日本的経営財務とコーポレート・ガバナンス
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著者
書誌事項
- タイトル
-
日本的経営財務とコーポレート・ガバナンス
- 著者名
-
松村, 勝弘, 1945-
- 著者別名
-
マツムラ, カツヒロ
- 学位授与大学
-
立命館大学
- 取得学位
-
博士(経営学)
- 学位授与番号
-
乙第233号
- 学位授与年月日
-
1999-03-26
注記・抄録
博士論文
目次
- 目次/p1 (5コマ目)
- 第1章 日本的経営財務の特徴―濃密な企業間関係とメインバンク制・株式相互持合いによる資金融通体制―/p1 (10コマ目)
- 1.問題の提起/p1 (10コマ目)
- 2.日本的経営財務の基本的特徴―池尾和人教授の所説を手がかりに―/p3 (11コマ目)
- 3.メインバンク制の経営財務的意義―日本企業の財務体質の脆弱さとその克服策―/p12 (16コマ目)
- 4.株式相互持合いの経営財務的意義/p21 (20コマ目)
- 第2章 高度成長期日本企業の財務行動―積極的な設備投資を支えた長期資金供給体制とリスクの分担―/p45 (32コマ目)
- 1.高度成長期日本企業の借金経営体質/p45 (32コマ目)
- 2.借入金依存によるフィナンシャル・リスク増大と経営者支配下の過当競争/p51 (35コマ目)
- 3.借金経営を可能とした社会的なリスク分担体制/p55 (37コマ目)
- 第3章 長期取引関係に裏付けられた株式相互持合い―メインバンクと企業の長期安定的関係の実証分析を中心に―/p69 (44コマ目)
- 1.本章の要約/p69 (44コマ目)
- 2.相互持合い批判や解消論の動向/p70 (45コマ目)
- 3.法人化現象と株式相互持合い―日本企業における株式所有の特徴―/p72 (46コマ目)
- 4.メインバンク制と企業間の長期安定的開係/p86 (53コマ目)
- 第4章 相互持合い構造とエクイティ・ファイナンス―額面発行時代から時価発行時代ヘ―/p105 (62コマ目)
- 1.問題の設定/p105 (62コマ目)
- 2.間接金融体制下エクイティ・ファイナンス(額面割当)の意義/p106 (63コマ目)
- 3.配当負担感と株式時価発行論議/p116 (68コマ目)
- 第5章 株式相互持合い・株式時価公募と経営者権限の強化/p125 (72コマ目)
- 1.時価ファイナンスの盛行とプレミアムの帰属問題/p125 (72コマ目)
- 2.時価発行時代の配当政策等における経営者裁量範囲の拡大/p130 (75コマ目)
- 3.公募株の割当による経営者裁量範囲の拡大/p134 (77コマ目)
- 第6章 エクイティ・ファイナンス盛行によるプレミアムの大量発生とその問題点―新旧株主の利益の不均衡の実証分析とその意義―/p143 (81コマ目)
- 1.エクイティ・ファイナンスの盛行と大量のプレミアムの発生/p143 (81コマ目)
- 2.プレミアム還元ルールの実施/p146 (83コマ目)
- 3.プレミアム還元による投資家の利害/p155 (87コマ目)
- 4.新規株主と旧株主の利益の不均衡/p166 (93コマ目)
- 第7章 安定成長期の日本企業の財務構造と公募増資の実態/p177 (98コマ目)
- 1.安定成長期日本企業の減量経営と財務行動/p177 (98コマ目)
- 2.減量経営期エクイティ・ファイナンスによる経営効率化/p181 (100コマ目)
- 3.バブル期日本企業のエクイティ・ファイナンス/p193 (106コマ目)
- 第8章 バブル生成・崩壊期における日本企業の投資行動の特徴とその問題点/p201 (110コマ目)
- 1.バブル生成・崩壊期の日本企業の財務行動の特徴/p201 (110コマ目)
- 2.バブル崩壊・平成不況下の日本企業の財務構造の問題点とコーポレート・ガバナンス論議/p209 (114コマ目)
- 3.バブル生成・崩壊期の松下電器産業の投資行動/p213 (116コマ目)
- 第9章 1980年代後半のエクイティ・ファイナンス盛行と経営者の責任/p219 (119コマ目)
- 1.エクイティ・ファイナンスの意義/p219 (119コマ目)
- 2.大企業におけるエクイティ・ファイナンスと財テク/p221 (120コマ目)
- 3.1980年代後半における株式所有構造の変化/p225 (122コマ目)
- 4.エクイティ・ファイナンス盛行による相互持合い構造の変化―若干の事例―/p228 (124コマ目)
- 5.株式の流動化傾向/p236 (128コマ目)
- 6.株式所有構造の変化と経営者の責任/p243 (131コマ目)
- 第10章 日本企業の財務行動とコーポレート・ガバナンス/p255 (137コマ目)
- 1.コーポレート・ガバナンス論再考/p255 (137コマ目)
- 2.コーポレート・ファイナンスとコーポレート・ガバナンス/p256 (138コマ目)
- 3.戦後日本企業の財務行動とコーポレート・ガバナンス/p259 (139コマ目)
- 4.アメリカにおける近年のコーポレート・ガバナンス論の教訓/p265 (142コマ目)
- 5.証券市場の活用とコーポレート・ガバナンス/p267 (143コマ目)
- 索引/p273 (146コマ目)