近世賤民制と地域社会 : 和泉国の歴史像

この論文をさがす

著者

    • 藤本, 清二郎, 1949- フジモト, セイジロウ, 1949-

書誌事項

タイトル

近世賤民制と地域社会 : 和泉国の歴史像

著者名

藤本, 清二郎, 1949-

著者別名

フジモト, セイジロウ, 1949-

学位授与大学

広島大学

取得学位

博士 (文学)

学位授与番号

乙第3047号

学位授与年月日

1998-02-16

注記・抄録

博士論文

資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト

コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文

目次

  1. 近世賤民制と地域社会-和泉国の歴史像- 目次
  2. 序に加えて
  3. 第一部 被差別ムラの形成とかわた身分の成立
  4. 第一章 南郡麻生嶋村の形成と太閤検地
  5. はじめに
  6. 第一節 麻生郷と福田村
  7. 第二節 嶋村の形成過程
  8. 第三節 太閤検地と福田村・嶋村
  9. 第二章 泉郡南王子村の形成と太閤検地
  10. 第一節 慶長指出帳の分析
  11. 第二節 延宝検地帳の分析
  12. 第三章 かわた身分の系譜と編成
  13. 第一節 「嶋」身分について
  14. 第二節 統一政権とかわた身分
  15. 第二部 近世の統治とかわた村
  16. 第四章 和泉国のかわた村-登録と社会認知の位相-
  17. はじめに
  18. 第一節 かわた村の登録形態-国絵図・郷帳の検討-
  19. 一 慶長国絵図
  20. 二 正保国絵図と郷帳
  21. 三 延宝年間「和泉国図」
  22. 四 元禄・天保国絵図と郷帳
  23. 小括
  24. 第二節 かわた村の社会的認知
  25. 一 和泉国分間絵図
  26. 二 輿地図・版行図
  27. 三 地誌類の検討
  28. 小括
  29. 第三節 かわた村記載の意義-まとめ-
  30. 第五章 岸和田藩領かわた村の役負担
  31. はじめに
  32. 第一節 近世初期の「皮多高」
  33. 第二節 役負担の構造
  34. 一 城中掃除
  35. 二 羽綱御用・落馬片付役
  36. 三 拷問・断罪人足-仕置下役
  37. 第三節 城付かわたとしての嶋村
  38. 一 仕置役争論と「急御用」
  39. 二 「御城付之皮多」・鉄刀役人
  40. おわりに
  41. 第六章 かわた村の監理体制
  42. はじめに
  43. 第一節 嶋村の預り支配
  44. 第二節 預り支配と「皮多捌」
  45. おわりに
  46. 第七章 預り支配の文書様式
  47. はじめに
  48. 第一節 触の伝達と請書の提出
  49. イ 幕府機関の触・達・差紙と請書
  50. ロ 藩の触・達・差紙と請書その他
  51. 第二節 土地所持権の登録
  52. イ 土地台帳
  53. ロ 土地の売買・質入れ
  54. ハ 売出地請戻し願い
  55. 第三節 宗門改め・人別支配
  56. イ 宗旨改め証文・判形帳
  57. ロ 領外人別送り・除帳
  58. 第四節 年貢米の徴収
  59. イ 当毛付立帳・免定
  60. ロ 勘定目録・皆済目録
  61. ハ 減免措置
  62. 第五節 村役人の任免
  63. イ 庄屋・年寄の任命
  64. ロ 庄屋・年寄の退任
  65. 第六節 救恤
  66. イ 蔵米拝借
  67. ロ 飢飯米
  68. 第七節 刑罰
  69. イ 追込・手錠
  70. ロ 村払い
  71. ハ 堺奉行所掛り
  72. ニ 大坂町奉行所掛り
  73. 第八節 村内の政道・紛争処理
  74. イ 日雇稼の統制
  75. ロ 婚姻出入
  76. ハ 家普請の許可
  77. 第九節 寺支配
  78. イ 本堂再建
  79. 口 住持の任免
  80. ハ 中本山の扱い
  81. 第一〇節 役負担
  82. イ 羽綱役・落馬取片付役
  83. 口 城中掃除役
  84. ハ 拷問・断罪役
  85. ニ 鉄刀役・吟味役
  86. 第一一節 身分的営業への関与
  87. イ 皮場(草場)争い
  88. 口 人場・十分一金争論
  89. 第一二節 文書様式の類型
  90. おわりに-預り支配とかわた村の社会的位置・社会意識との関連について-
  91. 第三部 地域社会におけるかわた村
  92. 第八章 南部麻生嶋村の村落構成と草場
  93. はじめに
  94. 第一節 麻生嶋村の村落構成
  95. 1 一六世紀末頃の村落構成
  96. 2 一七世紀末頃の麻生嶋村
  97. 第二節 麻生嶋村の草場の構成
  98. 1 「三人中草場」と加守郷の草場
  99. 2 「同免之草場」
  100. 3 「相中草場」
  101. 4 嶋村の草場の全体像
  102. おわりに
  103. 第九章 一八・九世紀、麻生嶋村の村落構成と経済構造
  104. 第一節 村落構成と高持・草場株
  105. 第二節 農業構造と地域社会
  106. 第三節 多元的経済構造-農工傭結合-
  107. 1 皮革業
  108. 2 雪駄稼ぎ
  109. 3 日用稼ぎ
  110. むすびにかえて
  111. 第一〇章 麻生嶋村をとりまく地域社会の秩序
  112. 第一節 地域秩序の矛盾とその深化
  113. 第二節 預り支配下の「村方」騒動
  114. むすびにかえて
  115. 第十一章 地域社会の秩序と南王子村の「一村立」
  116. はじめに
  117. 第一節 元禄期移転の意義-自立の達成-
  118. 第二節 中後期の賤民政策
  119. 第三節 地域社会における平人と賤民
  120. 一 王子村・信太郷との社会関係
  121. 二 泉郡・和泉国における経済活動
  122. 第四節 差別の契機と抵抗の論理
  123. おわりに
  124. 補論 差別と村落
  125. はじめに
  126. 第一節 近世の賤民支配
  127. 第二節 近世の「村」と賤民
  128. 第三節 ムラ協同社会の経済関係
  129. 第四節 ムラ協同社会の社会構造
  130. おわりに
  131. むすび
  132. あとがき
34アクセス

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    500001595284
  • NII著者ID(NRID)
    • 8000003061473
  • DOI(NDL)
  • NDL書誌ID
    • 000000333020
  • データ提供元
    • NDL ONLINE
    • NDLデジタルコレクション
ページトップへ