景観にさぐる中世 : 変貌する村の姿と荘園史研究
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著者
書誌事項
- タイトル
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景観にさぐる中世 : 変貌する村の姿と荘園史研究
- 著者名
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服部, 英雄
- 著者別名
-
ハットリ, ヒデオ
- 学位授与大学
-
東京大学
- 取得学位
-
博士 (文学)
- 学位授与番号
-
乙第12897号
- 学位授与年月日
-
1996-06-10
注記・抄録
博士論文
目次
- はじめに/p1 (5コマ目)
- 本書の構成(ガイダンス)/p5 (7コマ目)
- 第I部 みそさく・ようじゃく/p25 (17コマ目)
- 第一章 周防国仁保庄の荘園地名-現地景観が語る真実と文献史料が語る虚実-/p27 (18コマ目)
- はじめに/p27 (18コマ目)
- 一 平子氏館とその周辺/p27 (18コマ目)
- 二 三浦文書・手継証文の史料批判/p33 (21コマ目)
- まとめ-浅地の養着と重嗣菩提寺長寿寺の立地が意味するもの-/p39 (24コマ目)
- 第二章 みそさく考/p41 (25コマ目)
- はじめに/p41 (25コマ目)
- 一 上野国/p43 (26コマ目)
- 二 下野国/p55 (32コマ目)
- 三 下総国/p58 (34コマ目)
- 四 常陸国/p59 (34コマ目)
- 五 甲斐国/p74 (42コマ目)
- むすび-中間報告として-/p75 (42コマ目)
- 第三章 地名による中世常陸国真壁郡長岡郷一帯の景観復原-みそざくと叶(かのう)-/p78 (44コマ目)
- はじめに/p78 (44コマ目)
- 一 里の景観/p79 (44コマ目)
- 二 溜池の歴史/p89 (49コマ目)
- 三 堀の内・前田と御正作(みそざく)/p91 (50コマ目)
- 四 山の景観/p93 (51コマ目)
- おわりに/p97 (53コマ目)
- 第四章 遠江国初倉庄の荘園景観の復原-堤防の中のニショウダク-/p99 (54コマ目)
- 第五章 周防国与田保故地における用作-低地滞水域の開発をめぐって-/p104 (57コマ目)
- はじめに/p104 (57コマ目)
- 一 与田保故地に残る荘園関係地名/p105 (57コマ目)
- 二 夕作はなぜこの地にあるのか/p109 (59コマ目)
- 三 滞水地帯の開発-灸川と堀川-/p110 (60コマ目)
- 四 条里遺構との関連/p113 (61コマ目)
- 五 地頭支配の展開/p114 (62コマ目)
- 六 歴史資料としての地名の価値/p115 (62コマ目)
- 第六章 防長のヨウジャク/p117 (63コマ目)
- はじめに/p117 (63コマ目)
- 一 周防のヨウジャク/p118 (64コマ目)
- 二 長門のヨウジャク/p138 (74コマ目)
- 三 用作田の形態-まとめにかえて-/p157 (83コマ目)
- 第七章 筑後川下流域・クリーク地帯における荘園景観と淡水灌漑-筑後国三潴庄と肥前国神崎庄-/p166 (88コマ目)
- はじめに/p166 (88コマ目)
- 一 三潴庄荒木村の中世耕地景観と大井手(非クリーク地帯)/p168 (89コマ目)
- 二 三潴町田川の用作/p176 (93コマ目)
- 三 大木町奥牟田の立野の用作/p180 (95コマ目)
- 四 城島町楢津諏訪の用作/p182 (96コマ目)
- 五 佐賀県神埼郡千代田町用作/p186 (98コマ目)
- 六 クリーク景観はいつ形成されたのか-景観の遡及-/p191 (100コマ目)
- 七 中世文書からみた筑後川下流域-松浦山代文書にみる白垣村と網縄池-/p200 (105コマ目)
- 八 筑後川下流域の中世景観とその形成-むすびにかえて-/p204 (107コマ目)
- 第II部 地名の史料学/p211 (110コマ目)
- はじめに/p213 (111コマ目)
- 第一章 明治地租改正と小字の決定-北浦定政の業績によせて-/p216 (113コマ目)
- 第二章 播磨国鵤庄の嘉暦絵図と小地名/p225 (117コマ目)
- 第三章 近江国邇保庄図にみえる小地名の検討/p232 (121コマ目)
