ルーマン教育システム論の再構成
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著者
書誌事項
- タイトル
-
ルーマン教育システム論の再構成
- 著者名
-
石戸, 教嗣, 1950-
- 著者別名
-
イシド, ノリツグ
- 学位授与大学
-
京都大学
- 取得学位
-
博士 (教育学)
- 学位授与番号
-
乙第10062号
- 学位授与年月日
-
1999-03-23
注記・抄録
博士論文
目次
- 論文目録 (1コマ目)
- 目次/p2 (4コマ目)
- 序章 ルーマンの教育システム論の視座/p7 (9コマ目)
- 1 ルーマンのシステム論と「主体」/p8 (10コマ目)
- 2 複雑性の縮減/p10 (12コマ目)
- 3 自己準拠性とオートポイエシス/p13 (15コマ目)
- 4 時期区分の問題/p15 (17コマ目)
- (1)社会的システム論の時期区分/p15 (17コマ目)
- (2)教育システム論の時期区分/p17 (19コマ目)
- 第I部 機能システムとしての教育システム/p20 (22コマ目)
- 第1章 教育システムの反省とは何か/p21 (23コマ目)
- 第1節 教育システムの三つの反省次元と反省主体/p21 (23コマ目)
- (1)教育システムの分化とその反省形式/p21 (23コマ目)
- (2)教育システムの自己反省/p24 (26コマ目)
- 第2節 ルーマンの教育システム論と教育学・教育社会学研究/p38 (40コマ目)
- 第2章 教育システムのオートポイエシス/p48 (50コマ目)
- 第1節 正当化からパラドックスへ/p48 (50コマ目)
- 第2節 コードとプログラム/p49 (51コマ目)
- (1)コードとプログラムの関係/p49 (51コマ目)
- (2)プログラムと不確定性公式/p53 (55コマ目)
- (3)教育システムのパラドックス展開としてのコードとプログラム/p55 (57コマ目)
- (4)教育システムにおける生徒の評価・選抜/p57 (59コマ目)
- 第3節 「システム/環境関係」のパラドックス展開/p59 (61コマ目)
- (1)教育システムによる基準の提示/p59 (61コマ目)
- (2)他の機能システムとの関係/p61 (63コマ目)
- (3)多中心的な社会記述/p64 (66コマ目)
- (4)「自由」を志向する教育/p67 (69コマ目)
- 第3章 教育システムにおける時間/p70 (72コマ目)
- 第1節 システムにおける時間問題/p70 (72コマ目)
- (1)前期ルーマンの構造主義的性格/p70 (72コマ目)
- (2)時間的反省の優先/p72 (74コマ目)
- (3)反省と反省性/p72 (74コマ目)
- (4)自己準拠にとっての反省性の意味/p73 (75コマ目)
- 第2節 教育システムにおける「開始」と「終了」/p75 (77コマ目)
- 第3節 教育システムにおける「過去」と「未来」/p79 (81コマ目)
- 第4章 教育システムの改革問題/p84 (86コマ目)
- 第1節 教育における平等-「補償教育」をめぐって/p84 (86コマ目)
- (1)教育改革の転換/p85 (87コマ目)
- (2)システム条件としての「平等」/p86 (88コマ目)
- (3)補償教育への批判/p88 (90コマ目)
- (4)「システム/環境」関係をふまえた教育改革/p90 (92コマ目)
- 第2節 改革教育学をめぐって/p91 (93コマ目)
- (1)改革と反省の循環/p91 (93コマ目)
- (2)二つの改革プログラム/p92 (94コマ目)
- (3)教育学の反省課題/p93 (95コマ目)
- 第3節 「構造的欠陥」と教育システムの改革/p95 (97コマ目)
- (1)構造的欠陥/p95 (97コマ目)
- (2)教育システムの「自制欠如」/p97 (99コマ目)
- (3)構造的欠陥と構造的安定性/p98 (100コマ目)
- 第II部 教育システムにおけるコミュニケーション/p100 (102コマ目)
- 第5章 教育システムのメディアとシンボル-子ども・知識・教育意図-/p101 (103コマ目)
- 第1節 メディアとしての「子ども」/p101 (103コマ目)
- 第2節 行為としての教育/p103 (105コマ目)
- 第3節 形式としての「知識」/p105 (107コマ目)
- 第4節 シンボルとしての教育意図/p110 (112コマ目)
- (1)行為と動機/p110 (112コマ目)
- (2)意図のシンボル性/p112 (114コマ目)
- (3)教育意図によるシステムの循環/p113 (115コマ目)
- (4)二分的コードの不在/p114 (116コマ目)
- (5)教育システムの自己準拠と「人物」としての「子ども」/p116 (118コマ目)
- 第6章 システムとしての授業(1)-技術欠如から教育可能性ヘ-/p119 (121コマ目)
- 第1節 複雑性の縮減としての技術/p119 (121コマ目)
- (1)技術の因果的側面:因果プラン/p120 (122コマ目)
- (2)技術の合理的側面/p122 (124コマ目)
- (3)技術欠如の補償後の問題/p124 (126コマ目)
- 第2節 教育と授業の存立可能性/p124 (126コマ目)
- (1)認識論に依存する教育学/p124 (126コマ目)
- (2)可能性と現実の差異/p126 (128コマ目)
- (3)相互浸透と授業の構造的条件/p127 (129コマ目)
- 第3節 コミュニケーション・システムとしての授業/p130 (132コマ目)
- 第7章 システムとしての授業(2)-教師・生徒間の理解をめぐって-/p132 (134コマ目)
- 第1節 「理解」とは/p132 (134コマ目)
- 第2節 理解の諸次元/p133 (135コマ目)
- 第3節 社会的システムの理解/p138 (140コマ目)
- 第4節 授業における理解/p140 (142コマ目)
- (1)「把握」という理解/p140 (142コマ目)
- (2)人物理解の限界/p141 (143コマ目)
- (3)授業という社会的システムの一般性と特有性/p142 (144コマ目)
- (4)まとめ/p143 (145コマ目)
- 第8章 アイデンティティと社会化/p145 (147コマ目)
- 第1節 アイデンティティ/p145 (147コマ目)
- 第2節 アイデンティティと個性化/p148 (150コマ目)
- (1)「人物」の観察と「個性」/p148 (150コマ目)
- (2)個性への感受性と教師/p149 (151コマ目)
- 第3節 社会化/p153 (155コマ目)
- 第4節 学校における社会化と「隠れたカリキュラム」/p156 (158コマ目)
- (1)「隠れたカリキュラム」概念の導入/p156 (158コマ目)
- (2)構造的決定か操作的決定か/p158 (160コマ目)
- (3)パラドックス的コミュニケーションと「隠れたカリキュラム」/p161 (163コマ目)
- (4)教育システムの構造的パラドックス/p165 (167コマ目)
- 終わりに-日本の教育現実から見たルーマンの教育システム論/p168 (170コマ目)
- 1 日本的文脈の中のルーマン理論/p168 (170コマ目)
- 2 日本型システムと選抜/p169 (171コマ目)
- 3 残された課題-教育問題と心理システムの関わり/p173 (175コマ目)
- 後書き/p175 (177コマ目)
- 文献一覧/p178 (180コマ目)