日本中世村落社会史の研究
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著者
書誌事項
- タイトル
-
日本中世村落社会史の研究
- 著者名
-
蔵持, 重裕, 1948-
- 著者別名
-
クラモチ, シゲヒロ
- 学位授与大学
-
立教大学
- 取得学位
-
博士 (文学)
- 学位授与番号
-
乙第161号
- 学位授与年月日
-
1998-03-31
注記・抄録
博士論文
目次
- はしがき/p1 (3コマ目)
- 第一部 荘園古老法―紛争解決の習俗 (11コマ目)
- 第一章 太良荘の古老/p18 (12コマ目)
- はじめに/p18 (12コマ目)
- 第一節 検断事件と訴・扱の分類/p20 (13コマ目)
- 第二節 公権力扱い事件と権限分担/p26 (16コマ目)
- 1 地頭検断権/p26 (16コマ目)
- 2 守護の検断管轄/p30 (18コマ目)
- 3 幕府・建武政府政府への訴の特質/p36 (21コマ目)
- 4 東寺検断権の実際/p37 (21コマ目)
- 第三節 公権力への訴のない事件の解決/p46 (26コマ目)
- 1 訴のない事件の解決/p46 (26コマ目)
- 2 古老・沙汰人/p54 (30コマ目)
- おわりに/p63 (34コマ目)
- 第二章 中世古老の機能と様相/p65 (35コマ目)
- はじめに/p65 (35コマ目)
- 第一節 性格―中世法と古老/p68 (37コマ目)
- 1 先例証言人/p69 (37コマ目)
- 2「古老」文言の性格/p73 (39コマ目)
- 第二節 機能―村地域と古老/p76 (41コマ目)
- 1 境界管理人/p76 (41コマ目)
- 2 地域法の番人/p81 (43コマ目)
- 第三節 様相―「荘園古老法」/p86 (46コマ目)
- 第四節 資格―古老と村/p94 (50コマ目)
- 1 浪人と住人/p94 (50コマ目)
- 2 社会的位置/p98 (52コマ目)
- 第五節 意義―古老法の背景/p100 (53コマ目)
- 1「荘園古老法」と惣掟/p100 (53コマ目)
- 2 古老の聖性/p101 (53コマ目)
- 第二部 景観と屋敷地化―住まい方の習俗 (56コマ目)
- 序/p108 (57コマ目)
- 第一章 備後国大田荘故地赤屋村の耕地形態/p111 (58コマ目)
- 第一節 中世史料の中の赤屋村/p112 (59コマ目)
- 第二節 赤屋村の水利/p129 (67コマ目)
- 第三節 地名について/p132 (69コマ目)
- 第四節 地積の動態について/p141 (73コマ目)
- 第五節 小字の状況/p145 (75コマ目)
- おわりに/p152 (79コマ目)
- 第二章 百姓屋敷と居住形態/p154 (80コマ目)
- はじめに/p154 (80コマ目)
- 第一節 各家・屋敷等の概況/p154 (80コマ目)
- 第二節 居住形態の特徴/p164 (85コマ目)
- 第三章 武蔵国豊島荘故地豊島区域の中世景観/p169 (87コマ目)
- はじめに/p169 (87コマ目)
- 第一節 豊島区域の水田の分布と水利/p170 (88コマ目)
- 第二節 豊島氏領域の水田分布と水利/p175 (90コマ目)
- 第三節 豊島区域の位置/p179 (92コマ目)
- 第四節 石造物と地域/p181 (93コマ目)
- 第五節 生活/p185 (95コマ目)
- 第三部 家と村落の存立―結合の習俗 (98コマ目)
- 第一章 名主家族の結合と家の継承/p192 (99コマ目)
- はじめに/p192 (99コマ目)
- 第一節 名主職の移動の原初形態/p193 (99コマ目)
- 第二節 相伝権としての名主職/p204 (105コマ目)
- 第三節 扶養共同体としての名主家族結合/p212 (109コマ目)
- 1 名主家族の結合形態/p212 (109コマ目)
- 2 名主兄弟の結合の性格/p218 (112コマ目)
- 第四節 家長権の相伝物の具体相/p223 (114コマ目)
