内転型痙攣性発声障害の評価法

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  • Clinical evaluation for adductor spasmodic dysphonia

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抄録

痙攣性発声障害は局所ジストニアとして定義されており、診断・治療ともに非常に難しいとされている。主訴は、あくまで本人の発声困難という訴えであり、その苦痛の程度は本人しか分からない。しかし診断を正しく行うことは、形態に変化が出る疾患ではなく診断は容易ではない。本稿では、当院を受診され内転型痙攣性発声障害と診断された患者所見などを用い、内転型痙攣性発声障害の診断の進め方、また検査所見の特徴や注意点についても検討した。その結果、診断するのは問診・発声所見・喉頭所見が基本であり、診断の進め方は、喉頭の器質的疾患やほかの機能的音声障害を除外していくことで内転型痙攣性発声障害にたどりつくことが可能であると考えられた。

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