中国小説の物語論的研究

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著者

    • 中里見, 敬, 1964- ナカザトミ, サトシ

書誌事項

タイトル

中国小説の物語論的研究

著者名

中里見, 敬, 1964-

著者別名

ナカザトミ, サトシ

学位授与大学

東北大学

取得学位

博士 (文学)

学位授与番号

甲第4925号

学位授与年月日

1994-03-10

注記・抄録

博士論文

目次

  1. 目次 (3コマ目)
  2. 緒言/p1 (7コマ目)
  3. 上編 話本小説の研究/p7 (10コマ目)
  4. 第一章『六十家小説』の目録学的研究――『宝文堂書目』著録話本小説の再検討――/p8 (11コマ目)
  5. 第一節『宝文堂書目』は宋元話本を著録するという通説/p9 (11コマ目)
  6. 第二節『宝文堂書目』著録話本小説の再検討/p13 (13コマ目)
  7. (一)『宝文堂書目』の編者と年代/p13 (13コマ目)
  8. (二)清平山堂とその出版活動/p16 (15コマ目)
  9. (三)『宝文堂書目』著録と『六十家小説』の比較検討/p20 (17コマ目)
  10. 第三節 『六十家小説』の復元/p26 (20コマ目)
  11. (一)熊龍峯刊行の小説/p26 (20コマ目)
  12. (二)『宝文堂書目』著録と「三言」/p27 (20コマ目)
  13. (三)『也是園書目』および『述古堂書目』著録の小説/p32 (23コマ目)
  14. (四)『六十家小説』の復元/p36 (25コマ目)
  15. 第四節 小結/p42 (28コマ目)
  16. 第二章『六十家小説』の体裁・墨丁をめぐる書誌学的研究/p45 (29コマ目)
  17. 第一節 版本の表面的体裁について/p47 (30コマ目)
  18. 第二節 墨丁の分布について/p50 (32コマ目)
  19. 第三節 小結/p56 (35コマ目)
  20. 附『六十家小説』墨丁一覧/p56 (35コマ目)
  21. 第三章 話本小説における物語行為/p75 (44コマ目)
  22. 第一節『六十家小説』/p79 (46コマ目)
  23. (一)物語内容に関連するディスクール/p80 (47コマ目)
  24. (二)物語行為の状況に関連するディスクール/p83 (48コマ目)
  25. (三)物語行為における語り手と聴き手/p88 (51コマ目)
  26. 第二節『六十家小説』の継承/p91 (52コマ目)
  27. (一)「三言」における物語行為/p92 (53コマ目)
  28. (二)『金瓶梅詞話』と『西湖二集』における物語行為/p95 (54コマ目)
  29. 第三節『豆棚閑話』/p99 (56コマ目)
  30. (一)『豆棚閑話』における物語行為/p100 (57コマ目)
  31. (二)『豆棚閑話』の第一次の語り手と物語世界/p102 (58コマ目)
  32. (三)『豆棚閑話』の第二次の語り手と物語世界/p103 (58コマ目)
  33. 第四節 清末小説と近代小説/p107 (60コマ目)
  34. (一)『二十年目賭之怪現状』における物語行為/p108 (61コマ目)
  35. (二)「狂人日記」における物語行為/p111 (62コマ目)
  36. 第五節 小結/p114 (64コマ目)
  37. 第四章 講唱文芸と話本小説の関係/p117 (65コマ目)
  38. 第一節「話本=語りものの底本」説の問題点/p117 (65コマ目)
  39. (一)「話本=語りものの底本」説/p118 (66コマ目)
  40. (二)「話本」の語義/p122 (68コマ目)
  41. (三)話本小説の特徴と講唱文芸の特徴の混同/p125 (69コマ目)
  42. (四)話本小説による講唱文芸の類推/p128 (71コマ目)
  43. (五)現代の説書と小説/p131 (72コマ目)
  44. (六)話本小説の評価/p133 (73コマ目)
  45. 第二節 いわゆる「話本」の刊行形態/p135 (74コマ目)
  46. 第三節 敦煌変文の分類/p138 (76コマ目)
  47. 第四節 講唱文芸と話本小説の関係/p145 (79コマ目)
  48. (一)『三国演義』と『水滸伝』における散文化/p146 (80コマ目)
  49. (二)『六十家小説』における講唱文芸の痕跡/p152 (83コマ目)
  50. (三)講唱文芸と小説および演劇の相互関係/p155 (84コマ目)
  51. 第五節 元雑劇における白/p156 (85コマ目)
  52. 第六節 書記言語としての白話/p161 (87コマ目)
  53. 第七節 小結/p165 (89コマ目)
  54. 下編 物語論の基礎的理論と応用的実践/p167 (93コマ目)
  55. 第五章 中国語テクストにおけるディスクール/イストワール―時間の指示子による形式的識別―/p168 (94コマ目)
  56. 第一節 バンヴェニストのディスクール論とジュネットの物語論/p169 (94コマ目)
