日本語活用体系の歴史的変遷に関する研究
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著者
書誌事項
- タイトル
-
日本語活用体系の歴史的変遷に関する研究
- 著者名
-
坪井, 美樹
- 著者別名
-
ツボイ, ヨシキ
- 学位授与大学
-
筑波大学
- 取得学位
-
博士 (言語学)
- 学位授与番号
-
乙第1666号
- 学位授与年月日
-
2000-11-30
注記・抄録
博士論文
序章 本研究の目的と方法 第1節 本研究の目的 本研究は、形態音韻論の視点から、日本語の活用体系の歴史的変遷に考察を加えたものである。本研究が明らかにしたいと目指すのは、歴史上に継起した事象そのものよりも ...
2000
笠間書院より「日本語活用体系の変遷」というタイトルにて2001年4月刊
目次
- 目次 / p1 (0003.jp2)
- 序章 本研究の目的と方法 / p1 (0007.jp2)
- 第1節 本研究の目的 / p1 (0007.jp2)
- 第2節 先行研究 / p1 (0007.jp2)
- 第3節 研究の方法 / p2 (0008.jp2)
- 第4節 本研究で用いる概念と用語 / p4 (0010.jp2)
- 第5節 本研究の構成 / p4 (0010.jp2)
- 第I部 動詞活用体系の変遷 / p6 (0012.jp2)
- 第1章 終止形連体形合流と二段活用の一段化 / p7 (0013.jp2)
- 第1節 本章で取り扱う対象と範囲 / p7 (0013.jp2)
- 第2節 動詞活用体系における〈形態の示差性〉について / p7 (0013.jp2)
- 第3節 終止形連体形合流 / p11 (0017.jp2)
- 第4節 二段活用の一段化 / p15 (0021.jp2)
- 第2章 上代音韻体系における甲類乙類の差異消滅と活用体系 / p19 (0025.jp2)
- 第1節 本章で扱う問題 / p19 (0025.jp2)
- 第2節 活用体系の｢成立｣と｢崩壊｣ / p19 (0025.jp2)
- 第3節 いわゆる上代特殊名遣と活用体系 / p21 (0027.jp2)
- 第4節 上代の音韻体系に関する仮説 / p23 (0029.jp2)
- 第5節 上代の命令形と平安時代の命令形 / p24 (0030.jp2)
- 第6節 本章のまとめ / p24 (0030.jp2)
- 第3章 平安時代における｢命令形｣の成立 / p26 (0032.jp2)
- 第1節 活用研究史上に見る《命令形》 / p26 (0032.jp2)
- 第2節 平安時代の命令形 / p28 (0034.jp2)
- 第3節 上代の命令形 / p30 (0036.jp2)
- 第4節 方言形｢-口｣ / p32 (0038.jp2)
- 第5節 活用起源論との関連 / p33 (0039.jp2)
- 第6節 本章のまとめ-形態の示差性の観点からの解釈 / p35 (0041.jp2)
- 第II部 音便形と活用体系 / p38 (0044.jp2)
- 第4章 〈音脱落〉の形態音韻論的検討-〈音便形〉について考える序説として- / p39 (0045.jp2)
- 第1節 〈音脱落〉とは如何なる現象か? / p39 (0045.jp2)
- 第2節 〈音脱落〉と〈音便〉 / p43 (0049.jp2)
- 第3節 〈音脱落〉の機能と諸例 / p44 (0050.jp2)
- 第4節 〈音脱落〉のまとめ / p49 (0055.jp2)
- 第5章 活用形としての動前便形の成立 / p52 (0058.jp2)
- 第1節 〈音便〉の機能 / p52 (0058.jp2)
- 第2節 ｢活用形としての音便形｣と音便の種類 / p54 (0060.jp2)
- 第3節 音便形発言の順序 / p55 (0061.jp2)
- 第4節 活用形としての音便形の存在意義-｢なぜ上二段活用に音便形が生じなかったか｣という問いについて- / p57 (0063.jp2)
- 第5節 サ行四段動詞の音便形 / p58 (0064.jp2)
- 第6節 連用形内部での音便形と非音便形の役割分担 / p60 (0066.jp2)
- 第6章 形容詞の音便形 / p62 (0068.jp2)
