九州において分離されたFeline calicivirus(FCV)の遺伝子群について
Search this article
Abstract
九州において分離されたFCVの遺伝子群(GI、GIIa、GIIb)について検討した。GI群(Genogroup I)に属するFCVの割合は75%であり、GII群のSubenogroup IIa(GIIa)が25%を占めていた。この成績から、GI群はGII群よりも多い傾向を示していた。福岡県においては両群がほぼ同じ割合に検出されたが、熊本、鹿児島、沖縄においてそれぞれGI群のみが検出された。また、Subgenogroup IIb(GIIb)は九州において検出されなかった。1994年から2003年にわたる分離成績によれば、G1群のFCVはほぼ全ての年において分離されており、これに対してGIIa群は散発的に分離された。今回の成績から、九州においてGIIbが検出されなかったので株数をさらに増やし検討する必要がある。
Journal
-
- 環境と病気 : journal of environment and disease
-
環境と病気 : journal of environment and disease 18 (1‐2), 19-23, 2009-10
環境と病気学会
- Tweet
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1050001338710944256
-
- NII Article ID
- 50007309321
-
- NII Book ID
- AA11167637
-
- ISSN
- 13409476
-
- Text Lang
- ja
-
- Article Type
- journal article
-
- Data Source
-
- IRDB
- CiNii Articles