明治前期の言説空間と近代詩の(誕生) : 「新體詩抄初編」を軸として
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著者
書誌事項
- タイトル
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明治前期の言説空間と近代詩の(誕生) : 「新體詩抄初編」を軸として
- 著者名
-
榊, 祐一
- 著者別名
-
サカキ, ユウイチ
- 学位授与大学
-
北海道大学
- 取得学位
-
博士 (文学)
- 学位授与番号
-
甲第5320号
- 学位授与年月日
-
2001-03-23
注記・抄録
博士論文
目次
- 目次 / (0004.jp2)
- はじめに / p1 (0006.jp2)
- 第一部 / (0009.jp2)
- 第一章 『新體詩抄初編』で提示された「詩」についての視線/言説-「古語」「漢語」に対する批判を軸として- / p5 (0010.jp2)
- 第一節 「古語」や「漢語」を批判する視線の<歴史性> / p6 (0011.jp2)
- 第二節 西洋のpoetryにおける視線との関係 / p8 (0013.jp2)
- 第三節 言文一致論との関係 / p11 (0016.jp2)
- 第二章 言語(として)の地形図 其一-言語の「問題」化を可能にする構図- / p19 (0024.jp2)
- 第一節 《自国語(文)の制定》 / p20 (0025.jp2)
- 第二節 《文体の俗化》 / p24 (0029.jp2)
- (1)<やはらげ>という手続き / p25 (0030.jp2)
- (2)もう一つの《文体の俗化》 / p28 (0033.jp2)
- 第三章 言語(として)の地形図 其二-「文字」をめぐる問題系- / p38 (0043.jp2)
- 第一節 《文字/コトバ(音)》という視線 / p38 (0043.jp2)
- 第二節 漢字と仮名あるいは洋字の対立を語る際の観点 / p40 (0045.jp2)
- (1)習得・使用における経済性 / p40 (0045.jp2)
- (2)読解における平易性 / p42 (0047.jp2)
- (3)自国のコトバ(音)を写す=現前させる際の精密性 / p46 (0051.jp2)
- 第四章 言語(として)の地形図 其三-「発話」と「書記」をめぐる問題系- / p53 (0058.jp2)
- 第一節 「発話」と「書記」をめぐる言説における二つの系列 / p53 (0058.jp2)
- 第二節 「発話に書記を一致させる」系列-第一の構図の言文一致- / p54 (0059.jp2)
- 第三節 「発話と書記を一致させる」系列-第二の構図の言文一致- / p57 (0062.jp2)
- 第五章 『新體詩抄初編』の「詩」についての視線の位置測定-同時代の言語をめぐる言説空間の中で- / p65 (0070.jp2)
- 第一節 矢田部及び井上の発言 / p65 (0070.jp2)
- 第二節 外山の発言 / p67 (0072.jp2)
- 第六章 文体実践としての『新體詩抄初編』 / p73 (0078.jp2)
- 第一節 『詩抄』の実践に対する従来の紋切り型的な言及-「平(日)常語」という語り- / p73 (0078.jp2)
- 第二節 『詩抄』の文体実践 / p78 (0083.jp2)
- 第三節 <俗>なる文体実践としての「新體詩」-「詩」という理念と<俗>なる文体実践の接合- / p86 (0091.jp2)
- 第二部 / (0104.jp2)
- 第一章 明治十年代末期における<唱歌/軍歌/新体詩>の諸相 / p100 (0105.jp2)
- 第一節 身体行為に対応づけられた《うた》の系列 / p100 (0105.jp2)
- 第二節 徳育的な《うた》の系列 / p103 (0108.jp2)
- 第三節 《唱歌類》大量出現における『新體詩抄初編』の位置 / p105 (0110.jp2)
- 第二章 新しい「日本」の「詩歌」というパースペクティブの出現/或いは、『詩抄』の起源化-明治二十年代前半の<新体詩>批判の言説をめぐって其一- / p118 (0123.jp2)
- 第一節 <新体詩>批判言説大量出現という事態の位置 / p119 (0124.jp2)
- 第二節 <新体詩>の起源の創出=捏造-『詩抄』の起源化 / p121 (0126.jp2)
- 第三節 《唱歌類》大量出現という事態の異なる文脈への置き直し / p123 (0128.jp2)
- 第四節 新しい「詩歌」創出の実践<資格>の簒奪 / p125 (0130.jp2)
- 第三章 <新体詩>(及び『詩抄』)の批判を可能にした視線の内実-明治二十年代前半の<新体詩>批判の言説をめぐって 其二- / p133 (0138.jp2)
- 第一節 《自国語(文)の制定》の視線による批判 / p133 (0138.jp2)
- 第二節 「意味」と「感情」 / p136 (0141.jp2)
- 第三節 <俗>に対する抑圧-趣味判断レベルでの差別化- / p138 (0143.jp2)
- 終わりに / p147 (0152.jp2)
- 表 / p151 (0156.jp2)
- 文献一覧 / p160 (0165.jp2)