平安朝漢詩文における唐代律賦の影響 ヘイアンチョウ カンシブン ニオケル トウダイ リップ ノ エイキョウ
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著者
書誌事項
- タイトル
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平安朝漢詩文における唐代律賦の影響
- タイトル別名
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ヘイアンチョウ カンシブン ニオケル トウダイ リップ ノ エイキョウ
- 著者名
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馮, 芒
- 著者名
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フウ, ボウ
- 著者名
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FENG, Mang
- 学位授与大学
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大東文化大学
- 取得学位
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博士(日本言語文化学)
- 学位授与番号
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甲第147号
- 学位授与年月日
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2017-03-22
注記・抄録
収集根拠 : 博士論文(自動収集)
資料形態 : テキストデータ
コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文
本論文は、平安朝律賦の述作制限・平安朝律賦における白行簡の律賦の影響・平安朝漢詩における唐代律賦の影響、この三点に着目し、和漢比較の視点から出典研究を行うことによって、平安朝漢文学における唐代律賦の受容の具体相を解明する。第一に、現存する平安朝律賦をすべて考察の対象とすることによって、述作制限の由来や種類を解明することを目的とする。第二に、白行簡「望夫化為石賦」を視野に入れ、平安朝律賦との比較研究を行う。これによって、白行簡の律賦が、平安朝律賦に多大な影響を与えていることを明らかにする。第三に、春澄善縄と菅原道真の漢詩を取り上げ、押韻や述作背景を分析することによって、平安朝漢詩における唐代律賦の影響の一端を明確に指摘する。以上のように、平安朝漢文学における唐代律賦の受容の具体相を解明することによって、唐代律賦の影響によって、平安朝漢文学が形成発展してきた重要な一面を明らかにすることを目的とする。