新劇とロシア演劇 : 築地小劇場の異文化接触 Japanese modern theatre (Shingeki) and Russian theatre : intercultural contacts at the Tsukiji Little Theatre
この論文にアクセスする
この論文をさがす
著者
書誌事項
- タイトル
-
新劇とロシア演劇 : 築地小劇場の異文化接触
- タイトル別名
-
Japanese modern theatre (Shingeki) and Russian theatre : intercultural contacts at the Tsukiji Little Theatre
- 著者名
-
武田, 清
- 著者別名
-
タケダ, キヨシ
- 学位授与大学
-
明治大学
- 取得学位
-
博士(文学)
- 学位授与番号
-
乙第507号
- 学位授与年月日
-
2013-03-25
注記・抄録
博士論文
昭和初期の左翼演劇に携わった人々の回想を読むと、「メイエルホリドは流行だった」という発言が必ず顔を出す。例えば、千田是也は「いまなぜ新劇か」という新聞のイン夕ヴューの中で次のように語っている。左翼演劇っていうのは、当時は新しい風だったんです。メイエルホリド(ソビエトの演出家)の新しい演劇が流行していて、それを勉強していくとソビエトという新しいお手本にどうしても突き当るんです。そのお手本通りに行動すれば、当然、日本では弾圧を受けますわね。(『読売新聞』一九九O年八月二十日付夕刊)メイエルホリドのロシア十月革命後の演劇の理念と方法とが、大正の末期から昭和の初期にかけて〈メイエルホリド現象〉とも言うべき流行をもたらした。流行したという事実は事実として、では彼ら、左翼演劇に携わった人々はどのような経路でメイエルホリドの演劇の理念と方法とに触れ、これを学び、吸収したのであったろうか。
identifier:http://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/handle/10291/16736
Article
2013