- 第四章 山城国乙訓郡(小塩庄)条里図による小地名変遷の検討-条里図に対する史料批判-/p238 (124コマ目)
- 第五章 乙訓郡条里地域における小地名収集とその史料的価値-あわせて久我庄等の荘園景観を復原する-/p245 (127コマ目)
- 一 通称地名(旧小字)の収集/p245 (127コマ目)
- 二 条里制との関連から/p247 (128コマ目)
- 三 久我庄故地における景観復原と地名/p250 (130コマ目)
- 四 その他の乙訓郡域の歴史地名/p254 (132コマ目)
- 第六章 大和盆地における小地名の変遷/p257 (133コマ目)
- 第七章 荘園地名のうち、名地名の意味するもの/p260 (135コマ目)
- 第八章 能登国万行保・奥原保故地における中世の村の復原-消された小字を甦らせる-/p264 (137コマ目)
- 一 万行保/p265 (137コマ目)
- 二 奥原保/p268 (139コマ目)
- 第九章 肥前国神崎庄故地における条里村落と地名-里界により決定される村-/p272 (141コマ目)
- 残された課題/p285 (147コマ目)
- 第III部 荘園景観の遡及的復原法/p291 (150コマ目)
- 第一章 荘園景観の遡及的復原法/p293 (151コマ目)
- はじめに/p293 (151コマ目)
- 一 現地調査はなぜ必要か-播磨国福井庄樋守・肥後国八代庄井樋を素材として-/p294 (152コマ目)
- 二 荘園景観の遡及的復原法-播磨国大部庄を素材として-/p310 (160コマ目)
- 三 集落形態の検討と考古学/p325 (167コマ目)
- 四 古道を歩む人々/p328 (169コマ目)
- 第二章 備後国地毗庄の復原的研究/p335 (172コマ目)
- 一 地毗庄の山内首藤氏/p335 (172コマ目)
- 二 地毗庄本郷の景観復原/p351 (180コマ目)
- 三 質入担保となった備後国地毗庄/p383 (196コマ目)
- 第三章 安芸国三入庄の復原的研究/p404 (207コマ目)
- 第四章 伯耆国国延保の復原的研究/p416 (213コマ目)
- はじめに/p416 (213コマ目)
- 一 醍醐寺蓮蔵院領国延保の沿革/p416 (213コマ目)
- 二 貞和五年下地中分/p420 (215コマ目)
- 三 貞和二年中分取帳錯簡の修正/p421 (215コマ目)
- 四 国延保の耕地景観と名の復原/p428 (219コマ目)
- 第五章 豊前国金田庄故地における中世景観の復原-南北朝期の名の存在形態-/p436 (223コマ目)
- はじめに/p436 (223コマ目)
- 一 金田庄の沿革/p437 (223コマ目)
- 二 金田村田畠坪付類の整理と復原/p439 (224コマ目)
- 三 金田村故地における条里制耕地の復原/p448 (229コマ目)
- 四 金田村における名と耕地/p461 (235コマ目)
- 小括と残された問題/p466 (238コマ目)
- むすび-名と勧農-/p468 (239コマ目)
- 第六章 肥前国長嶋庄と橘薩摩一族/p470 (240コマ目)
- はじめに/p470 (240コマ目)
- 一 長嶋庄の成立-根本開発領主の群像-/p471 (240コマ目)
- 二 長嶋庄入部までの橘薩摩氏/p481 (245コマ目)
- 三 条里制耕地の復原作業/p484 (247コマ目)
- 四 花嶋村地頭の所領構成-名と十楽浮田-/p498 (254コマ目)
- 五 地頭橘薩摩一族による村々の支配/p508 (259コマ目)
- 六 村立事-長嶋庄における南北朝の動乱-/p518 (264コマ目)
- 七 文書の伝来-むすびに代えて-/p528 (269コマ目)
- 残された課題/p532 (271コマ目)
- 第IV部 中世城館の研究視角/p535 (272コマ目)
- 第一章 中世城館論-近世城郭への連続と非連続-/p537 (273コマ目)
- 一 中世城館の特質/p537 (273コマ目)
- 二 中世城館の機能/p540 (275コマ目)
- 第二章 飛脚篝によせて/p569 (289コマ目)
- 一 のろしマラソン-飛脚篝-/p569 (289コマ目)
- 二 近世の「のろし」史料/p572 (291コマ目)
- 三 飛脚旗/p588 (299コマ目)
- 四 城館と鐘・太鼓/p590 (300コマ目)
- むすび/p595 (302コマ目)
- 成稿の過程/p597 (303コマ目)
- あとがき/p603 (306コマ目)