如来教の思想と信仰 : 教祖在世時代から幕末期における
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著者
書誌事項
- タイトル
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如来教の思想と信仰 : 教祖在世時代から幕末期における
- 著者名
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神田, 秀雄, 1949-
- 著者別名
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カンダ, ヒデオ, 1949-
- 学位授与大学
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一橋大学
- 取得学位
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博士 (社会学)
- 学位授与番号
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乙第184号
- 学位授与年月日
-
1997-10-08
注記・抄録
博士論文
資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト
コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文
目次
- 目次
- 序章 如来教研究の意義と本書の視点
- 第一節 如来教研究の意義
- 第二節 如来教の研究史と本書の視点
- 序章 註
- 第一章 如来教の開教
- 第一節『御由緒』をはじめとするきのの伝記史料について
- 第二節 奉公人きのの前半生
- 生い立ち
- 結婚と奉公生活
- 帰郷による生活の大転換
- 覚善父子との同居と新たな苦難
- 第三節 如来教の開教
- ｢御口開き｣と覚善による審神
- ｢今釈迦出生｣
- ｢御石様｣
- ｢御石様｣･｢小刀｣と日蓮宗の霊宝
- 修行僧碩道との接触
- 覚善の｢降参｣
- ｢御由緒｣に見る神憑りの特徴
- 第一章 註
- 第二章 如来教の宗教思想
- 第一節 概観
- 『お経様』原本の成立
- 『お経様』諸篇の構成
- 説教内容の概観と宗教思想の基本的性格
- 第二節 金毘羅大権現-威力と済度の神
- 象頭山には金毘羅は不在
- 釈迦･金毘羅大権現･天照皇太神･きの
- 教祖きのにおける金毘羅大権現のイメージ
- 近世の金毘羅信仰と金毘羅･崇徳院一体説
- 『雨月物語』の崇徳院御霊と『お経様』の｢金毘羅大権現の由来｣
- 金毘羅大権現と天照皇太神
- 釈迦･金毘羅大権現･きのに関する文化十年前後の教義展開
- 金毘羅イメージと修験道
- 金毘羅イメージの源泉
- 統一的世界像の形成
- すべての力を備えた金毘羅大権現
- 第三節｢悪娑婆｣と｢後世｣
- ｢悪娑婆｣と｢後生｣
- 固有の神話と｢魔道｣
- 禍いをもたらす｢魔道｣
- 如来の使者としての｢魔道｣
- ｢魔道｣の観念の起源および如来教とキリスト教との関係
- 信者たちの｢魔道｣に関する教義の受け止め方
- ｢家職｣論の内実
- 〝貧人正機〟と社会批判
- 現世の〝真実の相〟
- 人々の恐れと不安
- 諸霊の脅威と死者儀礼の観念
- 生涯の意味についての不安
- 第四節｢三界万霊｣の救済
- ｢三界万霊｣救済の成立過程
- 救済思想深化の様相
- 幻想としての｢後世｣
- ｢善心｣を回向する
- 信者たちの生活と｢三界万霊｣救済の教義
- 第五節 宗教思想の歴史的意義
- 諸宗派の宗教思想に対する固有性と共通性
- ｢三界万霊｣救済の教義の歴史的意義
- 第二章 註
- 第三章 如来教の信仰活動
- 第一節 開教初年の動向
- 文化三年頃までの動向
- 在来仏教との関係と宗教思想展開の諸契機
- 第二節 宗派の確立と講活動の活発化
- 文化九年の動向
- ｢士講中｣と尾張藩士の信者たち
- その他の講と信者たち
- 教祖｢媹姾｣と｢御口開き十三回忌｣
- 信仰活動の内部矛盾
- 第三節 江戸の講中の参入と諸願の増加
- 江戸の講中の参入
- 諸願の増加と内容･形態の変化
- ｢士講中｣の｢心願｣
- 第四節 文政三年の弾圧ときのの晩年
- 文政三年の弾圧と｢内々｣の信仰活動
- 金木市正と白川神道･象頭山
- 『お経様』に見る金木市正と江戸の講中
- 『文政年中おはなし』と｢御国｣の信者たち
- 『文政年中御手紙』について
- きのの入滅
- 第五節 金毘羅信仰と如来教-碩道･金木市正･講中
- 修行僧碩道
- 教祖きのの没後における金木市正
- 名古屋の金毘羅信仰と如来教
- 第六節 幕末期における信仰活動とその矛盾
- 尾張藩の弾圧と小寺一夢による布教合法化への模索
- 教祖きの没後のきくと将軍家大奥への布教説
- 他の信仰組織への接近が待った両面価値的な意味
- 信者の階層構成が意味するもの
- 第三章 註
- 史料編
- 本文および註について
- 『御由緒(媹姾様由緒書御写)』
- 『媹姾如来きの･伝記断片A』
- 『媹姾如来きの･伝記断片B』
- 『文政年中御手紙』(一)
- 『文政年中御手紙』(二)
- 史料編 註
- 如来教に関する研究一覧
- あとがき
