ミクロネシアの信託統治 : 憲法上の自立と国連憲章の解釈をめぐって

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著者

    • 矢崎, 幸生 ヤザキ, ユキオ

書誌事項

タイトル

ミクロネシアの信託統治 : 憲法上の自立と国連憲章の解釈をめぐって

著者名

矢崎, 幸生

著者別名

ヤザキ, ユキオ

学位授与大学

筑波大学

取得学位

博士 (法学)

学位授与番号

甲第1779号

学位授与年月日

1998-03-23

注記・抄録

博士論文

資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト

コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文

1997

【要旨】

目次

  1. 目次
  2. 凡例
  3. 第1章 序論
  4. 1.本研究の目的
  5. 2.問題の所在と背景
  6. 3.ミクロネシア統治に関する、日本の研究状況
  7. 4.研究の方法と手順
  8. 第2章 スペイン、ドイツの統治時代
  9. 第1節 スペイン統治時代
  10. 1.ヨーロッパ人来航とスペインのマリアナ諸島統治
  11. 2.スペインとドイツの領有権紛争
  12. 3.スペインのミクロネシア統治
  13. 4.スペイン統治-総括
  14. 第2節 ドイツ統治時代
  15. 1.植民会社による統治時代
  16. 2.ミクロネシア全域に対する統治
  17. 3.ミクロネシアの法的地位と統治法
  18. 4.統治機構
  19. 5.ドイツ統治の実績
  20. 6.ドイツ統治-総括
  21. 第3章 日本のミクロネシア統治
  22. 第1節 日本海軍による占領と軍政
  23. 1.占領と軍政の始まり
  24. 2.民政部時代
  25. 3.原住民に対する統治
  26. 第2節 国際連盟委任統治
  27. 1.委任統治制度の創設
  28. 2.ドイツ旧植民地の分配と受任国の決定
  29. 3.南洋群島に対する日本の委任統治
  30. 第3節 南洋庁による統治
  31. 1.南洋群島統治法
  32. 2.南洋庁の設置
  33. 3.統治機構
  34. 4.地方行政
  35. 5.原住民に対す統治とその自治組織
  36. 第4節 国際連盟脱退時から終戦期まで
  37. 1.国際連盟脱退と南洋群島の法的地位
  38. 2.南洋群島統治機関の組織の改変
  39. 3.太平洋戦争への準備
  40. 4.原住民に対する対応と戦争への協力体制
  41. 第5節 委任統治制度の下における日本の統治
  42. 1.国際連盟から課された受任国の義務
  43. 2.日本の統治方針と義務の履行状況
  44. 3.日本統治に対する第二次大戦後の評価とその検証
  45. 4.日本統治-総括
  46. 第4章 アメリカ統治の始まり
  47. 第1節 軍政とアメリカの統治方針
  48. 1.ミクロネシアに対するアメリカの統治方針
  49. 2.ミクロネシアに対する軍政
  50. 3.原住民に対する対応
  51. 4.アメリカ軍政の問題点
  52. 5.民政移行への準備
  53. 第2節 国際連合による信託統治制度の創設
  54. 1.信託統治制度創設の背景
  55. 2.ミクロネシアをめぐるアメリカの動き
  56. 3.信託統治協定の成立とその内容
  57. 第3節 信託統治地域としてのミクロネシア
  58. 1.信託統治領政府の発足
  59. 2.信託統治領政府の基本政策と統治法
  60. 3.司法制度
  61. 4.自治の促進
  62. 第4節 海軍による暫定統治の実績と内務省への移管
  63. 1.暫定統治の実績
  64. 2.内務省への移管問題
  65. 第5章 内務省による統治
  66. 第1節 1960年代初めまでの統治
  67. 1.アメリカ連邦制度の下におけるミクロネシアの位置づけ
  68. 2.内務省の統治方針と実績
  69. 3.統治機構
  70. 第2節 1960年代以降の統治
  71. 1.統治政策の転換
  72. 2.統治機構のその後の変遷
  73. 3.ミクロネシアに対する戦時補償問題
  74. 4.統治の実績
  75. 第6章 ミクロネシアの自立と分裂
  76. 第1節 ミクロネシアの自立化
  77. 1.国際連合における非植民地化運動
