マニラへの漁業移民送出母村の変容 : 広島県沼隈郡田島村町部落の明治から昭和戦前期
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著者
書誌事項
- タイトル
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マニラへの漁業移民送出母村の変容 : 広島県沼隈郡田島村町部落の明治から昭和戦前期
- 著者名
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武田, 尚子
- 著者別名
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タケダ, ナオコ
- 学位授与大学
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東京都立大学
- 取得学位
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博士 (社会学)
- 学位授与番号
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甲第553号
- 学位授与年月日
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2000-03-25
注記・抄録
博士論文
資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト
コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文
目次
- 目次
- I章 本論文の課題と方法
- 1 はじめに
- 2 漁村社会研究の分析視点
- 3 移民研究の分析視点
- 4 本論文の分析方法
- 5 本論文の調査方法
- II章 移民送出以前の町部落―江戸時代~明治前期―
- 1 田島村の概況―明治以前を中心に
- 2 部落内の構造と社会関係
- 3 西海とのつながり
- 4 町組の運営
- 5 町の変化
- III章 移民送出と地方
- 1 先行研究の分析視点
- 2 殖民協会の性格
- 3 広島県の移民送出状況
- 4 まとめ
- IV章 打瀬網漁の位置づけ
- 1 打瀬網漁の性格
- 2 広島県の漁業方針と燧灘論争
- 3 朝鮮近海出漁奨励・遠洋漁業奨励法と打瀬網漁
- V章 移民送出―明治後期の町部落と田島村
- 1 マニラ湾漁業情報の伝播
- 2 田島村の漁業と移民送出
- 3 中井萬蔵のネットワーク
- 4 田島村の移民送出状況
- VI章 地域の再編―大正年間の町部落―
- 1 地方改良運動の性格
- 2 山本滝之助と沼隈郡の地方改良運動
- 3 進取の気象―「移民」の解釈・その1
- 4 中井萬藏頌徳碑―「移民」の解釈・その2
- 5 部落のリーダー―町部落の地方改良運動との関係から―
- 6 「郷土タイムス」―青年団活動と「移民送出」の解釈―
- 7 部落上層部の変化への対応
- VII章 マニラにおける漁業の展開
- 1 先行研究の分析視点
- 2 マニラ湾漁業―初期の展開・明治―
- 3 トンド日本人漁業組合―大正―
- 4 トンド日本人漁業組合―昭和―
- 5 漁業排斥問題
- VIII章 マニラの生活
- 1 田島出身者のマニラにおける生活
- 2 マニラ在留邦人組織と田島出身者との関係
- 3 浦上与一郎の活動
- IX章 階層変動の可視化―昭和戦前期の町部落―
- 1 空間的シンボル
- 2 人物シンボルと伝承―浦上与一郎―
- X章 結論
- 参考文献