- 第1節 先行研究と問題の所在 / p62 (0068.jp2)
- 第2節 一語化の遅速と音便発生の遅速 / p63 (0069.jp2)
- 第3節 連用形ウ音便の発生 / p64 (0070.jp2)
- 第4節 連用形ウ音便形の一般化と連用形原形の残存 / p67 (0073.jp2)
- 第5節 連体形イ音便の発生と一般化 / p69 (0075.jp2)
- 第6節 形容詞における｢活用形としての｣音便形 / p70 (0076.jp2)
- 第III部 〈オホ～〉の意味と形態の分化をめぐる諸問題 / p76 (0082.jp2)
- 第7章 古代官職名に見る接頭辞〈オホ～･オホキ～･オホイ～〉 / p77 (0083.jp2)
- 第1節 『和名類聚抄』における官職名 / p77 (0083.jp2)
- 第2節 〈オホ～〉と〈オホキ～･オホイ～〉との違い / p79 (0085.jp2)
- 第3節 〈オホキ～〉と〈オホイ～〉との違い / p83 (0089.jp2)
- 第4節 形容詞音便形との関連 / p84 (0090.jp2)
- 第8章 古代日本語における《大》と《多》-終止形オホカリの成立- / p86 (0092.jp2)
- 第1節 問題の所在 / p86 (0092.jp2)
- 第2節 〈オホ〉の原義 / p88 (0094.jp2)
- 第3節 『万葉集』における文中の位置と意味の分化 / p90 (0096.jp2)
- 第4節 《大》と《多》の意味と形態の分化 / p93 (0099.jp2)
- 第5節 本章のまとめ / p98 (0104.jp2)
- 第IV部 助動詞の語形変化と活用形 / p100 (0106.jp2)
- 第9章 ムズ(ル)からウズ(ル)へ / p101 (0107.jp2)
- 第1節 はじめに-ムズ(ル)とウズ(ル) / p101 (0107.jp2)
- 第2節 辞化と語形縮約 / p102 (0108.jp2)
- 第3節 ～ムトスからムズ(ル)へ / p102 (0108.jp2)
- 第4節 ムズ(ル)からウズ(ル)へ / p104 (0110.jp2)
- 第5節 終止法ウズは〈旧終止形の残存〉か?-京1995に対する私見 / p105 (0111.jp2)
- 第6節 語尾ズの終助詞的性格-鎌倉1993に対する私見 / p107 (0113.jp2)
- 第7節 ウズ形の成立-ル音脱落 / p108 (0114.jp2)
- 第8節 ウズル形の成立-活用語尾ルの再生 / p110 (0116.jp2)
- 第9節 本章のまとめ / p112 (0118.jp2)
- 第10章 ウズ(ル)とマ(ジ)イ / p116 (0122.jp2)
- 第1節 はじめに-ウズとウズル / p116 (0122.jp2)
- 第2節 談話機能の表示 / p117 (0123.jp2)
- 第3節 狂言資料におけるウ〈ン〉ズ(ル)の分布とその分析 / p118 (0124.jp2)
- 第4節 キリシタン資料におけるウズ(ル)の分布とその分析 / p120 (0126.jp2)
- 第5節 ウズとウズルについてのまとめ / p123 (0129.jp2)
- 第6節 マイとマジイについて / p123 (0129.jp2)
- 第7節 (付説)マイ･マジイ両形の成立 / p125 (0131.jp2)
- 第11章 ラウ(メ)とサウ(へ) / p129 (0135.jp2)
- 第1節 ラウの已然形ラウメ / p129 (0135.jp2)
- 第2節 サウの已然形･命令形サウヘ / p132 (0138.jp2)
- 第12章 語形牡を誘導する活用形 / p136 (0142.jp2)
- 第1節 はじめに-活用語の語形変化 / p136 (0142.jp2)
- 第2節 ル音脱落(1)-形容動詞語尾と指定の助動詞 / p139 (0145.jp2)
- 第3節 ル音脱落(2)-過去の助動詞タ / p143 (0149.jp2)
- 第4節 本章のまとめに代えて-尊敬の助動詞シモ･シムの形態の“ゆれ” / p145 (0151.jp2)
- 結語 / p148 (0154.jp2)
- 参考文献一覧 / p150 (0156.jp2)
