後期露伴論 : 俗語小説の表現と思想
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著者
書誌事項
- タイトル
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後期露伴論 : 俗語小説の表現と思想
- 著者名
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川西, 元
- 著者別名
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カワニシ, ハジメ
- 学位授与大学
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神戸大学
- 取得学位
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博士 (文学)
- 学位授与番号
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甲第2023号
- 学位授与年月日
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1999-03-31
注記・抄録
博士論文
資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト
コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文
目次
- 目次
- 序論
- 第一部 小説の哲理
- 第一章「望樹記」論
- 一 二つの<謎>を巡る
- 二<もったいない>の倫理
- 三<気>のパースペクティブ
- 四<梣樹>の発見
- 五<樹>と<人>
- 第二章「幻談」論
- 一 手妻としての「幻談」
- ニ 山の話と唯識哲学
- 三 風流性の釣と功利性の釣
- 四 水の世界
- 五 因果応報観念の刺激
- 六 幻化のメカニズム
- 註.
- 第二部 歴史叙述としての創作
- 第三章「蒲生氏郷」論
- 一 語り出しの問題-歴史叙述の二つの時間
- 二 連環する時間構成
- 三<據つて語る>のは<何に據る>のか
- 四<據つて語る>のは<いかに語る>のか
- 五 時代認識と終わり方の問題
- 第四章「雪たゝき」論
- 一 花田清輝の議論を巡って
- 二 音が開く作品空間
- 三 笑いのオノマトペ
- 四 黄金時代としての堺史-納屋衆のために
- 五 因縁・沈黙・人情
- 六 戦闘者の論理
- 七 名前の秘密
- 八 方法としての多義性
- 註.
- 第三部 露伴の宇宙
- 第五章「連環記」論
- 一 連環と華厳と
- 二 保胤・縁起-〔環〕と<環>
- 三 保胤から寂心へ
- 四 寂心・機縁-連環と法縁と
- 五 寂心から定基へ
- 六 構成原理としての修辞-「出たらめ」を巡って
- 七 定基・縁起-典拠=深層テクストとしての『大日本史』
- 八 定基から寂照ヘ-世相の実在・犠牲の隠微
- 九 寂照・機縁-閉じ行く《環》
- 十 連環の摂理-宇宙の見取図としての作品
- 註.
- あとがき