書誌事項
- タイトル別名
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- The examination before the pollen dispersion start of epinastine hydrochloride acid (Alesion tablet ) for the cedar hinoki pollinosis of the dispersion start post-administration effect and.
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抄録
今回我々は, スギ・ヒノキ花粉症患者35名について, 塩酸エピナスチンの花粉飛散開始前および開始後投与による有効性と安全性を検討した。くしゃみ発作は花粉飛散1~2, 7~8週目で飛散開始前投与群において開始後投与群に比べ有意に低値を示した。鼻汁, 鼻閉, 重症度, 日常生活の支障度, medication scoreおよびsymptom-medication scoreは両群間で有意差は認められなかったが, くしゃみ発作, 鼻汁, 重症度は飛散開始後投与群においては投与開始時をピークとして, 以後は悪化することなく飛散開始前投与群と同様に速やかに軽減した。また, 1例 (2.9%) に軽微な上腹部痛が出現した。以上より塩酸エピナスチンはスギ花粉症に対して, 花粉飛散開始後に投与を開始した場合でも速やかな効果が期待でき, 有用であることが示唆された。
収録刊行物
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- 耳鼻咽喉科展望
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耳鼻咽喉科展望 42 (6), 663-671, 1999
耳鼻咽喉科展望会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679925845120
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- NII論文ID
- 130003975105
- 80011456501
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- ISSN
- 18836429
- 03869687
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可