戦国期大名権力の形成と展開 : 出雲国尼子氏を素材とする「戦国期守護」論の批判的研究
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戦国期大名権力の形成と展開 : 出雲国尼子氏を素材とする「戦国期守護」論の批判的研究
- Author
-
長谷川, 博史, 1965-
- Author(Another name)
-
ハセガワ, ヒロシ
- University
-
広島大学
- Types of degree
-
博士 (文学)
- Grant ID
-
甲第1195号
- Degree year
-
1994-02-04
Note and Description
博士論文
Table of Contents
- 目次 / (0003.jp2)
- 序論 / p1 (0011.jp2)
- I｢戦国期守護｣論の意義と問題点 / p2 (0012.jp2)
- II 問題の所在-検討課題の析出- / p9 (0019.jp2)
- III 尼子氏研究の現状と課題 / p16 (0026.jp2)
- 第一編 大名権力の形成とその存立基盤-尼子氏権力の拡大とその限界- / p22 (0032.jp2)
- 第一章 戦国期出雲国における大名領国の形成過程 / p23 (0033.jp2)
- はじめに / p25 (0035.jp2)
- 第一節 応仁文明の乱における尼子氏の軍事的基盤 / p27 (0037.jp2)
- 第二節 尼子氏権力の拡大過程 / p33 (0043.jp2)
- 一 海上勢力松田氏の制圧-日本海･中海水運の要衝美保関の掌握- / p34 (0044.jp2)
- 二 奉公衆塩冶氏の掌握とその討滅-河川水運の要衝塩冶への進出- / p37 (0047.jp2)
- 三 国内最大の国人領主三沢氏への圧迫-鉄の産出地横田荘の直轄化- / p42 (0052.jp2)
- おわりに / p51 (0061.jp2)
- 第二章 戦国大名尼子氏権力の形成-出雲国奉公衆塩冶氏の掌握と討滅- / p66 (0076.jp2)
- はじめに / p67 (0077.jp2)
- 第一節 塩冶氏の歴史的性格 / p67 (0077.jp2)
- 一 南北朝･室町期塩冶氏の基本的性格 / p68 (0078.jp2)
- 二 塩冶氏の経済的基盤-水運の掌握- / p74 (0084.jp2)
- 第二節 十五世紀末における塩冶氏の動向-地域秩序=｢国人｣領主連合の形成- / p82 (0092.jp2)
- 第三節 尼子氏による塩冶支配の展開 / p87 (0097.jp2)
- 一 興久の塩冶入部とその｢謀叛｣ / p87 (0097.jp2)
- 二 尼子国久の存立基盤と政治的位置 / p89 (0099.jp2)
- 三 尼子氏による直接的支配 / p96 (0106.jp2)
- おわりに / p98 (0108.jp2)
- 第三章 出雲国三沢氏の権力編成とその基盤-三沢氏による鉄の掌握- / p115 (0125.jp2)
- はじめに / p117 (0127.jp2)
- 第一節 三沢氏家臣団の構成とその性格 / p118 (0128.jp2)
- 第二節 三沢氏による鉄の掌握-郷村支配と商職人の統制- / p137 (0147.jp2)
- 一 横田荘大催氏と三沢氏 / p137 (0147.jp2)
- 二 商職人の統括と編成-｢市場目代｣｢三澤大工｣｢鉢屋｣の存在- / p148 (0158.jp2)
- おわりに / p154 (0164.jp2)
- 第四章 尼子氏の美作国進出と国内領主層の動向-尼子氏による他国への侵略とその支配- / p169 (0179.jp2)
- はじめに / p171 (0181.jp2)
- 第一節｢石見牧家文書｣の尼子氏関係史料-検討課題の抽出- / p173 (0183.jp2)
- 第二節 尼子氏の美作国進出とその支配 / p179 (0189.jp2)
- 一 美作国進出の経緯と目的 / p179 (0189.jp2)
- 二 尼子氏による美作国支配の基礎 / p183 (0193.jp2)
- 第三節 国内領主･土豪層の動向 / p188 (0198.jp2)
- 一 美作国西部の三浦氏内部への介入-大河原貞尚と牧尚春の掌握- / p188 (0198.jp2)
- 二 美作国東部の要衝倉敷と江見久盛の掌握-倉敷在地土豪層の動向- / p190 (0200.jp2)
