混合王政と租税国家 : 近代イギリス財政史研究

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混合王政と租税国家 : 近代イギリス財政史研究

酒井重喜著

弘文堂, 1997.3

タイトル読み

コンゴウ オウセイ ト ソゼイ コッカ : キンダイ イギリス ザイセイシ ケンキュウ

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注記

索引:p352-358

内容説明・目次

内容説明

中世的混合王政の抵抗と難死。「国王はその私財で統治しなければならない」。混合王政における国王の大権と諸身分の特権の互恵性はこの財政原則によって支えられていた。貨幣経済の発展と国王行政の増大は国王の自活を困難にし、戦費に限られていた議会税が文政費にまで拡大された。租税国家へのこの動きに混合王政の二元主義的伝統は執拗な抵抗を行った。財政の圧力と歴史の重量が相克するダイナミズムを解明する。

目次

  • 第1部 身分制議会の「助力」の限界(チューダー朝における課税根拠の拡大;徴発権とその示談;「大契約」とその失敗)
  • 第2部 身分制議会の「助言」の拡張(両院制議会絶対主義の展開)

「BOOKデータベース」 より

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