板挟みの中の模索 : 中国国民政府対日政策の研究:1931~1933
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著者
書誌事項
- タイトル
-
板挟みの中の模索 : 中国国民政府対日政策の研究:1931~1933
- 著者名
-
鹿, 錫俊
- 著者別名
-
ロク, シャクシュン
- 学位授与大学
-
一橋大学
- 取得学位
-
博士 (法学)
- 学位授与番号
-
乙第203号
- 学位授与年月日
-
1998-10-14
注記・抄録
博士論文
目次
- 目次 / p1 (0003.jp2)
- 序論 / p1 (0005.jp2)
- 第一章 国民政府対日関係の船出-1927から1931年までの回顧- / p12 (0016.jp2)
- 一 南京の「感謝」 / p12 (0016.jp2)
- 二 済南の「怨恨」 / p15 (0019.jp2)
- 三 日中矛盾の深化と国民政府英米観の変化 / p18 (0022.jp2)
- 四 国民政府外交戦略論の雛形と仮想敵国の想定 / p21 (0025.jp2)
- 五 王正廷「革命外交」下の対日「二軽」傾向 / p24 (0028.jp2)
- 第二章 「国際的解決」への固執 / p34 (0038.jp2)
- 一 白紙状態からの再出発-中国対日外交の条件- / p34 (0038.jp2)
- 二 「抵抗不要」と「抵抗不能」 / p38 (0042.jp2)
- 三 「直接交渉拒否」方針と「国際的解決」構想 / p42 (0046.jp2)
- 四 若槻内閣の「大綱」案と蒋政府の攻防 / p45 (0049.jp2)
- 五 孫科政府の対日交渉意欲 / p52 (0056.jp2)
- 六 犬養内閣の政策転換と中国の対日断交計画 / p53 (0057.jp2)
- 第三章 「内憂」問題と対日接近 / p70 (0074.jp2)
- 一 蒋・汪合作政権の「三線並行」方針 / p70 (0074.jp2)
- 二 上海抗戦:「抵抗」の二重影響 / p77 (0081.jp2)
- 三 「全国防衛計画」の不発と板挟みの苦境 / p79 (0083.jp2)
- 四 再検討:「安内第一」と「対日接近」 / p85 (0089.jp2)
- 五 日本の対応と中国の挫折 / p90 (0094.jp2)
- 六 「接近」の続行と「引き延ばし」方針の浮上 / p94 (0098.jp2)
- 第四章 日中危機と対ソ復交 / p114 (0118.jp2)
- 一 「連ソ制日」論の台頭と中国指導部の黙殺 / p115 (0119.jp2)
- 二 中国「連ソ」論の復活とソ連対中政策の実態 / p119 (0123.jp2)
- 三 ソ連対中外交圧力の強化と行政院の対ソ復交提議 / p122 (0126.jp2)
- 四 内外問題への「憂慮」と「不可侵条約締結先行」の決定 / p124 (0128.jp2)
- 五 対ソ回避と対日接近の連動 / p127 (0131.jp2)
- 六 「共同反ソ反共」の瑳跌 / p130 (0134.jp2)
- 七 「無条件対ソ復交」の決行 / p131 (0135.jp2)
- 八 国交回復政策の性格 / p136 (0140.jp2)
- 第五章 「徹底抗日」論の再起と対日政策の分裂 / p144 (0148.jp2)
- 一 熱河危機下の「徹底抗日」決議 / p144 (0148.jp2)
- 二 「一致強硬」の中の政策的分裂 / p148 (0152.jp2)
- 三 軍指導者の「自己矛盾」の由来 / p151 (0155.jp2)
- 四 山海関事件後の対応:表 / p154 (0158.jp2)
- 五 山海関事件後の対応:裏 / p157 (0161.jp2)
- 六 現地日本外交官の中国政局認識 / p160 (0164.jp2)
- 七 日本中枢部の誤算 / p164 (0168.jp2)
- 第六章 政策転換への情勢と条件 / p175 (0179.jp2)
- 一 国交断絶による「国際的対日制裁」計画 / p175 (0179.jp2)
- 二 熱河惨敗の衝撃と「中国病」への反省 / p183 (0187.jp2)
- 三 列国の対中冷淡と「国際的解決」路線の破綻 / p187 (0191.jp2)
- 四 蒋・汪合作の復活と難局打開への新体制 / p192 (0196.jp2)
- 第七章 「局部的妥協」:確定の中の未確定 / p201 (0205.jp2)
- 一 「先安内・後攘外」への復帰 / p201 (0205.jp2)
- 二 「局部的妥協」への転向 / p204 (0208.jp2)
- 三 停戦に至る経緯 / p213 (0217.jp2)
- 四 「塘沽停戦協定」の二重性 / p221 (0225.jp2)
- 五 「救国大計」の確定と外交政策の修正 / p226 (0230.jp2)
- 六 「妥協」の性質と「将来」の未確定性 / p233 (0237.jp2)
- 終章 結論 / p250 (0254.jp2)
- 一 国民政府対日政策の段階性 / p250 (0254.jp2)
- 二 国民政府対日政策の「両面性」 / p255 (0259.jp2)
- 三 国民政府対日政策の再評価 / p257 (0261.jp2)
- 四 エピローグ:日中戦争への推移 / p260 (0264.jp2)
- 補論 中ソ反日合作の形成と国民政府の抗戦決定-1933~1937年における対日政策変遷史の一側面- / p267 (0271.jp2)
- 一 「歓喜」から「悪夢」へ / p268 (0272.jp2)
- 二 米ソ国交樹立の波紋 / p272 (0276.jp2)
- 三 蒋介石の日・中・ソ関係観 / p276 (0280.jp2)
- 四 対ソ打開の模索 / p278 (0282.jp2)
- 五 「華北分離工作」の衝撃と「連ソ容共」への傾斜 / p282 (0286.jp2)
- 六 やむを得ない「最終的選択」 / p286 (0290.jp2)
- 七 ソ連の「互助」示唆と国民政府の抗戦決定 / p289 (0293.jp2)
- 結び / p292 (0296.jp2)
- 主要参考文献 / p299 (0303.jp2)