマ目)
- 第二節 財産権正当化の理論/p129 (73コマ目)
- 第三節 財産権の定義-何をどうする権利か?/p134 (76コマ目)
- 第四節 財産権の限界/p141 (79コマ目)
- 第五節 財産収用と補償の条件/p141 (79コマ目)
- 第六節 財産権の自然権性と立法中心主義/p143 (80コマ目)
- 第七節 財産権保障の目的と帰結……財産権保障の受益者/p146 (82コマ目)
- 第四章 「不可侵の財産権」の可能性-第四部・第五部への見通し-クールナン『財産権あるいは貧困の原因について』を中心に-/p152 (85コマ目)
- 第一節『財産権あるいは貧困の原因について』/p152 (85コマ目)
- 第二節 異なる財産権の可能生-第四部・第五部の課題の確認/p155 (86コマ目)
- 第四部 民衆と財産権-「生存の権利」の実現と財産権-/p157 (87コマ目)
- 第一章 民衆の行動と要求/p159 (88コマ目)
- 第一節 食糧・生活必需品、取引の自由に関わる問題/p159 (88コマ目)
- 第二節 土地・農業問題/p175 (96コマ目)
- 第二章 民衆のイデオローグ/p196 (107コマ目)
- 第一節 ジャック・ルー/p196 (107コマ目)
- 第二節 ピエール・ドリヴィエ/p209 (113コマ目)
- 第三章 民衆の財産権の構造/p226 (122コマ目)
- 第一節 前提的検討-「民衆の」財産権とは?/p226 (122コマ目)
- 第二節 財産権正当化の理論/p230 (124コマ目)
- 第三節 財産権の定義/p234 (126コマ目)
- 第四節 財産権の限界と既存財産権の全面的規制/p237 (127コマ目)
- 第五節 財産権の自然権生と法律/p240 (129コマ目)
- 第五部 1793年宣言と財産権-民衆的財産権論への接近-/p243 (130コマ目)
- 第一章 1793年宣言の成立/p245 (131コマ目)
- 第一節 憲法委員会案(コンドルセ私案)の提出/p246 (132コマ目)
- 第二節 六人委員会報告、アルマン私案と憲法委員会案の逐条審議/p248 (133コマ目)
- 第三節 憲法委員会案の逐条審議/p258 (138コマ目)
- 第四節 ジロンド権利宣言の確定とロベスピエール草案の提出/p265 (141コマ目)
- 第五節 その他の権利宣言案/p275 (146コマ目)
- 第六節 93年宣言の提出と採択/p287 (152コマ目)
- 第二章 財産に関する諸立法/p290 (154コマ目)
- 第一節 土地・農業問題/p290 (154コマ目)
- 第二節 食糧・穀物取引の自由をめぐる問題/p309 (163コマ目)
- 第三章 1793年宣言における財産権の構造/p326 (172コマ目)
- 第一節 前提的検討-「93年宣言における」の意味/p326 (172コマ目)
- 第二節 財産権正当化の理論/p326 (172コマ目)
- 第三節 財産権の定義/p329 (173コマ目)
- 第四節 財産権の限界と財産権制限のあり方/p330 (174コマ目)
- 第五節 財産権の自然権性と法律の役割/p332 (175コマ目)
- 第六節 財産権保障の目的と帰結……財産権保障の受益者/p333 (175コマ目)
- 第四章 革命政府とテルミドールの反動-第六部への見通し/p338 (178コマ目)
- 第一節 革命政府の食糧政策/p338 (178コマ目)
- 第二節 ヴァントーズ法/p339 (178コマ目)
- 第三節 テルミドール9日/p340 (179コマ目)
- 第六部 1795年宣言と財産権-「社会秩序」の基礎としての財産権の確立ヘ-/p343 (180コマ目)
- 第一章 1795年宣言の成立/p345 (181コマ目)
- 第一節 新憲法制定の決定/p345 (181コマ目)
- 第二節 新憲法草案の提出-ボワシー・ダングラの演説/p347 (182コマ目)
- 第三節 「人及び市民の権利と義務宣言」の成立/p349 (183コマ目)
- 第二章 財産に関する諸立法/p357 (187コマ目)
- 第一節 土地・農業問題/p357 (187コマ目)
- 第二節 取引の自由、食糧・必需品をめぐる問題/p361 (189コマ目)
- 第三章 1795年宣言における財産権の構造/p367 (192コマ目)
- 第一節 財産権正当化の理論/p367 (192コマ目)
- 第二節 財産権の定義/p368 (193コマ目)
- 第三節 財産権の限界/p368 (193コマ目)
- 第四節 財産権の自然権性と「社会秩序」/p369 (193コマ目)
- 第五節 財産権保障の目的と帰結/p370 (194コマ目)
- 第四章 フランス革命の終焉/p373 (195コマ目)
- 第一節 民衆運動の敗北-ジェルミナールとプレリアールの蜂起からバブーフの陰謀ヘ-/p373 (195コマ目)
- 第二節 革命の成果とナポレオン独裁の成立/p374 (196コマ目)
- 結論 二つの自然権的財産権論-まとめと課題-/p379 (198コマ目)
- 一 二つの自然権的財産権論-ブルジョワジーの財産権と民衆の財産権-/p381 (199コマ目)
- 二 自然権思想と独立小所有の理想-自然権的財産権思想の役割と限界-/p393 (205コマ目)
- 参考文献一覧/p1 (210コマ目)