抗マラリア薬クロロキンの法中毒学的研究 Forensic toxicology of chloroquine, an anti-malarial agent

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著者

    • 是枝, 亜子 コレエダ, アコ

書誌事項

タイトル

抗マラリア薬クロロキンの法中毒学的研究

タイトル別名

Forensic toxicology of chloroquine, an anti-malarial agent

著者名

是枝, 亜子

著者別名

コレエダ, アコ

学位授与大学

熊本大学

取得学位

博士 (医学)

学位授与番号

乙第913号

学位授与年月日

2008-03-11

注記・抄録

博士論文

本稿では、発展途上国における法中毒学に対して学術的支援を行う目的から、CQの法中毒学的研究として以下の3つの研究を行った。まず、急性CQ中毒死事例における組織中CQ濃度の定量(第VI章)においては、簡便な高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によるCQ分析方法を考案し、その方法を用いてタンザニアでの急性CQ中毒死事例におけるCQの体組織分布を調べた(Yonemitsu et al., 2002; Yonemitsu et al., 2005)。また、急性CQ中毒マウスにおけるCQの組織内分布(第VII章)においては、CQに対するポリクローナル抗体を作製し、抗CQポリクローナル抗体を用いた免疫組織染色法によって急性CQ中毒モデルマウスの組織中におけるCQの分布状態を検索し、これをCQの急性毒性機序の理解を深める一助となる様に検討を行った(Koreeda et al., 2007a)。さらに、抗CQモノクローナル抗体(MAC)を用いた試料中CQ濃度の簡易半定量システムの開発(第VIII章)では、CQの簡易検出法を開発することを目的に、 CQに対するモノクローナル抗体を作製し、これを用いた半定量法を考案してその有用性について検討した。

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    500000462948
  • NII著者ID(NRID)
    • 8000000464387
  • 本文言語コード
    • jpn
  • NDL書誌ID
    • 000010114900
  • データ提供元
    • 機関リポジトリ
    • NDL ONLINE
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