権力分立の諸相 : アメリカにおける独立機関問題と抑制・均衡の法理
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著者
書誌事項
- タイトル
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権力分立の諸相 : アメリカにおける独立機関問題と抑制・均衡の法理
- 著者名
-
駒村, 圭吾
- 著者別名
-
コマムラ, ケイゴ
- 学位授与大学
-
慶應義塾大学
- 取得学位
-
博士 (法学)
- 学位授与番号
-
乙第3422号
- 学位授与年月日
-
2000-11-17
注記・抄録
博士論文
目次
- 論文目録 (1コマ目)
- 目次/p1 (4コマ目)
- 序章 権力分立論の現況-本書のねらい/p11 (9コマ目)
- 第一節 ｢抑制･均衡｣法理の復権-本書の目的と対象/p11 (9コマ目)
- 第二節 本書の構成と概要/p18 (13コマ目)
- 第I部 アメリカ合衆国における独立機関問題の展開 (14コマ目)
- 第一章 合衆国最高裁判例における独立機関問題の展開/p22 (15コマ目)
- 第一節 序/p22 (15コマ目)
- 第二節 旧来の判例法理の概観/p24 (16コマ目)
- (一)大統領の公務員解任権の本質と射程と限界/p24 (16コマ目)
- (二)大統領の公務員任命権の本質と射程と限界/p31 (19コマ目)
- (三)判例法理の中間総括/p34 (21コマ目)
- 第三節 旧来の判例法理の動揺/p38 (23コマ目)
- (一)｢準立法権/執行権｣峻別論の衰退/p38 (23コマ目)
- (二)解任権制約に関する形式的根拠からの離脱/p42 (25コマ目)
- (三)補･その他の型の独立機関に対する権力分立原理の適用-司法部内独立機関､特殊法人審査会の合憲性をめぐる諸判例/p49 (28コマ目)
- 第四節 法理の整理/p58 (33コマ目)
- 第五節 判例の新動向が意味するもの/p61 (34コマ目)
- (一)解任権との関連で/p61 (34コマ目)
- (二)任命権との関連で/p65 (36コマ目)
- (三)独立機関への裁判官の任用と独立機関の司法部内設置との関連で/p66 (37コマ目)
- (四)権力分立原理の運用-形式的アプローチ･機能的アプローチをめぐって/p67 (37コマ目)
- 第二章 独立機関に関する学説の検討/p82 (45コマ目)
- 第一節 序/p82 (45コマ目)
- 第二節 ｢独立性｣概念をめぐる三つの学説/p84 (46コマ目)
- (一)総説/p84 (46コマ目)
- (二)独立機関否定説-Executive Agencies論/p85 (46コマ目)
- (三)独立機関肯定説(1)-Arm of Congress論/p90 (49コマ目)
- (四)独立機関肯定説(2)-Fourth Branch論/p93 (50コマ目)
- (五)各説に対する各統治部門の反応/p100 (54コマ目)
- 第三節 諸説の整理と考察/p102 (55コマ目)
- (一)前提となる権力分立観の選択/p102 (55コマ目)
- (二)｢独立性｣概念の整理と検討/p104 (56コマ目)
- 第三章 独立機関と権力分立､その総括-｢関数としての権力分立｣の観点から/p117 (62コマ目)
- 第一節 序/p117 (62コマ目)
- 第二節 前提となる統治原理に関する基本姿勢の選択/p118 (63コマ目)
- (一)権力分立観について/p119 (63コマ目)
- (二)責任行政体制観について/p127 (67コマ目)
- 第三節 ｢独立性｣概念の実態分析と独立機関正当化論拠の再検討/p128 (68コマ目)
- (一)｢独立性｣概念･｢中立性｣概念の実態についての批判的総括/p128 (68コマ目)
- (二)独立機関設置の新たな正当化論拠/p133 (70コマ目)
- (三)小括･独立機関設置の論拠/p139 (73コマ目)
- 第四節 独立機関改革論の諸相と権力分立/p143 (75コマ目)
- (一)｢総合調整｣構想の展開と独立機関改革論/p144 (76コマ目)
- (二)Clinton政権の総合調整構想-大統領命令第一二八六六号と独立機関/p148 (78コマ目)
- (三)解任権制限条項の再解釈/p152 (80コマ目)
- 第五節 提案と将来展望/p155 (81コマ目)
- 第II部 権力分立論の諸相と総合 (86コマ目)
- 終章 権力分立論の諸相と総合/p166 (87コマ目)
- 第一節 序/p166 (87コマ目)
- 第二節 権力分立原理をめぐる形式的/機能的アプローチの再検討/p170 (89コマ目)
- (一)形式的/機能的アプローチというパラダイム/p170 (89コマ目)
- (二)形式的/機能的アプローチへの批判/p173 (90コマ目)
- 第三節 権力分立論争の史的展開-八〇年代における｢動揺｣と九〇年代における｢総合｣/p180 (94コマ目)
- (一)一九八〇年代までの軌跡の素描/p180 (94コマ目)
- (二)一九八〇年代における｢動揺｣/p182 (95コマ目)
- (三)一九九〇年代における｢総合｣/p185 (96コマ目)
- 第四節 権力分立構想の原意主義的探求-｢単一執行部｣論争と権力分立論の｢総合｣/p188 (98コマ目)
- (一)単一執行部論と反単一執行部論/p188 (98コマ目)
- (二)テクスト主義(Textualism)による探求/p190 (99コマ目)
- (三)原意主義(Originalism)による探求/p196 (102コマ目)
- (四)単一執行部論争の評価とそこから学ぶべきもの/p207 (107コマ目)
- 第五節 ｢抑制･均衡｣の法理-｢関数としての権力分立｣に向けて/p216 (112コマ目)
- (一)権力分立モデルの整理と｢抑制･均衡｣法理の再評価/p216 (112コマ目)
- (二)｢抑制･均衡｣の法理-｢関数としての権力分立｣の基本構想/p220 (114コマ目)
- 第六節 ｢抑制･均衡｣法理の適用/p224 (116コマ目)
- (一)独立機関/p224 (116コマ目)
- (二)立法権委任と議会拒否権/p229 (118コマ目)
- (三)大統領拒否権/p233 (120コマ目)
- 第七節 ｢誠実な執行｣の意味するもの/p237 (122コマ目)
- (一)総説/p237 (122コマ目)
- (二)｢誠実執行条項｣をめぐる諸説/p239 (123コマ目)
- (三)行政国家批判の規範的拠点としての｢誠実執行条項｣/p245 (126コマ目)
- おわりに/p263 (135コマ目)
- 索引/p270 (139コマ目)