「源氏物語」における物語の方法
この論文にアクセスする
この論文をさがす
著者
書誌事項
- タイトル
-
「源氏物語」における物語の方法
- 著者名
-
中川, 照将
- 著者別名
-
ナカガワ, テルマサ
- 学位授与大学
-
大阪大学
- 取得学位
-
博士 (文学)
- 学位授与番号
-
甲第7133号
- 学位授与年月日
-
2000-03-24
注記・抄録
博士論文
目次
- 〈目次〉/p2 (3コマ目)
- 本論文の構成と考察目的/p7 (5コマ目)
- 凡例/p13 (8コマ目)
- 第一部 宇治十帖における方法としての「誤解」 (9コマ目)
- 第一章 八宮の「本心」と薫の「誤解」―薫に見る「昔物語」からの逸脱・序章―/p16 (10コマ目)
- はじめに/p16 (10コマ目)
- 一、八宮の「本心」(そのI)/p18 (11コマ目)
- 二、八宮の「本心」(その二)/p25 (14コマ目)
- 三、薫の「誤解」(そのI)/p28 (16コマ目)
- 四、薫の「誤解」(その二)/p31 (17コマ目)
- おわりに/p34 (19コマ目)
- 第二章 薫の「誤解」と大君の結婚拒否/p42 (23コマ目)
- はじめに/p42 (23コマ目)
- 一、「昔物語」から逸脱する薫/p47 (25コマ目)
- 二、薫の大君恋慕と「昔物語」/p50 (27コマ目)
- おわりに/p59 (31コマ目)
- 第三章 薫の「誤解」と中君恋慕/p63 (33コマ目)
- はじめに/p63 (33コマ目)
- 一、宇治十帖における「昔物語」の変容/p64 (34コマ目)
- 二、「かひなき」薫の中君恋慕/p70 (37コマ目)
- 三、薫の中君恋慕と「朝顔」/p75 (39コマ目)
- おわりに/p80 (42コマ目)
- 第四章 薫の恋愛と筝の琴―宇治十帖における合奏の意味について―/p84 (44コマ目)
- はじめに/p84 (44コマ目)
- 一、薫の大君恋慕と合奏/p87 (45コマ目)
- 二、薫の中君恋慕と合奏/p90 (47コマ目)
- 三、薫の浮舟恋慕と合奏/p97 (50コマ目)
- おわりに/p101 (52コマ目)
- 第二部 『源氏物語』の本文 (55コマ目)
- 第一章 青表紙本の出現とその意義/p108 (56コマ目)
- 一、現在の青表紙本に対する評価/p108 (56コマ目)
- 二、青表紙本の出現/p110 (57コマ目)
- 三、青表紙本と河内本に関する従来の認識/p123 (63コマ目)
- 四-一、青表紙本と河内本の独自性/p128 (66コマ目)
- 四-二、青表紙本本文と『奥入』―二つの「正しさ」の出現―/p133 (68コマ目)
- 五、室町期から現代における青表紙本/p138 (71コマ目)
- 第二章 陽明文庫本『源氏物語』における「男」と「女」―源氏と六条御息所を中心に―/p157 (80コマ目)
- はじめに/p157 (80コマ目)
- 一、後代の「誤読」による「物語世界」のズレの出現/p159 (81コマ目)
- 二、「夕顔」巻における青表紙本と陽明本の「物語世界」のズレ/p165 (84コマ目)
- 三、陽明本独自の「物語世界」とその継承/p171 (87コマ目)
- 四、陽明本における「男」・「女」の呼称/p178 (91コマ目)
- おわりに/p188 (96コマ目)
- 付編 (98コマ目)
- 第一章 『源氏物語』正編における方法としての「誤解」―「朝顔」巻の夢を中心に―/p194 (99コマ目)
- 一、藤壷の夢に関する従来の解釈/p194 (99コマ目)
- 二、「もののさとし」の内実/p199 (101コマ目)
- 三、源氏と冷泉帝を隔てる「誤解」/p203 (103コマ目)
- 四、結論/p208 (106コマ目)
- 第二章 『しのびね物語』における楽器、そして合奏の意味―物語論理の継承と再構築―/p210 (107コマ目)
- はじめに/p210 (107コマ目)
- 一、物語始発に設定される人物の属性/p211 (107コマ目)
- 二、きんつねの属性=〈匂ひ〉〈薫り〉、並びに「つくろふ」ことの意味/p213 (108コマ目)
- 三、しのびねの姫君の属性=〈琴〉、並びに「合奏」の意味/p218 (111コマ目)
- おわりに/p223 (113コマ目)
- 本論の考察結果/p227 (115コマ目)
- 初出一覧/p230 (117コマ目)