支倉六右衛門常長 : 慶長遣欧使節を巡る学際的研究

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著者

    • 大泉, 光一, 1943- オオイズミ, コウイチ, 1943-

書誌事項

タイトル

支倉六右衛門常長 : 慶長遣欧使節を巡る学際的研究

著者名

大泉, 光一, 1943-

著者別名

オオイズミ, コウイチ, 1943-

学位授与大学

日本大学

取得学位

博士 (国際関係)

学位授与番号

乙第5534号

学位授与年月日

1999-07-05

注記・抄録

博士論文

資料形態 : テキストデータ プレーンテキスト

コレクション : 国立国会図書館デジタルコレクション > デジタル化資料 > 博士論文

目次

  1. 目次
  2. 序文
  3. まえがき
  4. 凡例
  5. 序章 徳川幕府の外交政策と慶長訪欧使節派遣までの経緯
  6. 第一節 ドン・ロドリゴ・デ・ビベロの日本漂流と徳川幕府のヌエバ・エスパニア通商政策
  7. 第二節 日本人最初の太平洋横断者田中勝介ら日本人のヌエバ・エスパニア滞在記―チマルパインの日記から―
  8. 第三節 答礼大使ビスカイノの来日と伊達政宗
  9. 第一章 慶長遣欧使節派遣の真相解明の研究―ジェロニモ・デ・アンジェリス師の報告書簡を通して―
  10. 第一節 使節派遣計画に関する書簡(一六一九年十一月三十日付)(全文)
  11. 第二節 遣欧使節派遣の目的に関して記述した書簡(一六一七年十一月二十八日付発信)(全文)
  12. 第三節 仙台領内におけるキリシタン迫害に関する書簡(一六二〇年十一月三十日付) (全文)―政宗が幕府に対して使節派遣は天下への謀反のためではないことを釈明―
  13. 第四節 支倉六右衛門大使の仙台帰着および同大使の棄教の噂に関する書簡(その一)
  14. 第五節 訪欧使節派遣の目的は討幕のためという説の検討
  15. 第六節 支倉六右衛門がエスパニア宰相レルマ公爵に宛てた披露状から推察される使節派遣の目的
  16. 第七節 まとめ
  17. 第二章 使節一行のヌエバ・エスパニア(メキシコ)滞在記録の再検討―S・アマチの「使節記録」の再考証―
  18. 第一節「サン・フアン・バウティスタ号」のヌエバ・エスパニアヘの航路
  19. (一)エスパニア艦隊による太平洋航路(黒潮)の発見
  20. (二)「サン・フアン・バウティスタ号」の太平洋横断の航海術
  21. 第二節 使節一行のアカプルコ入港記録
  22. (一)「サン・フアン・バウティスタ号」のアカプルコ入港
  23. 第三節 使節一行のヌエバ・エスパニア滞在記録の再検討
  24. 第四節 使節一行のメキシコ市における宿泊地の再検討
  25. 第五節 使節一行七十八名の集団受洗・堅信に関する記録の再検討―『アマチの使節記』と『チマルパインの日記』の相違点の検討―
  26. (一)『アマチの使節記』の集団受洗記録の信憑性
  27. (二)日本人集団受洗に伴う洗礼台帳の探索―メキシコ市サンタ・ベラクルス教会に保管されている洗礼台帳の再検討―
  28. 第六節『チマルパインの日記』に記述されているその他の使節一行に関する記録
  29. (一)日本の大使エスパニアに向けて出発(Sale el embajador del Japón con destino a España)
  30. 第三章 メキシコ国立古文書館(Archivo General de la Nación)所蔵「慶長遣欧使節」関係文書の和訳解説の再検討
  31. 第一節 慶長遣欧使節「支倉六右衛門」がヌエバ・エスパニア副王グアダラカサール公に宛てた書簡(一六一七年十月十九日付)
  32. 第二節 フライ・ルイス・ソテロ師がヌエバ・エスパニア副王閣下に宛てた書簡(一六一七年十一月二十八日付)
  33. 第四章 イタリア・ジェノバ市国立文書館(Archivio di Stato di Genova)所蔵慶長遣欧使節関係イタリア語文書の再検討
  34. 第一節 一六一五年十月十二日、ジェノバに到着した日本島奥州王(Re di Ossu)の二人の大使を表敬訪問した件
  35. 第五章「支倉六右衛門」肖像画の信憑性について
  36. 第一節 仙台市博物館所蔵の「支倉六右衛門」肖像画(国定重文)の信憑性について
  37. (一)「支倉六右衛門半身像」の原画写真の発見
