マウス初期胚の発生・生存に関与する巨大核蛋白質KIAA1440/Ints1の機能解析 Functional analysis of large nuclear KIAA1440/Ints1 protein involved in development and survival of mouse early embryo

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著者

    • 秦, 利幸 ハタ, トシユキ

書誌事項

タイトル

マウス初期胚の発生・生存に関与する巨大核蛋白質KIAA1440/Ints1の機能解析

タイトル別名

Functional analysis of large nuclear KIAA1440/Ints1 protein involved in development and survival of mouse early embryo

著者名

秦, 利幸

著者別名

ハタ, トシユキ

学位授与大学

千葉大学

取得学位

博士 (薬学)

学位授与番号

甲第3793号

学位授与年月日

2008-03-25

注記・抄録

博士論文

研究科: 千葉大学大学院薬学研究院

KIAA1440蛋白質は2222アミノ酸残基からなる巨大蛋白質であり、後生動物において保存されている。機能が類推できるような既知のドメイン、モチーフを持たず、また、パラログも存在しない。KIAA1440-/-は着床前胚期での胚性致死を示すことから、KIAA1440蛋白質はマウス初期胚において他の蛋白質によって相補されることのない、高等真核生物特異的な機能を果たしていると考えられる。本研究では、遺伝子欠損マウスを中心にKIAA1440遺伝子の機能解析を行なった。ICRマウスに純化されたKIAA1440遺伝子欠損マウスでは、KIAA1440-/-は早期胚盤胞で発生を停止した。KIAA1440-/-の桑実胚においてE-cadherin及び-cateninは細胞間接着部位に正しく局在しており、コンパクションは進行していることが確認された。KIAA1440-/-はICMとTEという2系譜の細胞へと分化し、胞胚腔を形成し始めたE3.0~E3.5早期胚盤胞期で発生を停止しているものと考えられる。胚盤胞のin vitro培養ではKIAA1440-/-は透明帯から孵化することなく死滅し、その生存能が失われていることが示された。生体内でもKIAA1440-/-は透明帯から孵化ないまま死滅し、よって、着床せず、胚性致死という表現型を示しているものと思われる。TUNEL法、DAPIによる核染色、caspase蛍光阻害剤による解析から、KIAA1440-/-における細胞死にはアポトーシスが関与していることが明らかとなった。正常マウスの発生初期におけるKIAA1440 mRNAの発現パターンを知るために定量的RT-PCRを行なったところ、胚盤胞では受精卵のおよそ5.7倍のKIAA1440 mRNAが存在しており、KIAA1440が受精卵から胚盤胞にかけた初期胚において発現している遺伝子であることが確かめられた。GFP融合型あるいはネイティブ型KIAA1440蛋白

修了年:2008

学位:千大院医薬博甲第薬61号

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    500000439678
  • NII著者ID(NRID)
    • 8000000441022
  • 本文言語コード
    • jpn
  • NDL書誌ID
    • 000009469064
  • データ提供元
    • 機関リポジトリ
    • NDL ONLINE
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