琉球王国史の基礎的研究
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著者
書誌事項
- タイトル
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琉球王国史の基礎的研究
- 著者名
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高良, 倉吉, 1947-
- 著者別名
-
タカラ, クラヨシ, 1947-
- 学位授与大学
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九州大学
- 取得学位
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博士 (文学)
- 学位授与番号
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乙第5332号
- 学位授与年月日
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1993-01-27
注記・抄録
博士論文
資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト
コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文
第一 古琉球とその概念 第二 辞令書と琉球王国 第三 辞令書に見る王国制度(その一) 第四 辞令書に見る王国制度(その二) 第五 古琉球とその意義 / 序章 琉球・沖縄の歴史と日本社会 第一章 古琉球研究の基本的論点 第二章 辞令書に見る王国の存在形態とその変化 第三章 玉御殿の石厨子銘書について-仲松=高城説的解釈の問題点 第四章 山北監守をめぐる問題点 第五章 首里王府とユタ問題 第六章 墓と位牌をめぐる若干の問題 第七章 近世琉球史分析のための若干の課題 第八章 近世末期の八重山統治と人口問題-翁長親方仕置とその背景 第九章 補説と参考問題
目次
- 目次
- はしがき
- 第一 古琉球とその概念
- 一 琉球史の推移と古琉球
- 二 古琉球の特質
- 第二 辞令書と琉球王国
- 一 辞令書の変遷とその意味
- 二 古琉球辞令書の形式をめぐる諸問題
- 三 仮名表記とその背景
- 第三 辞令書に見る王国制度(その一)
- 一 ヒキをめぐる諸相
- 二 王府制度の状況
- 三 間切およびシマをめぐる状況
- 第四 辞令書に見る王国制度(その二)
- 四 地方官人制度の特質
- 五 神女職と上級官人職
- 六 耕地区分をめぐる特質
- 七 古琉球辞令書の意義
- 第五 古琉球とその意義
- 一 琉球王国否定論の問題点
- 二 古琉球評価の視点
- 〔付録〕残存古琉球辞令書一覧(含過渡期辞令書)
- 索引
- 目次
- はじめに-琉球史像再構成の思念
- 序章 琉球・沖縄の歴史と日本社会
- 一 琉球・沖縄史の予備的前提
- 二 琉球・沖縄史をめぐる基本的論点
- 三 古琉球とその歴史的意義
- 第一章 古琉球研究の基本的論点
- 一 古琉球研究の方法
- 二 古琉球とグスク時代
- 第二章 辞令書に見る王国の存在形態とその変化
- 一 琉球王国における王府制度の特質-辞令書に見るヒキと庫理に関する覚書
- 二 古琉球的耕地区分の状況
- 三 多良間島の辞令書とその背景-琉球社会における近世的転換の一端
- 付論1・古琉球の終焉とノロ辞令書
- 付論2・辺名地仲村家辞令書について
- 付論3・伊江家辞令書について
- 第三章 玉御殿の石厨子銘書について-仲松=高城説的解釈の問題点
- 一 「琉球王国論争」と銘書問題
- 二 陵墓の含む変化の事例
- 三 刻文と墨書の意義
- 四 輝緑岩製石棺の意味
- 五 銘書の記述年代
- 六 結語
- 付論1・「琉球王国」の評価-仲松弥秀の見解をどう見るか
- 付論2・「琉球王国」の評価・再論-高城隆の「批判」を読んで
- 第四章 山北監守をめぐる問題点
- 一 山北監守の起源
- 二 山北監守の復活
- 三 山北監守の状況・その一
- 四 山北監守の状況・その二
- 五 故地顕彰と大北墓
- 六 今後の課題
- 第五章 首里王府とユタ問題
- 一 ユタ禁圧の前提-古琉球否定策の登場
- 二 首里王府とトキ・ユタ禁圧-近世琉球におけるユタ問題の構造
- 第六章 墓と位牌をめぐる若干の問題
- 一 伊是名玉御殿をめぐる諸相
- 二 近世琉球における天孫氏問題-雍正九年の天孫氏位牌安置一件の詮議から
- 付論1・トポスとしての墓
- 第七章 近世琉球史分析のための若干の課題
- 一 近世琉球における海運史の一側面-預船の事例とその検討
- 二 人口から見た玉城朝薫の時代
- 三 「蔡温とその時代」への視点
- 四 王国時代の泡盛
- 五 スカマの語義をめぐる状況-中本正智著『図説琉球語辞典』を読んで
- 第八章 近世末期の八重山統治と人口問題-翁長親方仕置とその背景
- 一 規模帳布達の経過と仕置の意図
- 二 統治機能の概要と検使
- 三 在番および蔵元機構の弛緩
- 四 仕置の論理構造とその矛盾
- 五 近世八重山の人口動態
- 六 規模帳に見る人口問題対策
- 第九章 補説と参考問題
- 一 琉球から見た朝鮮・中国-琉球王国の歴史像を考える視点
- 二 琉球王国における王宮と港
- 三 「アジアと沖縄」を見つめる視点
- 四 沖縄近代史のなかの河上肇
- ☐本書所収論文初出誌一覧
- ☐主要著作論文目録
- ■あとがき