アメリカ財政法の研究

書誌事項

アメリカ財政法の研究

田中治著

信山社出版 , 大学図書 (発売), 1997.3

タイトル別名

Study on American public finance law

アメリカ財政法の研究

タイトル読み

アメリカ ザイセイ ホウ ノ ケンキュウ

注記

欧文タイトルは外箱による

付: 参考文献

内容説明・目次

内容説明

本書は、主として、アメリカにおける財政法の動向を概観し、分析することを目的とするものである。アメリカの財政法は、わが国の財政法研究にとり、有益な示唆を与えるものといってよい。第一に、アメリカにおいて、財政支出を行い、あるいはこれを行わないことの憲法適合性、適法性は、しばしば裁判所の判断するところとなっている。第二に、アメリカの財政法の特徴の一つとして、政府が果たすべき役割、または立法によって実現すべき政策、価値との関係において、財政支出の当否が論じられる傾向がある。第三に、アメリカの財政法においても、受益者負担論等を媒介に、税外負担が増大する傾向を示している。本書は、このような特徴をもつアメリカ財政法の動向を概観し、分析するものである。

目次

  • 第1編 歳出予算法の立法と執行(歳出予算法の法的性格;歳出予算法に対する州憲法上の制約—アラスカ州の例 ほか)
  • 第2編 歳出統制の法技術とその機能(予算均衡とグラム・ラドマン法—Bowsher判決の検討;特別課徴金の賦課目的と賦課方法 ほか)
  • 第3編 日本法への示唆(わが国の予算制度の検討;公金支出の適法性—接待費訴訟の検討 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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