レーニン・ソフホーズの形成と脱ソビエト化 : 北部ヤクーチアにおける地域社会とトナカイ飼育
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著者
書誌事項
- タイトル
-
レーニン・ソフホーズの形成と脱ソビエト化 : 北部ヤクーチアにおける地域社会とトナカイ飼育
- 著者名
-
高倉, 浩樹, 1968-
- 著者別名
-
タカクラ, ヒロキ
- 学位授与大学
-
東京都立大学
- 取得学位
-
博士 (社会人類学)
- 学位授与番号
-
乙第1003号
- 学位授与年月日
-
1999-02-24
注記・抄録
博士論文
目次
- -目次- / p2 (0004.jp2)
- 序論 / p1 (0009.jp2)
- 第I部 レーニン･ソフホーズ形成過程 / p21 (0029.jp2)
- 1章 社会主義の経験と地域社会 / p22 (0030.jp2)
- 2章 ロシア革命以前のベルホヤンスク地域 / p31 (0039.jp2)
- 1節 東シベリア･北部ヤクーチア･ベルホヤンスク地域 / p31 (0039.jp2)
- 2節 ベルホヤンスク地域の北方ヤクート / p32 (0040.jp2)
- 3節 エヴェン-チュギャシール･クランとラムンヒンスキー･クラン / p36 (0044.jp2)
- 3章 ソビエト権力の確立とサクリール地区の形成 / p42 (0050.jp2)
- 1節 ソビエト権力の確立とベルホヤンスク･ウルスの状況 / p42 (0050.jp2)
- 2節 ソビエト集落バタガイアリタの創設とサクリール地区の設立 / p47 (0055.jp2)
- 3節 居住の規制 / p53 (0061.jp2)
- 4章 農業集団化:レーニン･ソフホーズの設立 / p58 (0066.jp2)
- 1節 ｢国家化｣と計画 / p58 (0066.jp2)
- 2節 コルホーズの始まり / p62 (0070.jp2)
- 3節 コルホーズ内の職業分布状況 / p66 (0074.jp2)
- 4節 コルホーズ期の家畜所有への規制 / p73 (0081.jp2)
- 5節 サクリール地区の解体とレーニン･ソフホーズの設立 / p76 (0084.jp2)
- 6節 小結 / p80 (0088.jp2)
- 第II部 トナカイ飼育の生態人類学的考察 / p83 (0091.jp2)
- 5章 ロシア革命以前のトナカイ飼育 / p84 (0092.jp2)
- 1節 はじめに / p84 (0092.jp2)
- 2節 大規模トナカイ群の管理技術の展開 / p87 (0095.jp2)
- 3節 革命前のベルホヤンスク地域におけるトナカイ飼育 / p90 (0098.jp2)
- 6章 群の行動管理 / p93 (0101.jp2)
- 1節 行政集落･放牧地･宿営地 / p93 (0101.jp2)
- (1)集落と放牧地 / p93 (0101.jp2)
- (2)放牧地と宿営地 / p97 (0105.jp2)
- 2節 トナカイ飼育における一日単位の放牧活動 / p104 (0112.jp2)
- (1)日周放牧活動における基本原理 / p104 (0112.jp2)
- (2)家トナカイ群とスンマ / p111 (0119.jp2)
- 3節 年間放牧活動 / p114 (0122.jp2)
- (1)放牧領域と放牧ルート / p114 (0122.jp2)
- (2)冬営地での管理 / p114 (0122.jp2)
- (3)雌トナカイ出産期における群れの分離管理 / p117 (0125.jp2)
- (4)群れの分離管理の終了と昼夜放牧活動 / p119 (0127.jp2)
- (5)夏営地への移動とスンマの完全解放 / p122 (0130.jp2)
- (6)秋のトナカイ探し / p126 (0134.jp2)
- 4節 ｢解放放牧｣-家畜群を牧に放つ技術 / p127 (0135.jp2)
- 5節 人･家畜･牧 / p130 (0138.jp2)
- 7章 家畜への分類･識別原理 / p132 (0140.jp2)
- 1節 公トナカイと個人トナカイ / p132 (0140.jp2)
- 2節 性･成長段階に基づく分類 / p133 (0141.jp2)
