北原白秋の世界 : その世紀末的詩境の考察

書誌事項

北原白秋の世界 : その世紀末的詩境の考察

河村政敏著

至文堂, 1997.4

タイトル別名

北原白秋

タイトル読み

キタハラ ハクシュウ ノ セカイ : ソノ セイキマツテキ シキョウ ノ コウサツ

内容説明・目次

内容説明

日本の近代文学史を美しく彩った「パンの会」の詩人、白秋、杢太郎、光太郎らは、隅田川にセーヌをしのびながら、詩と酒と青春との饗宴を繰り展げ、酔えば白秋のこの詩を当時流行の「ラッパ節」の節に合わせて歌ったものだという。享楽の底にしのび入るようなこの世紀末的哀傷こそ、彼等詩人がこよなく愛した情趣であった。本書は、そうした白秋詩の成立と展開を追いながら、その魅力の核心に迫ったものである。

目次

  • 第1章 単独者の道
  • 第2章 『邪宗門』の耽美派宣言
  • 第3章 『明星』から『スバル』へ
  • 第4章 象徴詩法をめぐって
  • 第5章 『思ひ出』考
  • 第6章 『桐の花』の新風—その成立をめぐっての詩法的考察
  • 第7章 不可思議国への憧憬—南蛮趣味・都会趣味・江戸趣味の世界
  • 第8章 「パンの会」の世紀末考
  • 第9章 『哀傷篇』の転機をめぐって—文学と現実との間

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BA30424542
  • ISBN
    • 4784301844
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    356p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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