近代日本公立大学成立史研究
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著者
書誌事項
- タイトル
-
近代日本公立大学成立史研究
- 著者名
-
吉川, 卓治
- 著者別名
-
ヨシカワ, タクジ
- 学位授与大学
-
名古屋大学
- 取得学位
-
博士 (教育学)
- 学位授与番号
-
乙第5741号
- 学位授与年月日
-
2000-03-27
注記・抄録
博士論文
目次
- 目次 / p1 (0003.jp2)
- 序章 / p1 (0009.jp2)
- 1 問題意識 / p1 (0009.jp2)
- 2 課題と視点 / p2 (0010.jp2)
- 3 先行研究の検討 / p5 (0013.jp2)
- 4 構成と内容 / p7 (0015.jp2)
- 第1部 理念と制度の形成 / (0021.jp2)
- 第1章 帝国大学体制下における公立大学理念の形成-佐多愛彦における大学論の展開を中心に- / p14 (0022.jp2)
- はじめに / p14 (0022.jp2)
- 第1節 学制改革論議における大学設置形態問題 / p15 (0023.jp2)
- 1 公私立大学承認問題の展開と背景 / p15 (0023.jp2)
- 2 官公私立大学の「平等」化と特色の保持・構築の課題 / p17 (0025.jp2)
- 第2節 佐多における大学論の形成と位置 / p19 (0027.jp2)
- 1 「医育統一論」と総合大学絶対論批判=単科大学論 / p19 (0027.jp2)
- 2 学制改革論議における位置 / p20 (0028.jp2)
- 第3節 佐多の欧米視察と大学論の展開 / p22 (0030.jp2)
- 1 欧米視察による知見 / p22 (0030.jp2)
- 2 「新大学」の構想 / p23 (0031.jp2)
- 3 都市との関係 / p25 (0033.jp2)
- おわりに / p26 (0034.jp2)
- 第2章 大学令制定過程における公立大学問題 / p35 (0043.jp2)
- はじめに / p35 (0043.jp2)
- 第1節 教育調査会での論議 / p38 (0046.jp2)
- 1 教育調査会の設置 / p38 (0046.jp2)
- 2 「大学校令及学位ニ関スル規定」の審議 / p39 (0047.jp2)
- 3 「大学令要項」の審議 / p43 (0051.jp2)
- 第2節 臨時教育会議での論議 / p46 (0054.jp2)
- 1 臨時教育会議の設置 / p46 (0054.jp2)
- 2 第16回総会での審議 / p46 (0054.jp2)
- 3 主査委員会(小委員会)での審議と修正 / p48 (0056.jp2)
- 4 臨時教育会議答申における公立大学問題 / p50 (0058.jp2)
- 第3節 文部省・閣議・枢密院での立案・修正 / p52 (0060.jp2)
- 1 修正の概要 / p52 (0060.jp2)
- 2 公立大学問題に関する修正 / p53 (0061.jp2)
- おわりに / p55 (0063.jp2)
- 第3章 公立大学補充金の制度的基盤-1920年代における京都府立医科大学をめぐって- / p61 (0069.jp2)
- はじめに / p61 (0069.jp2)
- 第1節 「発専七八号」通牒と文部省の「指導」-制度的基盤の成立と意図- / p63 (0071.jp2)
- 1 大学設立の認可基準と「発専七八号」通牒 / p63 (0071.jp2)
- 2 1920年通常府会での議論 / p64 (0072.jp2)
- 第2節 大学設立認可申請と府財政窮乏下の補充金-補充金の矛盾と制度的基盤の動揺- / p67 (0075.jp2)
- 1 大学設立認可の申請 / p67 (0075.jp2)
- 2 1923年度予算案における補充金の削減 / p69 (0077.jp2)
- 3 1922年通常府会での議論 / p69 (0077.jp2)
- 第3節 政府による補充金削除指揮とその後-制度的基盤の消失- / p71 (0079.jp2)
- 1 1926年度予算案の編成 / p71 (0079.jp2)
- 2 「府会騒動」と政府の指揮 / p72 (0080.jp2)
- 3 補充金支出における論理の転換 / p73 (0081.jp2)
- おわりに / p74 (0082.jp2)
- 第2部 昇格運動の実態 / (0090.jp2)
- 第4章 単科大学の制度化と「昇格」とのジレンマ-府立大阪医科大学への「昇格」運動- / p83 (0091.jp2)
- はじめに / p83 (0091.jp2)
- 第1節 「昇格」運動の開始と大学調査委員会の発足 / p85 (0093.jp2)
- 1 佐多の単科大学論と「昇格」運動の開始 / p85 (0093.jp2)
- 2 大阪市教育会大学調査委員会の発足 / p86 (0094.jp2)
- 3 運動内部における課題認識の齟齬 / p88 (0096.jp2)
- 第2節 奥田・一木文政期の「昇格」運動 / p90 (0098.jp2)
- 1 文部省の政策転換 / p90 (0098.jp2)
- 2 大阪府立高等医学校の「昇格」申請 / p91 (0099.jp2)
- 3 一木案の難航と大学調査委員会の路線変更 / p93 (0101.jp2)
