岸辺にて
著者
書誌事項
岸辺にて
思潮社, 1996.8
- タイトル読み
-
キシベ ニテ
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内容説明・目次
内容説明
生死の岸辺をさまよい歩くなかで、著者はときに濃い闇に包まれ、死者の叫びを聞き、谷奥のさきに燃えさかる火の河を見た。それは1945年3月10日、一瞬のうちに人々を呑み込み消し去った炎であった。現と幻、生と死の境界に横たわる深淵の虚を見抜き、旧友たちの無告の魂を心に刻みつけてきた著者の、根源からほとばしり出るレクイエム。佳品『風の家』以後3年間、22の詩篇と長篇詩「東京大空襲」を収録。
目次
- 1(名もなき旅;ことしの若葉;水;半分 ほか)
- 2(この道;境界;石;さいごの住人 ほか)
- 3(東京大空襲)
「BOOKデータベース」 より