ジュネーブの改革とルソー政治思想
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著者
書誌事項
- タイトル
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ジュネーブの改革とルソー政治思想
- 著者名
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小林, 淑憲
- 著者別名
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コバヤシ, ヨシノリ
- 学位授与大学
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東京都立大学
- 取得学位
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博士 (政治学)
- 学位授与番号
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乙第1004号
- 学位授与年月日
-
1999-02-24
注記・抄録
博士論文
資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト
コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文
目次
- 目次
- 凡例
- 序論 問題の所在
- 第一章 ジュネーヴの「公的世界」とルソー
- 第一節 はじめに
- 第二節 関係の構造
- 第三節 規模と偏差
- 規模
- 偏差
- 第四節 ジュネーヴの公的世界との邂逅-『蜂の寓話』を巡るルソーとド・リュック
- 第五節 『献辞』における理想と現実
- 「知識」の問題
- 「知識」と「実現された」理想
- 教訓と警告
- まとめ
- 註
- 第二章 『学問芸術論』におけるジュネーヴ弁護
- 第一節 はじめに
- 第二節 動揺と離反
- オペラ『新世界発見』におけるフランス礼賛
- 『ボルト氏への書簡詩』におけるフランス文化の称賛
- 『パリゾ氏への書簡詩』における動揺
- 模索と挫折
- 離反の試み
- 第三節 「ヴァンセンヌの啓示」とジュネーヴ的価値の再発見
- 「ヴァンセンヌの啓示」と共和主義者としての自覚
- 変容したカルヴィニズムと自然的善性
- 第四節 古代共和国と比肩するジュネーヴ
- 第五節 比喩としての空間的対比
- まとめ
- 註
- 第三章 『人間不平等起源論』及びジュネーヴにおける人間自然論
- 第一節 はじめに-ジュネーヴ人のための『人間不平等起源論』-
- 第二節 ジュネーヴにおける人間自然に関する正統理論
- 『人間不平等起源論』におけるビュルラマキに対する言及の意味
- ビュルラマキの人間自然論とその先行説-「自己愛」と「社会性」を巡って-
- ジュネーヴにおけるビュルラマキの権威-エチエンヌ・ボーモン『道徳哲学の諸原理』-
- 第三節 『人間不平等起源論』における人間自然論-自己愛・憐憫・自然的善性-
- 自己愛と自尊心との峻別の意味
- 憐憫・社会性・相互依存
- まとめ-ジュネーヴにおける不平等の進展の可能性-
- 註
- 第四章 『ジュネーヴ草稿』から『社会契約論』へ
- 第一節 はじめに
- 第二節 『ジュネーヴ草稿』第一編第二章の削除問題
- 研究史の状況
- 一般意思をめぐるディドロとルソー
- 『社会契約論』の序文としての『ジュネーヴ草稿』第一編第二章
- 第三節 政府の団体意思と国家の一般意思
- 第四節 実践としての人民主権
- 主権論争
- 『社会契約論』における主権の意味
- まとめ
- 註
- 結論
- 註