日本近世地域社会の研究
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著者
書誌事項
- タイトル
-
日本近世地域社会の研究
- 著者名
-
平川, 新, 1950-
- 著者別名
-
ヒラカワ, アラタ, 1950-
- 学位授与大学
-
東北大学
- 取得学位
-
博士 (文学)
- 学位授与番号
-
乙第6557号
- 学位授与年月日
-
1995-01-12
注記・抄録
博士論文
資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト
コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文
博士学位論文 (Thesis(doctor))
目次
- 目次
- 序章
- 一 本稿の課題と方法
- 二 各論の概略
- 第一部 国訴と地域･国家
- 第一章 大坂ほしか仲間と肥料市場
- はじめに
- 一 大坂ほしか仲間の成立と性格
- 二 大坂市場と関東ほしか問屋
- 三 統一市場と仲間構造
- 四 仲間の分裂と職能別組合
- おわりに
- 第二章 大坂肥料市場と国訴
- はじめに
- 一 肥料訴願の展開
- 二 ほしか仲間の再編要求
- 三 株仲間化反対訴願
- 四 買占･不正および他国売り
- 五 菜種･綿訴願と肥料問題
- おわりに
- 第三章 国訴研究史と肥料訴願
- はじめに
- 一 国訴研究の流れ
- 二 肥料訴願をめぐる評価と問題点
- おわりに
- 第四章 国訴の論理と運動構造-消費者問題と農民連合の形成-
- はじめに
- 一 肥料訴願の論理
- 二 農民連合の形成と諸要求
- 三 消費者問題の可能性と限界
- おわりに
- 第五章 地域主義と国家-国訴と幕府の対応-
- はじめに
- 一 国訴にみる地域の論理
- 二 国訴への幕府の対応
- 三 地域主義の内部と外部
- 四 地域主義と近･現代の政治･国家―おわりにかえて―
- 第二部 地域社会と権力
- 第一章 商品流通と地域間紛争-相州浦賀をめぐる事例-
- はじめに
- 一 元文三年～同五年の動向-｢浦賀揚｣促進令をめぐって-
- 二 寛保三年～延享四年の動向-｢十分一浦賀揚｣令ヘ-
- 三 天保二年の紛争-東西浦賀の干鰯取引権をめぐって-
- 四 天保一二年の紛争-荷物改所の統廃合をめぐって-
- 五 嘉永四年以降の紛争-｢十分一浦賀揚｣の古復をめぐって-
- おわりに
- 第二章 地域社会と幕府官僚-紛争処理と民意-
- はじめに
- 一 紛争処理と合意原則
- 二 地域経済の危機と幕府の介入
- 三 奉行所方針の撤回と地域世論
- 四 地域の利害と役所間の対立
- 五 地域間紛争と幕府システム
- 六 近世の地域社会と国家･官僚制-おわりにかえて-
- 第三章 地域経済の展開と世論･権力
- はじめに
- 一 献策の時代
- 二 小川八十左衛門の献策-徳島藩藍方仕法の改革-
- 三 関喜内の献策-秋田藩の殖産政策-
- おわりに
- 第四章 地域産業と幕藩権力-箔産業をめぐる幕府と金沢藩-
- はじめに
- 一 江戸幕府の箔統制
- 二 金沢箔職人社会の展開
- 三 藩権力と独占的問屋制の確立
- 三 職人支配体制の崩壊
- おわりに
- 第三部 商品流通と地域
- 第一章 松本藩の交通制度と運輸機関
- はじめに
- 一 戦国期の交通
- 二 近世宿駅制度の成立過程
- 三 千国街道の運輸機関
- おわりに
- 第二章 信越間の商品流通と運輸機構
- はじめに
- 一 千国街道交通争論
- 二 干国街道における運輸と流通の特質
- 三 大町荷宿の機能と役割
- おわりに
- 第三章 信越間の商品流通と特権問屋-氷魚川｢信州問屋｣の再編過程-
- はじめに
- 一 糸魚川と信州
- ニ 信州問屋の機能
- 三 信州問屋をめぐる対抗関係
- おわりに
- 補論 南部鉄の流通構造-盛岡藩中村屋を中心に-
- はじめに
- 一 南部鉄山の展開と流通体制
- 二 中村屋と鉄市場
- 三 中村屋鉄山の財政構造
- おわりに
- 第四部 交通と地域
- 第一章 助郷制度の成立と展開
- 一 研究史と問題の所在
- 二 宿駅問屋の権限と在郷馬
- 三 寛永一四年｢助馬令｣をめぐる評価
- 四 領内助郷の特質
- おわりに
- 第二章 助郷制度の確立過程
- はじめに
- 一 寛永一四年令とその後の動向
- 二 幕府助郷政策の段階的意義
- おわりに
- あとがき