- おわりに/p229 (117コマ目)
- 第二章 村落と家の相互扶助機能/p233 (119コマ目)
- はじめに/p233 (119コマ目)
- 第一節 村落の法人格/p237 (121コマ目)
- 1 番頭・職事の役割/p237 (121コマ目)
- 2 百姓中/p242 (124コマ目)
- 第二節 村落と諸衆/p248 (127コマ目)
- 1 古老と若衆/p248 (127コマ目)
- 2 惣寄合/p254 (130コマ目)
- 第三節 村落の構成単位と生活単位/p257 (131コマ目)
- 1 百姓のイエ/p257 (131コマ目)
- 2 イエの自立と村落/p260 (133コマ目)
- おわりに/p264 (135コマ目)
- 第三章 村落と家の中の女性/p266 (136コマ目)
- 第一節 問題の所在/p266 (136コマ目)
- 第二節 女性の悩みは何か/p268 (137コマ目)
- 第三節 女性からの離別/p274 (140コマ目)
- 第四節 女性経営の土地の「仏物」売却/p278 (142コマ目)
- 第五節 村と女性経営の村落保障体制/p288 (147コマ目)
- おわりに/p299 (152コマ目)
- 第四部 人と土地の結合―土地所有の習俗 (153コマ目)
- 第一章 土地所有観と名田/p302 (154コマ目)
- はじめに/p302 (154コマ目)
- 第一節 私領と処分権/p304 (155コマ目)
- 1 売券文言の構成/p304 (155コマ目)
- 2 私領呼称の機能/p308 (157コマ目)
- 第二節 人と土地の結合と権利/p310 (158コマ目)
- 1 土地処分の性格/p310 (158コマ目)
- 2 作手/p317 (161コマ目)
- 第三節 耕地売買と名田/p321 (163コマ目)
- 第二章 当知行―大慈恩寺の紛失状/p331 (168コマ目)
- はじめに/p331 (168コマ目)
- 1 紛失状態の分類/p332 (169コマ目)
- 2 千葉氏の所領安堵/p333 (169コマ目)
- 3 鎌倉府の安堵/p335 (170コマ目)
- 4 永享十一年文書/p340 (173コマ目)
- 第三章 刈田狼藉の本源―日本中世における人と土地の関係/p343 (174コマ目)
- はじめに/p343 (174コマ目)
- 第一節 刈田狼藉―羽下説の確認/p346 (176コマ目)
- 第二節 所務沙手続き違反/p349 (177コマ目)
- 第三節 旧領・由緒の破棄/p353 (179コマ目)
- 第四節 本源的所有/p356 (181コマ目)
- おわりに/p362 (184コマ目)
- 第五部 百姓と訴訟―闘争の作法 (184コマ目)
- 第一章「百姓申状」の性格について/p364 (185コマ目)
- はじめに/p364 (185コマ目)
- 第一節 百姓申状の形式と内容/p365 (185コマ目)
- 1 形式/p365 (185コマ目)
- 2 要求と訴/p367 (186コマ目)
- 3 申状と時代/p368 (187コマ目)
- 第二節 本所法と百姓申状/p370 (188コマ目)
- 第三節 署名と起請文/p375 (190コマ目)
- おわりに/p378 (192コマ目)
- 第二章 稲垣泰彦著『日本中世社会史論』について/p379 (192コマ目)
- はじめに/p379 (192コマ目)
- 第一節 本書の内容/p381 (193コマ目)
- 第二節 検討/p383 (194コマ目)
- おわりに/p395 (200コマ目)
- 第三章 村と家の成立をめぐって/p398 (202コマ目)
- 一 成果/p398 (202コマ目)
- 二 苗字/p399 (202コマ目)
- 三 村の成立/p400 (203コマ目)
- 四 村の移行/p401 (203コマ目)
- 五 家/p402 (204コマ目)
- 終論 年貢と村落と―中世社会論/p405 (205コマ目)
- 初出一覧/p415 (210コマ目)
- あとがき/p417 (211コマ目)
- 索引/p428 (217コマ目)