- (1)文献上のヤクートとエヴェンの性年齢別分類 / p134 (0142.jp2)
- (2)雄は成長すると去勢雄となる? / p136 (0144.jp2)
- (3)出産年齢と雌 / p137 (0145.jp2)
- 3節 トナカイの体色分類 / p139 (0147.jp2)
- 4節 角の分類と角の切断 / p143 (0151.jp2)
- 5節 耳印と個人トナカイ / p146 (0154.jp2)
- 6節 家畜トナカイ分類原理の特質 / p148 (0156.jp2)
- 8章 家畜への個体識別 / p150 (0158.jp2)
- 1節 調教されたトナカイ / p150 (0158.jp2)
- 2節 人と家畜関係における調教の意義 / p151 (0159.jp2)
- (1)調教によってつくられる交通用トナカイ / p151 (0159.jp2)
- (2)調教個体と人との関係 / p153 (0161.jp2)
- (3)搾乳と塩付けによる雌の調教 / p155 (0163.jp2)
- 3節 家トナカイの個体名 / p156 (0164.jp2)
- (1)個体識別と調教済み個体への命名 / p156 (0164.jp2)
- (2)個体名の意味 / p158 (0166.jp2)
- 9章 家トナカイと個人トナカイ / p160 (0168.jp2)
- 1節 調教がもたらす人と家畜関係 / p160 (0168.jp2)
- 2節 群の行動管理に必要な家トナカイとしての交通トナカイ / p161 (0169.jp2)
- 3節 個人トナカイを作り出す牧夫たちの戦略 / p163 (0171.jp2)
- 4節 小結 / p166 (0174.jp2)
- 第III部 ソ連崩壊と脱社会主義状況のなかで / p169 (0177.jp2)
- 10章 ソ連崩壊と脱社会主義化 / p170 (0178.jp2)
- 1節 はじめに / p170 (0178.jp2)
- 2節 脱社会主義化におけるトナカイ飼育の｢危機｣ / p171 (0179.jp2)
- 3節 ソフホーズの再編と新たなる分裂の企て / p173 (0181.jp2)
- (1)レーニン･ソフホーズの解体 / p173 (0181.jp2)
- (2)レーニン･アグロフィルマにおけるトナカイ飼育 / p174 (0182.jp2)
- (3)再分裂の試み / p177 (0185.jp2)
- 4節 脱社会主義下における職業牧夫の経済戦略 / p178 (0186.jp2)
- (1)職業牧夫の親族関係と家畜の私的所有 / p179 (0187.jp2)
- (2)ソビエト･システムを経たトナカイの耳印 / p182 (0190.jp2)
- (3)1995年秋の分裂騒動 / p186 (0194.jp2)
- 5節 ｢社会主義的｣言説として回顧されるトナカイ飼育 / p190 (0198.jp2)
- 11章 ヤクーチアにおけるナショナルな意識と地域意識の相克:ヤクート･ナショナリズム再考 / p194 (0202.jp2)
- 1節 はじめに / p194 (0202.jp2)
- 2節 エスノナショナリズム､マトリョーシカ･ナショナリズム､ヤクーチア / p197 (0205.jp2)
- 3節 ヤクート･ナショナリズムの｢歴史｣ / p199 (0207.jp2)
- (1)ソビエト革命前後の｢ブルジョア･ナショナリズム｣ / p199 (0207.jp2)
- (2)スターリン期からブレジネフ期 / p200 (0208.jp2)
- (3)ペレストロイカ･ポストソ連政治史の中のサハ共和国 / p202 (0210.jp2)
- (4)ペレストロイカ以降のヤクートのエスノナショナリズム / p204 (0212.jp2)
- 4節 ソビエト･システムの中のナショナリティ / p206 (0214.jp2)
- 5節 ヤクーチアの地域イメージと｢サハ共和国｣帰属意識 / p209 (0217.jp2)
- 6節 小結 / p212 (0220.jp2)
- 総括と展望 / p214 (0222.jp2)
- 参照文献 / p227 (0235.jp2)
- 補足資料 / p250 (0258.jp2)