「バーマティー」の文献学的研究

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著者

    • 島, 岩 シマ, イワオ

書誌事項

タイトル

「バーマティー」の文献学的研究

著者名

島, 岩

著者別名

シマ, イワオ

学位授与大学

金沢大学

取得学位

博士 (文学)

学位授与番号

乙第1748号

学位授与年月日

2001-03-22

注記・抄録

博士論文

資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト

コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文

取得学位: 博士(文学), 授与番号: 乙第1748号, 授与年月日: 平成13年3月22日, 授与大学: 金沢大学

目次

  1. 目次
  2. はじめに
  3. シャンカラ研究の歴史
  4. 1.伝統的方法に基づく研究
  5. 2.哲学的方法に基づく研究
  6. 3.文献学的方法に基づく思想研究
  7. 4.文献学的方法に基づく思想史研究
  8. 不二一元論学派研究の歴史
  9. 本研究の意義・研究の方法・論文の構成
  10. 第一部 インド思想の次元と軸
  11. 第一章 シャンカラ師と初代シャンカラ
  12. 第一節 シュリンゲーリのシャンカラ師
  13. 第二節 シャンカラの生涯と著作
  14. 第二章 伝統と革新
  15. 第一節 ヴェーダ聖典の伝統―インド思想における正統と異端
  16. 第二節 祭式から知識ヘ―呪術的思惟から哲学的思惟へ
  17. 第三節 インド思想史における第一変革期とその後の学派の成立
  18. 第四節 インド思想史における第二変革期とその後のバクティ運動の高まり
  19. 第五節 西欧近代との出会いとインド思想史における第三変革期
  20. 第三章 インド思想の次元と軸
  21. 第一節 ヒンドゥー教とインド哲学
  22. 第二節 インド哲学における不二一元論学派の思想的位置
  23. 第二部 シャンカラの思想
  24. はじめに 明知と無明―二つの次元
  25. 第四章 自己と自己の本質―精神と物質という座標軸に基づ<考察
  26. 第一節 個人存在の構造
  27. 第二節 精神と物質―「私」という意識の成り立ち
  28. 第三節 「私」という意識の消滅
  29. 第五章 自己と世界―実在と非実在という座標軸に基づ<考察
  30. 第一節 無明をめぐる問題
  31. 第二節 誤謬論
  32. 第三節 世界の実在性の三つレベル
  33. 第四節 四つのレベルの意識深化
  34. 第六章 絶対者と世界―原因と結果という座標軸に基づく考察
  35. 第一節 絶対者ブラフマン
  36. 第二節 原因と結果―日常的経験の立場
  37. 第三節 原因と結果―究極的真理の立場
  38. 第七章 解脱への道―行為の肯定と否定という座標軸に基づく考察
  39. 第一節 行為の肯定と否定
  40. 第二節 輪廻と解脱
  41. 第三節 行為と知識―頓悟の道
  42. 第四節 行為と知識と瞑想と信愛―漸悟の道
  43. 第三部 『バーマティー』とその思想
  44. はじめに 『バーマティー』の思想史的位置
  45. 第一節 不二一元論学派の歴史的展開
  46. 第二節 ヴァーチャスパティ・ミシュラと『バーマティー』
  47. 第八章 不二一元論学派における無明論の一展開―無明の基体に関する問題を中心として
  48. はじめに
  49. 第一節 シャンカラ
  50. 第二節 マンダナミシュラ
  51. 第三節 スレーシュヴァラとパドマバータ
  52. 第四節 ヴァーチャスパティ・ミシュラ
  53. 第五節 プラカーシャートマン
  54. おわりに
  55. 第九章 On Pratibimbavāda and Avacchedavāda in Advaitavedānta
  56. はじめに Introduction
  57. 第一節 Pratibimbavāda and Avacchedavāda in the SBindu and the SLSamgraha
  58. 第一項 Pratibimbavāda and Avacchedavāda in the SBindu
  59. 第二項 Pratibimbavāda and Avacchedavāda in the SLSamgraha
  60. 第二節 Establishment of Pratibimbavāda and Avacchedavāda in Advaitavedānta
  61. 第三節 Significance of Pratibimbavāda and Avacchedavāda
  62. 第十章 不ニ一元論学派における解脱への道―『バーマティー』における祭式と瞑想と知識
  63. はじめに
  64. 第一節 シャンカラ以前のヴェーダーンタ学派における祭式、念想、知識
  65. 第二節 シャンカラにおける祭式、念想、知識
  66. 第三節 シャンカラ以降の不二一元論学派における祭式、念想、知識
  67. 第四節 『バーマティー』における祭式と瞑想と知識
  68. 第一項 『バーマティー』における解脱への階梯
  69. 第二項 『バーマティー』における瞑想と知識と悟り
  70. おわりに
  71. おわりに
  72. 第四部 『バーマティー』I.1.1-4和訳
  73. はしがき
  74. テキストと翻訳
  75. 「『バーマティー』I.1.1-4和訳」初出一覧
  76. 帰敬偈
  77. 『バーマティー』序論
  78. 1.『註解』冒頭文の趣旨説明
  79. 2.附託と無明
  80. 3.本書の目的:ウパニシャッドの目的はアートマンの唯一性に関する明知を得るところにある
  81. 『バーマティー』I.1.1
  82. 1.ブラフマンの考究には目的があり、疑問の余地がある
  83. 2.スートラの語義解釈(I)―「そこで」の語義
  84. 3.何の直後にブラフマンの考究が開始されるべきか
  85. 4.スートラの語義解釈(II)―「この故に」の語義
  86. 5.スートラの語義解釈(III)―「ブラフマンの考究」の語義
  87. 6.スートラの語義解釈(IV)―「考究」の語義
  88. 7.ブラフマンの考究の意義
  89. 『バーマティー』I.1.2
  90. 1.ブラフマンの定義
  91. 2.スートラの語義解釈
  92. 3.スートラの文脈解釈―ブラフマンが世界原因である
  93. 4.スートラに生起と存続と帰滅だけが言及されている理由
  94. 5.ブラフマンが世界原因であるという推論について
  95. 『バーマティー』I.1.3
  96. 1.スートラ解釈(1)―ブラフマンは聖典の母胎である
  97. 2.スートラ解釈(2)―聖典はブラフマンを知る典拠である
  98. 『バーマティー』I.1.4
  99. 1.聖典はブラフマンを知る典拠ではないという反対主張
  100. 2.聖典がブラフマンを知る典拠であるという答論
  101. 3.ウパニシャッドの説くブラフマンは知ることを命ずる儀軌の対象であるという反対主張
  102. 4.ウパニシャッドの説くブラフマンは知ることを命ずる儀軌の対象ではないという答論
  103. 5.ウパニシャッドはブラフマン=アートマンを教示する
  104. 6.ヴェーダの目的は行為(祭式)を教示することだけではない
  105. 7.ウパニシャッドがすでに存在する事物(ブラフマン=アートマン)について教示していることの意義
  106. 8.『ブラフマ・スートラ』が開始された意義
  107. Appendix 『バーマティー』異同対照表(I.1.1-4)
  108. 参考文献
  109. サンスクリット原典
  110. 翻訳
  111. 研究書・論文
  112. あとがき
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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    500002118454
  • NII著者ID(NRID)
    • 8000002682610
  • DOI(NDL)
  • 本文言語コード
    • jpn
  • NDL書誌ID
    • 000000405612
  • データ提供元
    • 機関リポジトリ
    • NDL ONLINE
    • NDLデジタルコレクション
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