重曹を添加した電解次亜塩素酸水のStreptococcus mutansに対する殺菌効果およびバイオフィルム除去効果 Antibacterial activity and biofilm removal of electrolyzed dilute sodium hypochlorite solution mixed with a sodium hydrogen carbonate against Streptococcus mutans
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著者
書誌事項
- タイトル
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重曹を添加した電解次亜塩素酸水のStreptococcus mutansに対する殺菌効果およびバイオフィルム除去効果
- タイトル別名
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Antibacterial activity and biofilm removal of electrolyzed dilute sodium hypochlorite solution mixed with a sodium hydrogen carbonate against Streptococcus mutans
- 著者名
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井上, 吉登
- 学位授与大学
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神奈川歯科大学
- 取得学位
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博士(歯学)
- 学位授与番号
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乙第500号
- 学位授与年月日
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2015-03-17
注記・抄録
2014
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重曹を添加した電解次亜塩素酸水のStreptococcus mutansに対する殺菌効果およびバイオフィルム除去効果を実験により検討した。殺菌効果は試験液に菌液を添加して生菌数測定を行い、バイオフィルム除去効果はカバーガラスに付着させたS.mutansバイオフィルムに薬液を一定流量速度で作用させた後の残留量を測定した。その結果、6%重曹を添加した0.05%電解次亜塩素酸水は、電解次亜塩素酸水を単独で使用した時と同等の殺菌効果を認め、バイオフィルム除去効果は単独使用よりも優れていた。バイオフィルムに対しては、15分間の作用では20℃および35℃のいずれも有意に効果が増加し、30分間作用では20℃で増強効果を示した。6%重曹添加0.05%電解次亜塩素酸水は、口腔内常在菌に対する強力な効果が期待できると考えられた。
神奈川歯学, 49(2):111-118, 2014