高電圧架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの技術開発に関する研究
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著者
書誌事項
- タイトル
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高電圧架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブルの技術開発に関する研究
- 著者名
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長崎, 昌司
- 著者別名
-
ナガサキ, ショウジ
- 学位授与大学
-
京都大学
- 取得学位
-
博士 (工学)
- 学位授与番号
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乙第9928号
- 学位授与年月日
-
1998-07-23
注記・抄録
博士論文
資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト
コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文
目次
- 論文目録
- 目次
- はじめに
- 内容梗概
- 序論
- 第1章 緒言
- 第2章 架橋ポリエチレン電力ケーブル開発の歴史
- 2-1 CVケーブルの構造と製造方法
- 2-2 CVケーブルの高電圧化と絶縁設計の変遷
- 2-3 CVケーブル接続部の開発の歴史
- 第3章 技術開発の内容
- 参考文献
- 第I部 配電近代化に関するケーブル技術開発
- 第1章 配電近代化技術開発の概要
- 1-1 配電近代化技術開発の背景
- 1-2 配電近代化に要求されるケーブル技術と開発の考え方
- 1-3 技術開発の主要項目
- 第2章 トリプレックス形CV電力ケーブルの開発
- 2-1 緒言
- 2-2 トリプレックス形ケーブルの構造
- 2-3 電流容量の検討
- (1) 空中布設の場合
- (2) 管路布設の場合
- (3) 電流容量計算式
- 2-4 地絡、短絡電流特性
- (1) 一線地絡電流特性
- (2) 異相地絡電流特性
- 2-5 熱伸縮に関する検討
- (1) トリプレックス形ケーブルの弾性係数
- (2) トリプレックス形ケーブルの熱伸縮量の測定
- 2-6 シース厚、シース材質の検討
- (1) 外傷耐力試験(室内実験)
- (2) シース厚の検討
- 2-7 結言
- 第3章 フリーストリッピング外部半導電層の開発
- 3-1 緒言
- 3-2 外部半導電層のフリーストリッピング化の必要性
- 3-3 フリースドリッピング外部半導電層の技術的背景
- 3-4 押出同時架橋形フリースドリッピング外部半導電層の特性
- (1) 剥離特性
- (2) 表面状態
- (3) 体積固有抵抗
- (4) 老化特性、耐環境応力き裂特性
- 3-5 ケーブルでの特性
- (1) 22~33kV級
- (2) 66~77kv級
- 3-6 結言
- 第4章 配電用プレハブ形接続機器の開発
- 4-1 緒言
- 4-2 プレハブ形接続機器の基本設計
- (1) 導体接続
- (2) 絶縁方式
- 4-3 差し込み式直線接続
- 4-4 差し込み式終端接続部
- 4-5 差し込み式Y分岐およびX分岐接続
- 4-6 差し込み式接続部の電気特性
- 4-7 結言
- 第5章 22kV級架空配電線の開発
- 5-1 緒言
- 5-2 架空配電の方式
- 5-3 絶縁電線方式の設計
- (1) 交流、インパルス電圧特性
- (2) 人体に対する安全性
- (3) 絶縁物の耐トラッキング性
- 5-4 結言
- 参考文献
- 第II部 高圧架橋ポリエチレン電力ケーブルの浸水課電劣化の解明と対策
- 第1章 浸水課電劣化現象とケーブル構造(設計)面からの対策
- 1-1 緒言
- 1-2 劣化現象の観察
- 1-3 水トリーの基本的特性
- (1) 内部半導電層の影響
- (2) 外側水の影響
- (3) 水質の影響
- (4) PVCシースの影響
- (5) 温度の影響
- 1-4 水トリーを有するケーブルの電気的特性
- (1) 水トリーを有するケーブル誘電体損失
- (2) 直流破壊値、交流破壊値と水トリーの関係
- 1-5 押出半導電層を有するケーブルの浸水課電特性
- (1) 各種環境での浸水課電試験
- (2) 絶縁厚さの効果
- 1-6 劣化機構の考察
- 1-7 浸水課電劣化対策
- (1) 半導電層の押出化(内部および外部半導電層)
- (2) トリプレックス (単心3個撚り)化
- (3) しゃ水層付きケーブル
- (4) 導体内防水処理
- 1-8 結言
- 第2章 耐水トリーケーブルの開発と実用化
- 2-1 緒言
- 2-2 耐水トリー材料の開発
- (1) 耐水トリー材料のスクリーニング
- (2) 最適材料の決定
- 2-3 耐水トリーケーブルの性能
- 2-4 結言
- 参考文献
- 第III部 架橋ポリエチレン電力ケーブルの高電圧化への技術開発
- 第1章 ケーブルの絶縁設計と劣化要因
- 1-1 緒言
- 1-2 絶縁劣化の要因
- (1) ボイド
- (2) 異物
- (3) 半導電層突起
- 1-3 ケーブル絶縁の信頼性を考慮した設計方法
- (1) 初期破壊性能
- (2) 長期信頼性
- (3) ケーブル絶縁厚さ決定方法
- 1-4 結言
- 第2章 架橋ポリエチレン絶縁体中のボイドと破壊電圧に関する考察
- 2-1 緒言
- 2-2 ボイドの大きさと放電開始電界
- 2-3 CVケーブル中のボイドの大きさと破壊電圧の関係
- 2-4 結言
- 第3章 熱線架橋方式(RCP)の開発
- 3-1 緒言
- 3-2 架橋ポリエチレンの製造方法
- 3-3 RCP設備の概要
- 3-4 RCP架橋CVケーブルの絶縁体の特長
- 3-5 RCP架橋CVケーブルの電気性能
- (1) 初期電気破壊性能
- (2) インパルス電圧に対する(V-n)特性
- (3) 長期電気性能
- 3-6 結言
- 第4章 CVケーブルの高電圧試験法の確立
- 4-1 緒言
- 4-2 11~77kVCVケーブルの使用条件
- 4-3 CVケーブルに対する電気試験の種類
- 4-4 CVケーブルの交流電圧試験法
- (1) 推奨試験法
- (2) 推奨試験法の決定根拠
- 4-5 結言
- 第5章 154kVCVケーブルの開発と実用化
- 5-1 緒言
- 5-2 関西電力154kVCVケーブルの開発
- (1) ケーブルおよび付属品の構造
- (2) 長期課通電試験
- 5-3 東京電力154kVCVケーブルの開発
- (1) ケーブルおよび終端・直線接続部の構造
- (2) 長期課通電試験
- 5-4 結言
- 第6章 架橋ポリエチレン絶縁体のモルフォロジ
- 6-1 緒言
- 6-2 従来の光学顕微鏡での絶縁体観察法
- (1) 絶縁体中のトリー観察法
- (2) 絶縁体の高次構造の観察法
- 6-3 新観察法
- (1) ポリエチレンの高次構造の観察
- (2) 水トリーの観察
- (3) 電気トリーの観察
- 6-4 結言
- 第7章 CVケーブルの電気絶縁性能向上のまとめ
- 7-1 緒言
- 7-2 初期性能の向上
- 7-3 長期性能の向上
- 7-4 結言
- 参考文献
- 総括
- 謝辞