- 第3節 高田案の行きづまりと府立大阪医科大学の認可 / p94 (0102.jp2)
- 1 高田案の行きづまり / p94 (0102.jp2)
- 2 府立大阪医科大学の認可 / p96 (0104.jp2)
- おわりに / p96 (0104.jp2)
- 第5章 官立大学への志向-愛知医科大学への昇格運動- / p102 (0110.jp2)
- はじめに / p102 (0110.jp2)
- 第1節 愛知県立医学専門学校の新築・移転 / p103 (0111.jp2)
- 1 愛知県会の動向 / p103 (0111.jp2)
- 2 愛知県立医学専門学校の新築・移転とその意味 / p105 (0113.jp2)
- 第2節 昇格運動の開始と転回 / p108 (0116.jp2)
- 1 昇格運動の開始 / p108 (0116.jp2)
- 2 文部省の対応 / p110 (0118.jp2)
- 3 昇格運動の転回と愛知医科大学の認可 / p112 (0120.jp2)
- 第3節 官立移管運動の開始と展開 / p114 (0122.jp2)
- 1 予科の移転・廃止問題 / p114 (0122.jp2)
- 2 総合大学設置運動の再興と停滞 / p116 (0124.jp2)
- 3 官立移管運動の開始と展開 / p117 (0125.jp2)
- おわりに / p120 (0128.jp2)
- 付論 名古屋における仮病院・仮医学校の設立時期の再検討 / p128 (0136.jp2)
- 第6章 〈同一市内同種大学〉問題と補充金支出問題-京都府立医科大学への昇格運動- / p134 (0142.jp2)
- はじめに / p134 (0142.jp2)
- 第1節 京都府立医学専門学校の昇格運動 / p136 (0144.jp2)
- 1 生徒と学校当局の取り組み / p136 (0144.jp2)
- 2 校友会の取り組み / p139 (0147.jp2)
- 第2節 知事と府会への働きかけ / p142 (0150.jp2)
- 1 知事への働きかけ / p142 (0150.jp2)
- 2 府会への働きかけ / p143 (0151.jp2)
- 第3節 府議会での議論 / p144 (0152.jp2)
- 1 1919年通常府会での議論 / p144 (0152.jp2)
- 2 1920年通常府会での議論 / p147 (0155.jp2)
- おわりに / p150 (0158.jp2)
- 第7章 県立移管と大学昇格-熊本医科大学への昇格運動- / p155 (0163.jp2)
- はじめに / p155 (0163.jp2)
- 第1節 「迅速昇格」論の形成 / p157 (0165.jp2)
- 1 学校当局の動向 / p157 (0165.jp2)
- 2 熊本医学専門学校昇格期成発起会の発足 / p159 (0167.jp2)
- 3 生徒集団の動向 / p161 (0169.jp2)
- 第2節 移管条件に関する対立と合意 / p163 (0171.jp2)
- 1 「無条件移管」論と生徒・県会の対応 / p163 (0171.jp2)
- 2 合意の形成-調査委員会設置案の登場- / p165 (0173.jp2)
- おわりに / p168 (0176.jp2)
- 第3部 社会的機能 / (0182.jp2)
- 第8章 入学者の特性と卒業者の進路-愛知医科大学を事例として- / p175 (0183.jp2)
- はじめに / p175 (0183.jp2)
- 第1節 入学者の特性 / p176 (0184.jp2)
- 1 愛知県立医学専門学校期(1904~1919年) / p176 (0184.jp2)
- 2 愛知医科大学期(1920~1930年) / p179 (0187.jp2)
- 第2節 卒業者の進路 / p182 (0190.jp2)
- 1 愛知県立医学専門学校期(1904~1919年) / p182 (0190.jp2)
- 2 愛知医科大学期(1920~1930年) / p186 (0194.jp2)
- おわりに / p187 (0195.jp2)
- 第9章 大学の「知」の普及活動-1930年代の『大阪朝日新聞』を素材として- / p191 (0199.jp2)
- はじめに / p191 (0199.jp2)
- 第1節 量的分析-大学教員の執筆記事- / p194 (0202.jp2)
- 1 総数と推移 / p194 (0202.jp2)
- 2 執筆者と主題の傾向 / p200 (0208.jp2)
- 第2節 質的分析-大阪商科大学学長河田嗣郎の言説- / p205 (0213.jp2)
- 1 消費統制の展開 / p205 (0213.jp2)
- 2 河田嗣郎の消費統制問題に関する言説 / p208 (0216.jp2)
- おわりに / p210 (0218.jp2)
- 終章 / p217 (0225.jp2)
- 1 総括-近代日本における公立大学の特質- / p217 (0225.jp2)
- 2 今後の課題 / p221 (0229.jp2)
- 資料 『大阪朝日新聞』における〈記事〉一覧(1930~1941年) / p224 (0232.jp2)
- 引用・参考文献および史料一覧 / p240 (0248.jp2)
- 初出一覧 / p251 (0259.jp2)