深部静脈不全に対する中間期成績からみた手術効果

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タイトル別名
  • Intermediate Results of Two Methods of External Valvuloplasty for Deep Venous Insufficiency

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抄録

<p>深部静脈弁不全症に対しExternal techniqueによる弁形成術を施行後1年以上経過した症例の臨床的改善度より各々の術式の有用性について検討した.深部静脈弁不全症例のうち4例7肢はKistnerのexternal repair法を,9例10肢にはpurse-string suture法による弁形成術を施行した.</p><p>External repair法は臨床的改善度においてpurse-string suture法に比べ劣っていた.しかし退院後に圧迫療法を施行している頻度は両術式間で差はなくいずれも約70%と高率であった.一方,形成した弁数で検討すると,いずれの術式でも複数弁を形成した方が臨床的改善度は良好であり,また退院後の圧迫療法の併施頻度も低下した.以上より,弁形成術としてはexternal repair法よりpurse-string suture法が成績が良く,またでぎるだけ複数の弁形成が望ましいと考えられた.</p>

収録刊行物

  • 静脈学

    静脈学 11 (4), 309-313, 2000

    日本静脈学会

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参考文献 (5)*注記

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