- 三 尼子氏勢力下における美作国内領主･土豪層の動向 / p194 (0204.jp2)
- おわりに / p196 (0206.jp2)
- 補論 尼子氏直臣河副久盛と美作倉敷江見久盛-記録･伝承･軍記物と史実との懸隔について- / p215 (0225.jp2)
- はじめに / p217 (0227.jp2)
- 第一節 尼子氏直臣河副久盛の活動 / p219 (0229.jp2)
- 第二節 江見久盛の動向とその性格 / p228 (0238.jp2)
- 一 江見氏一族の動向と江見氏関係史資料の伝来 / p228 (0238.jp2)
- 二 永禄年間における江見久盛と倉敷在地土豪層の実態 / p232 (0242.jp2)
- おわりに / p239 (0249.jp2)
- 付表 尼子氏の所領と直臣団 / p251 (0261.jp2)
- 尼子氏所領一覧 / p260 (0270.jp2)
- 尼子氏直臣一覧 / p262 (0277.jp2)
- 第二編 尼子氏権力の歴史的位置-杵築大社との関係を中心として- / p268 (0294.jp2)
- 第一章 南北朝･室町期における杵築大社と守護権力 / p270 (0296.jp2)
- はじめに / p271 (0297.jp2)
- 第一節 中世後期杵築大社の基本構造とその性格 / p272 (0298.jp2)
- 第二節 杵築大社と守護権力 / p277 (0303.jp2)
- 一 出雲国における幕府･守護と国衙 / p277 (0303.jp2)
- 二 守護権力の進出と後退 / p279 (0305.jp2)
- 第三節 十五世紀末における両国造家の動向-自立的地域秩序の形成- / p290 (0316.jp2)
- おわりに / p293 (0319.jp2)
- 第二章 戦国期大名権力による杵築大社の掌握と改編 / p315 (0341.jp2)
- はじめに / p316 (0342.jp2)
- 第一節 両国造家権力の掌握 / p317 (0343.jp2)
- 一 尼子氏･毛利氏による両国造家の掌握過程 / p318 (0344.jp2)
- 二 長谷氏･佐草氏の掌握 / p323 (0349.jp2)
- 第二節 杵築大社の改編-大社造営と三月会をめぐって- / p328 (0354.jp2)
- 一 常置制｢大社本願｣の創設-造営事業の掌握と促進- / p329 (0355.jp2)
- 二 別火氏の掌握-三月会興行の掌握と促進- / p333 (0359.jp2)
- 第三節 近世初期の杵築大社 / p338 (0364.jp2)
- 一 両国造家権力の縮小 / p338 (0364.jp2)
- 二 本願･別火氏･長谷氏･佐草氏による杵築大社の運営 / p339 (0365.jp2)
- おわりに / p342 (0368.jp2)
- 第三章 中世都市杵築の発展と大名権力 / p356 (0382.jp2)
- はじめに / p357 (0383.jp2)
- 第一節 起源と構造 / p358 (0384.jp2)
- 一 都市の成立 / p358 (0384.jp2)
- 二 地理的･景観的構造 / p361 (0387.jp2)
- 三 住人構成とその基本的性格-戦国期～近世初頭を中心として- / p368 (0394.jp2)
- 第二節 流通の結節点として発展と都市上層部の動向 / p376 (0402.jp2)
- 一 地理的条件と杵築大社信仰圏 / p376 (0402.jp2)
- 二｢杵築相物親方｣の成立 / p378 (0404.jp2)
- 三 毛利氏の山陰方面物資輸送ルート / p381 (0407.jp2)
- 四｢杵築御蔵本｣の成立 / p383 (0409.jp2)
- 第三節 大名権力による都市支配の展開 / p397 (0423.jp2)
- 一 尼子氏権力の進出-｢杵築相物親方｣の成立- / p397 (0423.jp2)
- 二 毛利氏権力の進出-｢杵築御蔵本｣の成立過程- / p401 (0427.jp2)
- 第四節 幕藩体制下における質的転換 / p408 (0434.jp2)
- おわりに / p410 (0436.jp2)
- 結論 / p425 (0451.jp2)
- I 大名権力の形成とその存立基盤 / p426 (0452.jp2)
- II 尼子氏権力の歴史的位置 / p435 (0461.jp2)