若狭湾西部海域で採集された流れ藻の種組成
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抄録
若狭湾西部海域において2003年4月から翌年4月まで毎月1回流れ藻を採集した。流れ藻の主体はホンダワラ科海藻であり、残りはほとんどアマモであった。最も多く出現したホンダワラ科海藻は、3-7月がアカモク、8月がノコギリモク、9、10月がヤナギモク、11月がヨレモク、12-2月がヤツマタモクであった。流れ藻に多く出現したホンダワラ科海藻は、漸深帯で藻場を形成する種であった。流れ藻への出現時期や切断部位と成熟期を関連させ、ホンダワラ科海藻の各種が流れ藻となる様式を3つのグループに分けて検討した。
収録刊行物
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- 京都府立海洋センター研究報告
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京都府立海洋センター研究報告 (27), 13-18, 2005-03
京都府立海洋センター