エネルゲイアと光の神学 : グレゴリオス・パラマス研究 エネルゲイア ト ヒカリ ノ シンガク : グレゴリオス パラマス ケンキュウ
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著者
書誌事項
- タイトル
-
エネルゲイアと光の神学 : グレゴリオス・パラマス研究
- タイトル別名
-
エネルゲイア ト ヒカリ ノ シンガク : グレゴリオス パラマス ケンキュウ
- 著者名
-
大森, 正樹
- 著者別名
-
オオモリ, マサキ
- 学位授与大学
-
京都大学
- 取得学位
-
博士 (文学)
- 学位授与番号
-
乙第10603号
- 学位授与年月日
-
2001-03-23
注記・抄録
博士論文
資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト
コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文
目次
- 論文目録
- 目次
- 凡例
- まえがき
- 序論 グレゴリオス・パラマスの生涯と著作
- 第一部 東方神学の特質
- 第一章 パラマスの「神認識」をめぐって
- 第一節 問題の所在
- 第二節 世俗の知識
- 第三節 真の知識
- 第四節 体験から生じる神学
- 第五節 東方神学のよって立つ基盤
- 第二章 パラマスと哲学-ヘシカズムの伝統との関連において
- 序
- 第一節 バルラアムの哲学観
- 第二節 パラマスの反論
- 第三節 パラマスの哲学観
- 第四節 東方の思惟形態
- 第三章 ギリシア教父の遺産-人間の神化
- 序
- 第一節 アポファティズム
- 第二節 東方の人間観
- 第三節 神化とは
- 第四節 「神化」の重要性
- 第五節 これからの展望
- 第四章 光と闇の神学(変容の光とシナイの神の闇)
- 序
- 第一節 東方的精神性と西方的精神性
- 第二節 聖書における「変容」の記事
- 第三節 クリュソストモスの解釈
- 第四節 パラマスの解釈
- 第五節 シナイでの神の顕現
- 第六節 ニュッサのグレゴリオスの解釈
- 第七節 光と闇
- 第八節 東方神学の特質(まとめ)
- 第二部 エネルゲイア論
- 第一章 パラマスにおける神の本質と働きの区別の問題(一)
- 第一節 パラマス研究の問題点
- 第二節 ジュジーの見解
- 第三節 シュルツェの見解
- 第四節 ロースキイの見解
- 第五節 メイアンドルフの見解
- 第六節 再度シュルツェの見解
- 第七節 ヤンナラスの見解
- 第八節 コフィーの見解
- 第九節 展望
- 第二章 パラマスにおける神の本質と働きの区別の問題(二)
- 序
- 第一節 実在的区別の吟味
- 一 ジュジー説およびシュルツェ説の吟味
- 二 区別-実在的に?
- 三 ロースキイ説とメイアンドルフ説の吟味
- 四 実在的区別への考察
- 第二節 神の全一性、単純性の吟味
- 序
- 一 グィシャルダン説の吟味
- 二 神の「一性」と「単純性」
- 第三節 二律背反の吟味
- 一 太陽光線のたとえ
- 二 バシレイオスによる裏づけ
- 第四節 東方の伝統に忠実であるか
- 第五節 イヴァーンカ説の吟味
- 第三章 パラマスにおける神の本質と働きの区別の問題(三)
- 第一節 パラマスの言うエネルゲイア
- 第二節 神の単純性と一性
- 第三節 一と三
- 第四節 エネルゲイアとウーシア
- 第四章 エネルゲイア、ヒュポスタシス、エンヒュポスタトス
- 第一節「ヒュポスタシス」の使用例とその意味
- 第二節 ヒュポスタシスとエネルゲイア
- 第三節 エンヒュポスタトスの用例
- 第四節 エンヒュポスタトスなる語の示すもの
- 第五章 エネルゲイアとウーシアの区別の哲学的源泉
- 序
- 第一節 アリストテレスの場合(一)-エネルゲイア
- 第二節 アリストテレスの場合(二)-ウーシア
- 第三節 プロティノスの場合
- 第四節 プロクロスの場合
- 第五節 フィロンの場合
- 第六節 擬ディオニュシオスの場合
- 第七節 ダマスケヌスの場合
- 第八節 考察
- 第三部 人間の神化と光の神学
- 第一章 ヘシカズムにおける神化の思想
- 第一節 ヘシカズムと神化
- 第二節 神化と光
- 第三節 エンヒュポスタトスとしての光
- 第四節 光とエネルゲイア
- 第五節 愛の働きとしての神化
- 第六節 神秘思想としての「神化」
- 第二章「霊的感覚」
- 序
- 第一節 否定の道の不十分さ
- 第二節 手がかりとしての「魂の情念的部分の清さ」
- 第三節 ヌースを超える働き
- 第四節 オリゲネスの「霊的感覚」の意味
- 第五節 霊的感覚の指し示すもの
- 第六節 感覚の復権
- 第三章 身体もまた祈る-パラマスの身体観への試み
- 第一節 魂と身体
- 第二節 感覚の問題
- 第三節 身体の問題
- 第四節 霊の力
- 第五節 バルラアムへの反論
- 第六節 身体と祈り
- 第七節 アパテイア
- 第八節 身体と魂に共通の働き
- 第九節 パラマスの身体観
- 第四章 光の神学と否定神学
- 序
- 第一節 人間も変容しうること
- 第二節 否定の道
- 第三節 観想と神学の違い
- 第四節 観想は認識ではない
- 第五節 visio Dei
- 第六節 光を見る
- 第七節 光と聖霊
- 第八節 一致への方途
- 第九節 以上の考察のまとめ
- 第四部 神のエネルゲイアと光の神学-東方の論理に向けて
- 序
- 第一章 エネルゲイアとしての神
- 第一節 自然的エネルゲイアとエネルゲイアの起源
- 第二節 ウーシアと区別されるエネルゲイア
- 第二章 光としての神
- 第一節 光のもつ性格
- 第二節 光の捉え方
- 第三節 神の顕現としての光
- 第四節 光の過剰-輝く闇
- 第三章 神化の神学
- 第一節 光の神学者、シュメオン
- 第二節 神化の恵み
- 第四章 超否定神学-東方の論理
- 第一節 否定神学を超えて
- 第二節 東方の論理(霊的論理)
- 第三節「東方性」への展望
- あとがき
- 初出一覧
- 参考文献
- 索引
- 欧文要旨
- 欧文目次