欧米茶書の比較文化史的研究 : イギリス茶文化の形成と紅茶論争 オウベイ チャショ ノ ヒカク ブンカシテキ ケンキュウ : イギリス チャブンカ ノ ケイセイ ト コウチャ ロンソウ A Comparative Study on Early Books on Tea : Controversies and the Making of British Tea Culture
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著者
書誌事項
- タイトル
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欧米茶書の比較文化史的研究 : イギリス茶文化の形成と紅茶論争
- タイトル別名
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オウベイ チャショ ノ ヒカク ブンカシテキ ケンキュウ : イギリス チャブンカ ノ ケイセイ ト コウチャ ロンソウ
- タイトル別名
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A Comparative Study on Early Books on Tea : Controversies and the Making of British Tea Culture
- 著者名
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滝口, 明子
- 著者名
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タキグチ, アキコ
- 著者名
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TAKIGUCHI, Akiko
- 学位授与大学
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大東文化大学
- 取得学位
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博士(アジア地域研究学)
- 学位授与番号
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乙第30号
- 学位授与年月日
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2014-03-22
注記・抄録
収集根拠 : 博士論文(自動収集)
資料形態 : テキストデータ
コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文
本論文は、17-18世紀ヨーロッパにおける茶文化の形成過程を、茶書を中心とする文献ならびに絵画の研究をとおして明らかにすることを目的とする。「アジアの葉」とも呼ばれた茶は、科学的側面(主に植物学・医学)、商業、貿易など経済的側面、会話と社交や日常の食生活などさまざまな側面で、ヨーロッパ文化に大きな影響を及ぼしたと考えられる。まず、初期の欧米茶書の中から代表的なもの(パウリ、ボンテクー、ブレニー、ケンペル、ショート、レットサムほか)を選び、綿密に読解し,当時欧米では茶がどのように捉えられていたかを検討した。次に、イギリス侶世紀中葉のジョナス・ハンウェイとジョンソン博士の「茶論争」について,史料をもとに実証的に再検討した。中国・日本とは異なり、茶に対する大きな反対論、いわば拒絶反応がおこり、それにもかかわらず文化の受容と定着が進んだ点こそ、イギリス茶文化形成過程の大きな特色といえる。最後に喫茶図を多数参照しつつ、ウェッジウッドの茶器生産と日常生活の変化、茶道具とマナーの問題などについて論じた。巻末にレットサム『茶の博物誌:茶樹と喫茶についての考察』ならびに『茶の文化史:英国初期文献集成(日本語解説)』を収録した。(カラー図版あり)
目次
- 2018-10-04 再収集
- 2018-10-04 再収集