コンクリートに埋設された鋼材のマクロセルおよびミクロセル腐食に関する研究

  • 川東 龍夫
    社団法人 土木学会 近畿大学 理工学総合研究所
  • 小林 孝一
    社団法人 土木学会 中部大学 工学部土木工学科
  • 宮川 豊章
    社団法人 土木学会 京都大学 大学院工学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • A STUDY OF MACRO-CELL AND MICRO-CELL CORROSION OF STEEL IN CONCRETE
  • コンクリート ニ マイセツ サレタ コウザイ ノ マクロセル オヨビ ミクロセル フショク ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

コンクリート中の鋼材腐食を非破壊手法によって的確に把渥することは, コンクリート構造物を維持管理する上で重要な項目の一つである. しかし, 現在用いられている非破壊手法は, 手法の種類と条件, 測定値の評価方法などの点で方法論的な検討が行われている段階にあり, 手法と評価方法の確立が望まれている.<br>本研究は, 鋼材の腐食をマクロセル腐食, ミクロセル腐食に分けて評価することを目的に, 大きさの異なる鋼板を用いたモデル試験供試体の電気化学的な経時変化を非破壊的に測定し, 腐食に関する解析を行った.<br>これらの解析結果と腐食減量測定結果から, 鋼材腐食をマクロセル腐食とミクロセル腐食によって区別することができ, それらを用いた鋼材の腐食量推定が可能であることを示した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2003 (732), 1-15, 2003-05-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (5)*注記

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参考文献 (19)*注記

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