テクノクラートの世界とナチズム : 「近代超克」のユートピア
この論文にアクセスする
この論文をさがす
著者
書誌事項
- タイトル
-
テクノクラートの世界とナチズム : 「近代超克」のユートピア
- 著者名
-
小野, 清美
- 著者別名
-
オノ, キヨミ
- 学位授与大学
-
名古屋大学
- 取得学位
-
博士 (法学)
- 学位授与番号
-
乙第5197号
- 学位授与年月日
-
1997-03-17
注記・抄録
博士論文
目次
- 序論 問題の所在と本書の課題/p1 (7コマ目)
- 技術的合理性とナチズム/p1 (7コマ目)
- ナチズムと「近代化」をめぐる議論/p2 (8コマ目)
- 技術者、テクノクラートとナチズム/p10 (12コマ目)
- 本書の課題と観点/p13 (13コマ目)
- テクノクラート概念について/p19 (16コマ目)
- 第一章 ドイツの技術者運動とテクノクラシー思想の形成/p27 (20コマ目)
- はじめに/p27 (20コマ目)
- 一 技術者層の形成と同権化要求/p29 (21コマ目)
- 二 技術者のアイデンティティと「技術的思考」/p38 (26コマ目)
- 三 第一次大戦と技術者/p45 (29コマ目)
- 四 文化ペシミズム・保守革命と技術者/p56 (35コマ目)
- おわりに/p65 (39コマ目)
- 第二章 ラーテナウの近代批判 ―ドイツ・ユダヤ人として/p83 (48コマ目)
- はじめに/p83 (48コマ目)
- 一 ユダヤ人ラーテナウ/p89 (51コマ目)
- 二 技術的合理性の貫徹と文化危機/p98 (56コマ目)
- 三 近代の超克―「魂の国」/p105 (59コマ目)
- おわりに/p119 (66コマ目)
- 第三章 テクノクラートのユートピア ―ラーテナウの社会改革論/p131 (72コマ目)
- はじめに/p131 (72コマ目)
- 一 政治と経済の近代化―エリート交代の要求/p132 (73コマ目)
- 二 テクノクラシー的社会経済構想/p136 (75コマ目)
- 三「民族共同体」と指導者民主主義/p153 (83コマ目)
- おわりに/p173 (93コマ目)
- 第四章 エンジニアの理想主義 ―W・v・メレンドルフの場合/p187 (100コマ目)
- はじめに/p187 (100コマ目)
- 一 技術主義的ユートピア/p193 (103コマ目)
- 二 共同経済の思想と構想/p210 (112コマ目)
- 三 メレンドルフのナショナリズム論/p226 (120コマ目)
- おわりに/p236 (125コマ目)
- 第五章 テクノクラートの構想とドイツの現実/p257 (135コマ目)
- 一 共同経済の挫折/p257 (135コマ目)
- 二 メレンドルフによる総括/p268 (141コマ目)
- 三 全国経済評議会システムの建設をめぐって/p272 (143コマ目)
- 四 メレンドルフとラーテナウの決裂/p283 (148コマ目)
- 五 メレンドルフのワイマル体制批判/p290 (152コマ目)
- 第六章 テクノクラシー的社会像の深化 ―退陣後のメレンドルフ/p305 (159コマ目)
- はじめに/p305 (159コマ目)
- 一 「組織社会主義」論/p307 (160コマ目)
- 二 テクノクラシー的社会構想/p319 (166コマ目)
- おわりに/p330 (172コマ目)
- 終章 総括と展望/p349 (181コマ目)
- 一 ラーテナウ、メレンドルフとナチズム/p349 (181コマ目)
- 二 ナチスの権力掌握と技術者/p356 (185コマ目)
- 三 ヒトラーの近代批判とナチズムの描いた新しい社会/p365 (189コマ目)
- 四 ナチズムにおける社会工学ユートピア/p371 (192コマ目)
- 五 ナチ・テクノクラートの現実認識と活動/p374 (194コマ目)
- 六 ナチズムと近代/p387 (200コマ目)
- あとがき/p407 (210コマ目)
- 参考文献/p21 (223コマ目)
- 人名・事項索引/p1 (233コマ目)