教育学における神話学的方法の研究 : 教育の神話学のための基礎理論とわが国の「一人前」観念の神話学的探求

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著者

    • 藤川, 信夫, 1961- フジカワ, ノブオ

書誌事項

タイトル

教育学における神話学的方法の研究 : 教育の神話学のための基礎理論とわが国の「一人前」観念の神話学的探求

著者名

藤川, 信夫, 1961-

著者別名

フジカワ, ノブオ

学位授与大学

広島大学

取得学位

博士 (教育学)

学位授与番号

乙第2628号

学位授与年月日

1994-11-30

注記・抄録

博士論文

論文目次 / p1 はじめに / p1 第一部 現代教育学における神話学的教育研究の意義 / p2  序章 現代教育学の問題状況 / p3   第一節 外国研究、理論と現実の乖離、そして「教育」学 / p3   第二節 新たな枠組みを求めて-方法の適用から方法の精査へ / p4  第一章 80年代ドイツ教育学におけるポスト・モダンの受容-その概観、評価、展望 / p7   第一節 はじめに / p7   第二節 ポスト・近代教育学 / p7   第三節 ポスト・モダンの部分的な、ないしは冷静な受容 / p12   第四節 ラディカルなポスト・モダンの受容 / p25   第五節 ポスト・モダンの教育学への批判 / p31   第六節 90年代へ向けての展望-リスク知、神話学、美学 / p43  第二章 D.レンツェンの教育の神話学の特質とその適用可能性について-脱神話(学)化と再神話(学)化、近代プロジェクトとポスト・モダンの間での教育神話の歴史的再構成 / p54   第一節 はじめに / p54   第二節 教育の神話学の特質 / p54   第三節 レンツェンヘの批判 / p62   第四節 神話学的方法の意義と適用可能性について / p64 第二部 日本における「一人前」観念の神話学的探求 / p68  序章 方法論-人間と社会をめぐる時間の観念と「一人前」観念 / p69  第一章 縄文時代中期以降の「一人前」観念-循環的時間観念 / p69   第一節 ハイヌヴェレ型の神話と儀式 / p69   第二節 縄文土偶の儀式と神話 / p72   第三節 縄文時代中期以降における「一人前」の観念 / p75  第二章 律令制度成立期の「一人前」観念-天皇の周辺における疑似直線的時間観念の形成 / p78   第一節 文武天皇まで-死と再生の皇位継承儀式 / p78   第二節 元明天皇以降-ケガレなき皇位継承儀式 / p82   第三節 ハイヌヴェレ型神話から記紀神話へ / p86   第四節 記紀神話と大嘗祭-「劇中劇」の機能 / p90   第五節「劇中劇」的記紀神話と「一人前」の天皇 / p92   第六節 成年式と「一人前」観念にとっての「劇中劇」の意味 / p93   第七節 都及び地方における民衆の変容観念及び「一人前」観念 / p93  第三章 中世的な民衆の変容観念と「一人前」観念-循環的時間観念と疑似直線的時間観念の併存 / p106   第一節 一揆、市 / p106   第二節 中世説経に見られる民衆の変容観念と「一人前」観念 / p112   第三節 中世的な民衆の変容観念と「一人前」観念 / p121  第四章 村落における近世的な変容観念と「一人前」観念-二つの時間観念の優劣関係の形成 / p124   第一節 大家族形態の変化と「一人前」観念-まびきと児やらい / p124   第二節 ケガレなき変容-厄払いと歳重ね / p125   第三節 若者組への入社式に見られる変容観念と「一人前」観念 / p128  第五章 都市における近世的な変容観念と「一人前」観念-時間観念の内面化 / p137   第一節 外発的「甘え」 / p137   第二節 内発的「甘え」-永遠の少年のモチーフ / p139   第三節 自己の構造-気の功罪、内なる国家、内なる天皇 / p141   第四節 欧米近代的直線的時間観念と日本的疑似直線的時間観念 / p143  第六章 高度経済成長期以降の「一人前」観念-均質なる時間と「一人前」の消滅 / p145   第一節 過労 / p145   第二節 燃え尽き / p146   第三節 いじめ / p147  終章「一人前」の未来 / p148 結語 / p155 引用・参考文献表 / p156