  38. (二)原画【図5・1】から現存画【図5・4】に至るまでの経過(仮説)
  39. (三)原画写真【図5・1および5・2】と現存画【図5・3および5・4】の比較による相違点
  40. (四)支倉像の折り目の剥落部への疑惑
  41. (五)改竄は如何なる目的で、誰によって、いつ頃、行われたのか
  42. (六)支倉六右衛門常長肖像画の重要文化財指定への疑問
  43. 第二節 ローマ・ボルゲーゼ家所蔵の「日本人武士」の肖像画について
  44. (一)ローマ・ボルゲーゼ家所蔵の「日本人武士像」の石版写真の紹介
  45. (二)「日本人武士像」の「支倉六右衛門」否定説
  46. (三)ボルゲーゼ家所蔵の現存画【図5・20】は改竄画か
  47. (四)「日本人武士像」は誰なのか―諸説の再検討―
  48. (五)「日本人武士像」は「小寺外記」か
  49. (六)小寺外記の出身地の謎
  50. (七)改竄説に対する仙台市博物館側の反論
  51. 第三節 ローマの大統領官邸クィリナーレ宮内の群像壁画について
  52. (一) K・ヘルマン・フィオーレ論文に対する若干の疑問点
  53. (二)「東洋人の群像画」と慶長遣欧使節の関係
  54. (三)「東洋人の群像画」は誰なのか
  55. 第六章 「ローマ教皇パウロ五世」の肖像画について
  56. 第一節「支倉六右衛門」がローマから将来した「教皇パウロ五世」の肖像画に関する記録
  57. 第二節 もう一枚の「ローマ教皇パウロ五世」の肖像画について
  58. 第七章 ローマ政庁より支倉六右衛門に授与された「ローマ市民権証書」のラテン語原文の日本語訳述およびその内容の再検討
  59. 第一節「ローマ市民権証書」のラテン語原文の日本語翻訳文の再検討
  60. 第二節 支倉六右衛門に授与された「ローマ市民権証書」の価値について―M・モンテーニュに授与された「ローマ市民権証書」との比較検討―
  61. 第三節「ローマ市民権証書」に描かれている紋様についての若干の考察
  62. 第八章 支倉六右衛門の受洗式および堅信式に関する記録の再検討
  63. 第一節 支倉六右衛門受洗の記録―『アマチの使節記』、「駐マドリード・ローマ教皇大使の書簡」、「フライ・ルイス・ソテロ師の報告書」の相違点の検討―
  64. (一)『アマチの使節記』に紹介されている支倉六右衛門の受洗式の模様
  65. (二)駐マドリード・ローマ教皇大使の書簡
  66. (三)ルイス・ソテロ師がセビリア市会議員の兄のドン・ディエゴ・カバジェロ・デ・カブレラに宛てた支倉六右衛門受洗式の報告書
  67. (四)支倉受洗に関する三記録の相違点の検討
  68. 第二節 支倉六右衛門の受洗を記録した洗礼台帳の確認
  69. 第三節 ローマ・サンタ・マリア・イン・アラチェーリ教会における支倉六右衛門の堅信式の記録―堅信式の記録内容の再検討―
  70. 第四節 支倉六右衛門のカトリック信仰の真意―受洗は共鳴か便宜上か―
  71. (一)支倉六右衛門が入信の秘跡を受けるまでの経過
  72. (二)支倉六右衛門の苦悩と信仰
  73. 第九章 スペイン国立シマンカス総文書館(Archivo General de Simancas)所蔵慶長遣欧使節関係スペイン語文書の和訳解説および史的事実の再検討―フライ・ルイス・ソテロ師の書簡を中心に―
  74. 第一節 フライ・ルイス・ソテロ師がジェノバから旅費援助要請のためにエスパニア国王陛下に宛てた書簡(一六一六年二月四日付発信)
  75. 第二節 フライ・ルイス・ソテロ師が自分自身および大使がインディアス顧問会議の意向に反してエスパニアに残留した理由を説明した国王陛下宛の書簡(一六一七年四月二十日セビリア発信)
  76. 付録 慶長遣欧使節関係年表
  77. 参考文献一覧
  78. あとがき
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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    500002494268
  • NII著者ID(NRID)
    • 8000003061609
  • DOI(NDL)
  • NDL書誌ID
    • 000000346050
  • データ提供元
    • NDL ONLINE
    • NDLデジタルコレクション
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