  57. 第二節 形式的識別に対する批判/p174 (97コマ目)
  58. 第三節 白話小説におけるディスクール/イストワール/p180 (100コマ目)
  59. (一)ディスクールとしての「―今」「今―」/p180 (100コマ目)
  60. (二)イストワールとしての「当―」「此―」「那―」「其―」/p182 (101コマ目)
  61. (三)「次」「明―」「昨―」/p183 (101コマ目)
  62. (四)例外的用法/p186 (103コマ目)
  63. (四・一)対比的用法/p187 (103コマ目)
  64. (四・二)被伝達部における用法/p187 (103コマ目)
  65. 第四節『史記』におけるディスクール/イストワール/p189 (104コマ目)
  66. (一)ディスクールとしての「今―」/p189 (104コマ目)
  67. (二)イストワールとしての「是―」/p191 (105コマ目)
  68. (三)イストワールとしての「明―」/p192 (106コマ目)
  69. (四)ディスクール/イストワールの区別に非関与的な「旦日」/p194 (107コマ目)
  70. (五)ディスクールとしての「昨―」/p197 (108コマ目)
  71. 第五節 現代漢語におけるディスクール/イストワール/p198 (109コマ目)
  72. 第六節 小結/p199 (109コマ目)
  73. 第六章 魯迅のテクストの物語論的研究――魯迅「傷逝」に至る回想形式の軌跡――/p203 (111コマ目)
  74. 第一節 テクストにおける時間の二系列/p205 (112コマ目)
  75. 第二節 語る現在の「我」/語られる過去の「我」/p208 (114コマ目)
  76. (一)「孔乙己」/p209 (114コマ目)
  77. (二)「一件小事」/p210 (115コマ目)
  78. 第三節 語る「我」の語られる「我」による代行/p211 (115コマ目)
  79. (一)「故郷」/p211 (115コマ目)
  80. (二)「社戯」/p215 (117コマ目)
  81. (三)「祝福」/p216 (118コマ目)
  82. 第四節 回想する「我」/独白する「我」/p220 (120コマ目)
  83. 第五節 「傷逝」の独白と自由間接話法/p223 (121コマ目)
  84. (一)自由間接話法の定義/p223 (121コマ目)
  85. (二)「傷逝」の自由間接話法/p228 (124コマ目)
  86. (三)独白するエゴイストの「我」/回想する悔恨の「我」/p231 (125コマ目)
  87. 第六節 小結/p235 (127コマ目)
  88. 第七章 中国文学研究における物語論――陳平原『中国小説叙事模式的転変』をめぐって――/p239 (129コマ目)
  89. 第一節 物語論受容の現状と問題点/p243 (131コマ目)
  90. (一)「態」の欠落――全体的観点から/p243 (131コマ目)
  91. (二)「視点」と「パースペクティヴ」「人称」――個別的観点から/p249 (134コマ目)
  92. 第二節 物語論の意義と可能性/p254 (137コマ目)
  93. 第三節 小結/p261 (140コマ目)
  94. 第八章 中国文学における物語行為の諸相/p263 (141コマ目)
  95. 第一節 賦における物語世界内の語り手/p264 (142コマ目)
  96. 第二節 「五柳先生伝」と自伝の形式/p270 (145コマ目)
  97. 第三節 唐代伝奇における等質物語世界――「周秦行紀」/p274 (147コマ目)
  98. 第四節 記における等質物語世界/p278 (149コマ目)
  99. 第五節 物語世界内の語り手による等質物語世界――『痴婆子伝』/p285 (152コマ目)
  100. 第六節 物語状況の一覧表/p291 (155コマ目)
  101. 第七節 物語行為と物語内容の同位性――「二拍」の物語行為/p295 (157コマ目)
  102. 第八節 士大夫の小説観――紀昀の『聊斎志異』批判/p300 (160コマ目)
  103. 第九節 小結/p307 (163コマ目)
  104. 結語/p311 (164コマ目)
  105. 初出誌および参考論文/p315 (166コマ目)
  106. 引用書目/p317 (167コマ目)
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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    500000104650
  • NII著者ID(NRID)
    • 8000000104890
  • DOI(NDL)
  • NDL書誌ID
    • 000000268964
  • データ提供元
    • NDL ONLINE
    • NDLデジタルコレクション
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