目次

  1. 論文目次 / p1 (0003.jp2)
  2. はじめに / p1 (0004.jp2)
  3. 第一部 現代教育学における神話学的教育研究の意義 / p2 (0005.jp2)
  4. 序章 現代教育学の問題状況 / p3 (0005.jp2)
  5. 第一節 外国研究、理論と現実の乖離、そして「教育」学 / p3 (0005.jp2)
  6. 第二節 新たな枠組みを求めて-方法の適用から方法の精査へ / p4 (0006.jp2)
  7. 第一章 80年代ドイツ教育学におけるポスト・モダンの受容-その概観、評価、展望 / p7 (0007.jp2)
  8. 第一節 はじめに / p7 (0007.jp2)
  9. 第二節 ポスト・近代教育学 / p7 (0007.jp2)
  10. 第三節 ポスト・モダンの部分的な、ないしは冷静な受容 / p12 (0010.jp2)
  11. 第四節 ラディカルなポスト・モダンの受容 / p25 (0016.jp2)
  12. 第五節 ポスト・モダンの教育学への批判 / p31 (0019.jp2)
  13. 第六節 90年代へ向けての展望-リスク知、神話学、美学 / p43 (0025.jp2)
  14. 第二章 D.レンツェンの教育の神話学の特質とその適用可能性について-脱神話(学)化と再神話(学)化、近代プロジェクトとポスト・モダンの間での教育神話の歴史的再構成 / p54 (0031.jp2)
  15. 第一節 はじめに / p54 (0031.jp2)
  16. 第二節 教育の神話学の特質 / p54 (0031.jp2)
  17. 第三節 レンツェンヘの批判 / p62 (0035.jp2)
  18. 第四節 神話学的方法の意義と適用可能性について / p64 (0036.jp2)
  19. 第二部 日本における「一人前」観念の神話学的探求 / p68 (0038.jp2)
  20. 序章 方法論-人間と社会をめぐる時間の観念と「一人前」観念 / p69 (0038.jp2)
  21. 第一章 縄文時代中期以降の「一人前」観念-循環的時間観念 / p69 (0038.jp2)
  22. 第一節 ハイヌヴェレ型の神話と儀式 / p69 (0038.jp2)
  23. 第二節 縄文土偶の儀式と神話 / p72 (0040.jp2)
  24. 第三節 縄文時代中期以降における「一人前」の観念 / p75 (0041.jp2)
  25. 第二章 律令制度成立期の「一人前」観念-天皇の周辺における疑似直線的時間観念の形成 / p78 (0043.jp2)
  26. 第一節 文武天皇まで-死と再生の皇位継承儀式 / p78 (0043.jp2)
  27. 第二節 元明天皇以降-ケガレなき皇位継承儀式 / p82 (0045.jp2)
  28. 第三節 ハイヌヴェレ型神話から記紀神話へ / p86 (0047.jp2)
  29. 第四節 記紀神話と大嘗祭-「劇中劇」の機能 / p90 (0049.jp2)
  30. 第五節「劇中劇」的記紀神話と「一人前」の天皇 / p92 (0050.jp2)
  31. 第六節 成年式と「一人前」観念にとっての「劇中劇」の意味 / p93 (0050.jp2)
  32. 第七節 都及び地方における民衆の変容観念及び「一人前」観念 / p93 (0050.jp2)
  33. 第三章 中世的な民衆の変容観念と「一人前」観念-循環的時間観念と疑似直線的時間観念の併存 / p106 (0057.jp2)
  34. 第一節 一揆、市 / p106 (0057.jp2)
  35. 第二節 中世説経に見られる民衆の変容観念と「一人前」観念 / p112 (0060.jp2)
  36. 第三節 中世的な民衆の変容観念と「一人前」観念 / p121 (0064.jp2)
  37. 第四章 村落における近世的な変容観念と「一人前」観念-二つの時間観念の優劣関係の形成 / p124 (0066.jp2)
  38. 第一節 大家族形態の変化と「一人前」観念-まびきと児やらい / p124 (0066.jp2)
  39. 第二節 ケガレなき変容-厄払いと歳重ね / p125 (0066.jp2)
  40. 第三節 若者組への入社式に見られる変容観念と「一人前」観念 / p128 (0068.jp2)
  41. 第五章 都市における近世的な変容観念と「一人前」観念-時間観念の内面化 / p137 (0072.jp2)
  42. 第一節 外発的「甘え」 / p137 (0072.jp2)
  43. 第二節 内発的「甘え」-永遠の少年のモチーフ / p139 (0073.jp2)
  44. 第三節 自己の構造-気の功罪、内なる国家、内なる天皇 / p141 (0074.jp2)
  45. 第四節 欧米近代的直線的時間観念と日本的疑似直線的時間観念 / p143 (0075.jp2)
  46. 第六章 高度経済成長期以降の「一人前」観念-均質なる時間と「一人前」の消滅 / p145 (0076.jp2)
  47. 第一節 過労 / p145 (0076.jp2)
  48. 第二節 燃え尽き / p146 (0077.jp2)
  49. 第三節 いじめ / p147 (0077.jp2)
  50. 終章「一人前」の未来 / p148 (0078.jp2)
  51. 結語 / p155 (0081.jp2)
  52. 引用・参考文献表 / p156 (0082.jp2)
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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    500000126276
  • NII著者ID(NRID)
    • 8000000943118
  • DOI(NDL)
  • 本文言語コード
    • jpn
  • NDL書誌ID
    • 000000290590
  • データ提供元
    • 機関リポジトリ
    • NDL ONLINE
    • NDLデジタルコレクション
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