  78. 2.ミクロネシア議会の設立
  79. 第2節 政治的地位交渉の開始
  80. 1.地位交渉の開始
  81. 2.ミクロネシア、アメリカ双方の基本方針
  82. 3.交渉の経過
  83. 第3節 ミクロネシアの分裂
  84. 1.北マリアナの分離
  85. 2.マーシャル諸島、パラオの分離
  86. 第4節 北マリアナ諸島コモンウェルスの創設
  87. 1.コモンウェルスの意義
  88. 2.交渉及び承認の過程
  89. 3.コモンウェルス創設盟約の内容と分析
  90. 第7章 アメリカとの自由連合
  91. 第1節 自由連合の意義
  92. 1 国際法上の自由連合の意義
  93. 2 自由連合国の先例
  94. 第2節 ミクロネシアにおける自由連合協定の交渉及び承認の過程
  95. 1.ミクロネシアとの自由連合の特色
  96. 2.自由連合協定締結までの過程
  97. 3.ミクロネシア連邦、マーシャル諸島における自由連合協定の承認手続
  98. 第3節 ミクロネシア連邦、マーシャル諸島との自由連合協定
  99. 1.自由連合協定の構成
  100. 2.自由連合協定の内容
  101. 3.自由連合協定の発効手続と信託統治の終了
  102. 第4節 パラオとの自由連合協定
  103. 1.自由連合協定と憲法の抵触問題
  104. 2.自由連合協定承認のための国民投票実施過程
  105. 3.自由連合協定の内容と分析
  106. 4.自由連合協定の発効手続と信託統治の終了
  107. 第8章 ミクロネシア各国・地域の憲法
  108. 第1節 北マリアナ憲法
  109. 1.憲法の制定過程
  110. 2.憲法の内容と特色
  111. 第2節 ミクロネシア連邦憲法
  112. 1.憲法の制定過程
  113. 2.憲法の内容と特色
  114. 第3節 ミクロネシア連邦構成各州憲法
  115. 1.チューク(トラック)州
  116. 2.コスラエ州
  117. 3.ポーンペイ(ボナペ)州
  118. 4.ヤップ州
  119. 5.各州憲法とミクロネシア連邦憲法との間における法的関係
  120. 第4節 マーシャル諸島憲法
  121. 1.憲法の制定過程
  122. 2.憲法の内容と特色
  123. 第5節 パラオ憲法
  124. 1.憲法の制定過程
  125. 2.憲法の内容と特色
  126. 第6節 アメリカ憲法の継受
  127. 1.制定過程におけるアメリカ法の影響
  128. 2.各国・地域憲法に継受されたアメリカ憲法の権利章典
  129. 3.アメリカ法の継受に伴う問題点
  130. 第9章 信託統治制度の下におけるアメリカの統治
  131. 第1節 原住民の利益保護を図る義務の履行状況
  132. 1.政治的進歩の促進
  133. 2.経済的進歩の促進
  134. 3.社会的進歩の促進
  135. 4.教育的進歩の促進
  136. 第2節 国際の平和及び安全の増進を図る義務の背景とその履行状況
  137. 1.安全保障を確保するためのミクロネシアの戦略上の意味
  138. 2.国際の平和及び安全の増進を図る義務の履行状況
  139. 第10章 結論
  140. 参考文献一覧表
  141. 参考資料
  142. 1.アメリカ、ミクロネシア連邦・マーシャル諸島間の自由連合協定第3章第2条第321節及び第323節
  143. 2.アメリカ、パラオ間の自由連合協定第3章第1条第311節及び第4章第5条第453節
  144. 3.自由連合協定第321節及び第323節に基づくアメリカ、ミクロネシア連邦友好協力相互安全保障協定
  145. 4.自由連合協定第321節及び第323節に基づく相互安全保障に関するアメリカ、マーシャル諸島間の協定
41アクセス

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    500002092309
  • NII著者ID(NRID)
    • 8000002656368
  • DOI(NDL)
  • 本文言語コード
    • jpn
  • NDL書誌ID
    • 000000343949
  • データ提供元
    • 機関リポジトリ
    • NDL ONLINE
    • NDLデジタルコレクション
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