ファッションブランドの色彩についての定量的解析と予測 Quantitative Analysis on Color Features in Fashion Brand, and its Forecasting

著者

    • 熊, 倩

書誌事項

タイトル

ファッションブランドの色彩についての定量的解析と予測

タイトル別名

Quantitative Analysis on Color Features in Fashion Brand, and its Forecasting

著者名

熊, 倩

学位授与大学

京都工芸繊維大学

取得学位

博士(学術)

学位授与番号

甲第870号

学位授与年月日

2018-03-26

注記・抄録

色は人々が衣服商品を目にする時に強い印象を与える最も重要なデザイン要素の一つであり,購入行動の初期段階で人の購買意思決定に大きな影響を及ぼす.そのため,色は有用なマーケティングツールとなり,商品生産と販売でよく利用されている.また,消費者の好む色と将来流行可能な色は,多くのアパレル企業に注視されており,人気のある色に関する情報の正確な把握と,将来のトレンド動向に関する信頼できる予測は,アパレル業界に不可欠な部分となっている. 本研究では,現在アパレル産業に影響力が強く,グローバル化しているファッションブランドにおける商品色彩の実態を知ることや,服装色に対する新しい予測方法を見出すことを目的として,有名なラグジュアリーファッションブランド(Louis Vuitton, Hermes, Gucci, Chanel, Prada)とファストファッションブランド(H&M, ZARA, UNIQLO)の服装アイテム画像から色彩情報を抽出して分析を行い,個々のブランドにおける独自の特徴と共通する特徴をまとめた.また,服装色の色相の周期,そして服装色の変化傾向が,国際流行色予測機関が発表した流行色提案と一致するかどうかについて検討を加えた.さらに,得られた結果に基づき,3層のニューラルネットワークモデルを構築し,過去年度のデータを利用して翌年の色相の出現率を予測し,またその精度を検討した.

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    500001441764
  • NII著者ID(NRID)
    • 8000001779843
  • 本文言語コード
    • jpn
  • データ提供元
    • 機関リポジトリ
    • NDLデジタルコレクション
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