協力行動依頼コミュニケーションによる経路転換の実証分析

  • 大藤 武彦
    社団法人 土木学会 株式会社交通システム研究所
  • 西林 素彦
    社団法人 土木学会 阪神高速道路公団計画部調査課
  • 藤井 聡
    社団法人 土木学会 東京工業大学大学院理工学研究科土木工学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • EMPRICAL ANALYSES FOR ROUTE SWITCHING BEHAIOR INDUCED BY PERSUASIVE COMMUNICATION FOR COOPERATIVE BEHAVIOR
  • キョウリョク コウドウ イライ コミュニケーション ニ ヨル ケイロ テンカン ノ ジッショウ ブンセキ

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抄録

本研究は, ドライバーに協力的な経路選択行動を依頼するコミュニケーションによって, 経路選択行動の変容がなされることを実証的に分析することを目的としている. 実験のフィールドは阪神間地域であり, 阪神高速3号神戸線を利用するドライバーを対象として, いくつかのタイプのコミュニケーションを試み, 5号湾岸線への転換という行動意図及び実際の行動変容を検証・評価するとともに, その持続性についても検討を加える. 実験分析の結果, 協力行動の依頼コミュニケーションによって, 環境に配慮した経路選択をするという意識が活性化され, 5号湾岸線に転換するといる行動意図も活性化された. さらに, 実際の行動変容もなされたことが確認された.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2003 (737), 57-66, 2003-07-20

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (4)*注記

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参考文献 (16)*注記

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