奄美歌掛けのディアローグ : あそび・ウワサ・死
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著者
書誌事項
- タイトル
-
奄美歌掛けのディアローグ : あそび・ウワサ・死
- 著者名
-
酒井, 正子
- 著者別名
-
サカイ, マサコ
- 学位授与大学
-
國學院大學
- 取得学位
-
博士 (民俗学)
- 学位授与番号
-
乙第154号
- 学位授与年月日
-
1997-10-22
注記・抄録
博士論文
目次
- 目次 / p1 (0005.jp2)
- 口絵 / (0003.jp2)
- 凡例､用語等 / p8 (0009.jp2)
- 序章 / p3 (0011.jp2)
- ◇フィールドワークの経過 / p6 (0013.jp2)
- ◇奄美･徳之島の伝承歌謡の現状―八六年八月のフィールドノートより / p9 (0014.jp2)
- ◇フィールド調査の方法とタイムスパンの設定 / p15 (0017.jp2)
- I あそび / (0022.jp2)
- 1 集団の掛け合い歌の世界―現地報告から / p27 (0023.jp2)
- 一､エロスと口承伝統―徳之島の〈七(八)月踊り〉をめぐって / p27 (0023.jp2)
- 二､手々の《まんきゃ》―｢ロマンを語る場｣復活 / p37 (0028.jp2)
- 三､大都会の中の歌掛け―<夏目踊り>オン･ステージ / p39 (0029.jp2)
- 2 陶酔の醸成と様式化―<夏目踊り>にみる有機的な即興性 / p43 (0031.jp2)
- 一､はじめに / p43 (0031.jp2)
- 二､井之川の<夏目踊り> / p45 (0032.jp2)
- 三､目手久の<立ち踊り> / p56 (0038.jp2)
- 四､おわりに / p61 (0040.jp2)
- 3 《田植歌》における三系統―歌の流通と様式 / p63 (0041.jp2)
- 一､概況と問題の所在 / p63 (0041.jp2)
- 二､目手久の｢シマ節｣と｢東節｣ / p68 (0044.jp2)
- 三､系統しらべ(1)―比較譜にみる三系統 / p71 (0045.jp2)
- 四､系統しらべ(2)―構造的側面 / p74 (0047.jp2)
- 五､おわりに / p85 (0052.jp2)
- 4 下久志の《キョーダラ》―その由来と歌詞 / p93 (0056.jp2)
- 一､はじめに / p93 (0056.jp2)
- 二､下久志における現状 / p94 (0057.jp2)
- 三､下久志への伝来 / p98 (0059.jp2)
- 四､母胎となった芸能《鼓あしび》との関係 / p99 (0059.jp2)
- 添付資料―下久志《キョーダラ》歌詞集 / p103 (0061.jp2)
- 5 キョーダラとマンカイ―民俗行為から舞台へ / p113 (0066.jp2)
- 一､はじめに / p113 (0066.jp2)
- 二､徳之島―入り組んだ差異 / p114 (0067.jp2)
- 三､大島との接点―手々､金見､山 / p127 (0073.jp2)
- 四､大島のマンカイ―舞台化への道のり / p131 (0075.jp2)
- 五､民俗行為から舞台ヘ―徳之島と大島の対比 / p142 (0081.jp2)
- II ウワサ / (0082.jp2)
- 1｢うわさ(ゴシップ)歌｣の周辺―歌あそびの事例から / p147 (0083.jp2)
- 一､はじめに / p147 (0083.jp2)
- 二､パーフォーマンスの場=歌あそび / p148 (0084.jp2)
- 三､事例 / p150 (0085.jp2)
- 四､考察 / p156 (0088.jp2)
- 2 異人と歌―｢うわさ歌｣をめぐる人々 / p161 (0090.jp2)
- 一､はじめに / p161 (0090.jp2)
- 二､喜念の古老は語る / p162 (0091.jp2)
- 三､《ちょうきく》《取たん金ぐゎ》《くるだんど》の連続性 / p168 (0094.jp2)
- 3 奄美の″うた情報システム″―｢うわさ歌｣の概念化と展開 / p173 (0096.jp2)
- 一､はじめに / p173 (0096.jp2)
- 二､｢うわさ歌構造｣の諸問題 / p174 (0097.jp2)
- 三､奄美大島での展開 / p184 (0102.jp2)
- 四､おわりに―琉球弧の歌謡史への視角 / p188 (0104.jp2)
- III 死 / (0106.jp2)
- 1 死と歌掛けの民族誌―シマ空間と歌 / p195 (0107.jp2)
- 一､はじめに / p195 (0107.jp2)
- 二､歌と生活の舞台―シマ(集落) / p196 (0108.jp2)
- 三､生死の境―マブリ(霊)が去る時 / p203 (0111.jp2)
- 四､トゥギ(重病人を慰める歌掛け) / p207 (0113.jp2)
- 五､ムンバチ(死霊)との歌掛け / p216 (0118.jp2)
- 六､サカ歌(邪術の歌) / p219 (0119.jp2)
- 七､洗骨改葬から火葬ヘ―葬制の激変が意味するもの / p222 (0121.jp2)
- 2 徳之島の葬歌―叙事歌･叙情歌の源泉 / p227 (0123.jp2)
- 一､はじめに / p227 (0123.jp2)
- 二､葬歌の事例 / p228 (0124.jp2)
- 三､考察 / p243 (0131.jp2)
- 3 シマウタ生成の一過程―《やがま節》と《二上り節》の間 / p251 (0135.jp2)
- 一､徳之島の葬歌群の位置づけ / p251 (0135.jp2)
- 二､《やがま節》―歌掛けへの転換点 / p255 (0137.jp2)
- 三､《二上り節》―その多義性 / p265 (0142.jp2)
- 四､《やがま節》から《二上り節》ヘ―個人の歌から一般的な｢あそび歌｣へ / p272 (0146.jp2)
- 五､琉球弧の｢詠み歌｣というジャンル / p278 (0149.jp2)
- 4 沖永良部島の《念仏(ミンブチ)》―儀礼と歌 / p285 (0152.jp2)
- 一､歌われるコンテキスト(脈絡)―三十三年忌 / p285 (0152.jp2)
- 二､儀礼の過程―瀬利覚と畦布の三十三年忌から / p287 (0153.jp2)
- 三､歌われたテキスト(歌詞) / p297 (0158.jp2)
- 四､沖縄の念仏歌との関連―詞章面から / p304 (0162.jp2)
- 5 チョンダラーの影―琉球弧の念仏歌と奄美 / p313 (0166.jp2)
- 一､はじめに / p313 (0166.jp2)
- 二､琉球弧の念仏歌概観 / p314 (0167.jp2)
- 三､沖永良部島の《念仏》の系統―音楽的側面から / p319 (0169.jp2)
- 四､奄美における念仏芸能の展開 / p322 (0171.jp2)
- 五､おわりに―チョンダラーの影 / p331 (0175.jp2)
- 終章 / p339 (0179.jp2)
- l 対面文化のメタファーとしての｢歌掛け｣ / p339 (0179.jp2)
- 2 短詞型歌謡の生成と様式 / p340 (0180.jp2)
- 3 琉球弧の広域曲について / p343 (0181.jp2)
- 引用･参考文献一覧 / p346 (0183.jp2)
- 初出一覧 / p354 (0187.jp2)
- あとがき / p357 (0188.jp2)
- 索引 / p1 (0193.jp2)